春合宿。

地上の鯨

今日からは三泊四日で天文部の春合宿。
冬合宿は駒場からバスだったんですが今回は電車で行くということで、13時前ぐらいに高尾駅に集合。本来なら調布に住んでいる自分は勝ち組なわけですが、帰省のためにせっかく18きっぷを買ってあるので、交通費を浮かしつつ18きっぷの元を取るためにわざわざ新宿まで出てから中央特快で高尾まで行くという回り道をしてみる。


高尾駅そば
小腹が空いたのでここらで昼食。高尾は駅の立ち食いそばでもとろろと山菜が入ったいわゆる高尾山のそばがあったのでせっかくだからとそれを食す。ほっこり。
さて全員集まったところで出発。今回の目的地である小淵沢Suicaエリア外で、それを知らずにICカードで乗った人が高尾駅でややこしいことになってたりとまぁいろいろあったけど無事に甲府行きの115系長野色6連に乗車し、あとは天文部仲間同士でダベったりしつつ鈍行列車の旅。大学に入って以来、合宿とかいうものは基本的にバスばかりだったのでこうして大人数で列車に乗ること自体が久しぶり。鉄研旅行を思い出すなぁこの感じ…。


そして甲府小淵沢行きに乗り換えてあとは30〜40分ほどで小淵沢に到着。せいぜい2時間半ぐらいの鈍行の旅なら全然長く感じなくなってしまったのは旅行経験の産物。
小淵沢から宿のバスが迎えにきてくれたのでそれに20分ほど乗り、今回の宿泊地である『白州・尾白の森名水公園べるが』に到着。かなりの広さがある自然公園でなかなかいい森の雰囲気。


宿泊地にて
自分が泊まった『ふくろうの家』もリビングが吹き抜けになっていて、広い2段ベッドがあったり綺麗なキッチンがあったりして設備も冬合宿とは雲泥の差。やばいこれはテンション上がるww


ウッドデッキ
さらにはウッドデッキな感じのベランダまで。実にゆとりです。


さて、初日は全員分のお弁当を買ってきていたのでそれを夕食にして、夜になったらさっそく観測に出発。
観測地はここから歩いて20分ほどのところにある畑なんですが、趣味で天文をやっている人もいるというべるがの中の人が地主さんにも話をつけて観測地として提供してくれたようで実に至れり尽くせり。離れた市街からの光害こそ若干あるとはいえ、とにかく空が広くて観測地としては十分。今日はそんなに寒くもなかったので元気に三脚を立てて天体写真を撮ってみる。


ぎょしゃ座と昴
五角形が印象的なぎょしゃ座。その下にある星の集まりがおうし座の中にあるプレアデス星団で、『昴(すばる)』という和名を聞いたらピンと来る人も多いんじゃないかなぁ…。


地上の鯨
全部は写ってないけどくじら座を周りの風景と絡めて。くじらとは言っても我々がイメージするあのクジラとは似ても似つかないお化けクジラで、こんなのだったら某シーシェ○ードも多分保護しろなんて言わないでしょうな。


結局この日はこんな具合で一応観測はできたんですが、このあと一気に曇ってきて星がほとんど見えなくなってしまったので早めにみんなで退散。まぁ初日に頑張りすぎても後々しんどいしこれはこれで良かったかな。このあとは部屋のストーブであったまりながらまったりと過ごしました。らいむ氏(仮称)曰く、これでは酒が無い以外は伊豆ゼミと大差ない。w
もはや山に休暇を満喫しにきたみたいな感じになっちゃってるけど…これはこれで良いんじゃないでしょうか。うん。