文化祭1日目

中庭にて

さて、はじめに文化祭の写真について軽く説明なんですが、やっぱり載せて欲しいという要望があるので載せることになるわけですが、いかんせん肖像権やらなんやらがいろいろと絡んできてややこしいわけで。かといって全てをぼかして載せるわけにもいかないので、自分なりの基準というのを決めてみました。
とりあえず、写真に人の顔が写り込んでいる場合、それが公人とか有名人とかそういうのではなく単なる一人の一般人であれば、基本的にぼかす。
ただし、今回の文化祭の場合などは、中庭ステージに立っている人などは目立ったり他人に見られたり、写真やビデオを撮られても構わないから出ているわけで、好意的に紹介している限りはそのまま公開しても問題ないだろうということで、敢えてぼかしたりモザイクを入れたりせず、そのまま載せることにしました。ただ、どうしても載せられたくないという場合は、その旨お伝えいただければ対処いたしますので。以上のことをまず初めに書いたうえで、文化祭1日目の日記。


とうとう文化祭当日になってしまいました。
7時半に集合となっていたので朝6時前に起床。
身支度を済ませ出発。学校には7:20過ぎに到着。
バルーンアート1日目
入り口のところにあったバルーンアート。中3の時にとてつもない苦労をして作ったのが懐かしいです。
鉄研にて(その1)
鉄研でも続々と準備中。模型がヤードにたくさん並べられています。
化研にて
ここは毎年面白い化学実験をやっていたり、スライムを作らせてくれたりして大人気の化学研究部。今年もいい感じになってます。
文化委員の打ち合わせをしたりして、気がつけば8:30。ここで点呼があるのでグラウンドへ。
懐かしのMac
高2の文化委員のアジト(!?)には、なぜか昔懐かしいビンテージなMacが置かれていました。幼稚園時代の頃、いやそれのもっと前から、親の大学の研究室にあったこんなMacで遊んでいたのでなんというか思い入れがあるマシンです。
そして諸注意などがあった後、いよいよ各サークルが準備にとりかかります。
とりあえず鉄研などを少し手伝ったりしつつ、9時にとうとう文化祭開会。
Nゲージの大レイアウトのある第一展示室はまだ時間がかかりそうだったものの、小レイアウトやクイズ、そしてプラレールのある第二展示室は先にオープン。
小レイアウトも片方は完成して展示できる状態に。
鉄研小レイアウト1(その1)
そしてid:sachikazerick氏の私物がほぼ全てを占めている今回限り?の企画であるプラレールも運転開始。
…これはすごい。うずたかく積み上げられたタワーに、畳数畳分に敷き詰められたプラレールのレイアウト。おもちゃ屋さんの展示に使われていてもおかしくないレベルです。おまけに走行音やミュージックホーン到着メロディーまで流れたりするのでなかなか目立ちます。しかしこれって見てるだけでも楽しい。プラレールってのはやはりあくまで子供のおもちゃなのでNゲージに比べるとずいぶんとチープなものではありますが、あの青いレールと黄色い橋脚にはものすごい魅力が隠されていることが判明。いや〜恐れ入りました。
しばらくしたらクラ研の出番が近づいてきたので一旦クラ研控え室へ行き着替え。予想以上にプログラムの進行が早く、10時半頃だろうと思っていた自分の出番が10時にやってきました。
今まで、自分はピアノでしか出たことがなかったんですが今回は初のヴォーカル。上手く歌えるか若干心配ではあります。というか歌詞忘れそう。
そんなことを考えている暇もなく出番がやって来る。ステージに上がって2曲歌う。『千の風になって』はなかなか綺麗に歌えました。『Time to say good-bye』も最後は若干発生が怪しくなったものの、特にこれといった大きなミスはなく歌いこなせたのでまぁ満足でしょうか。アゴ氏(仮称)曰く、歌声が音楽室の外でも聴こえていたとか。ピアノの音でさえ聴こえないのに、そんなに声量凄かったんでしょうか。。
しかしまぁ、今回は1日目だけだったんですが、例年なら1日目のこの時間帯はクラ研部員の父兄などで席が8割埋まっているぐらいといったところなんですが、今年は平日にも関わらず既に立ち見が出ている状態。なんでこんなに多いんでしょうかね。しかも、自分が歌い終わった後に大量の人がぞろぞろと出て行きました。これは自分の歌の前評判でわざわざ聴きに来てくれていたのか、はたまた自分の歌を聴いて『…もういいや』と思ったのか、どっちなんでしょうね。前者であることを願いますが。
その後は楽屋で差し入れのおにぎりやらドーナツやらを少し食べ、また着替える。次は文化委員の企画でおそらく真っ黒になると思うので一応汚れてもいい服装。さすがに今日おろしたての新しいTシャツを汚すのはアレですからね。というわけで去年のスニーカー*1の時に作ったピカチュウを着る。
で、そのまま中庭へ。ちょうど前の企画が終わる頃だったのでそのまま出演。
芸術で『灘校誰でもゴッホ』という企画名で、お題に沿った絵を書いていって観客がそのうちの一人を落としていくというものなんですが、最初のお題は『ボーちゃん』。クレヨンしんちゃんのアレですね。
自分はまぁ一応雰囲気程度のものは書けたんですが、ここで優勝候補のヨシズミ氏(仮称)がボーちゃんを知らなかったためにいきなり脱落。これは予想外の展開。
そして、今回の罰ゲームはなかなかヤバいです。顔に黒ペンキ。これはひどい
次のお題は松井秀喜。これはまぁ雰囲気でなんとでもなりました。さらに自分にとっての『幸せ』を絵で表すというお題もクリアし、いよいよ残ったのは自分とA氏(仮称)のみ。
最後のお題は『シーマン』だったんですが、流石にここは絵心のあるA氏は上手い。自分も変にリアルに描いたんですが及ぶはずもなく。罰ゲーム!!
しかも最後だけなぜか黒ペンキに加えてシェービングパイのおまけ付き。
そしていざ洗面器に顔を…しかしここで思わぬハプニング。洗面器が小さすぎて入らない!!ここで大笑い。
シェービングパイは予定通りぶつけられましたが…なんつーかオイシイですねこのポジション。というか最後のあのハプニングのおかげで正直オイシ過ぎます。結果オーライってやつでしょうか。
で、難なくこの企画は終わったんですがさすがに10分ほど後に控えているアカペラをこのままラッツ&スターみたいな黒塗りの顔で歌うわけにもいかないので、急いで洗いに行く。ヨシズミ氏(仮称)などはペンキが少し目に入ったうえになかなかとれないとか言って激怒してましたが(確かにちとこの罰ゲームはやりすぎだったような)、自分は最後でまだ乾いていなかったうえにその上からシェービングクリームでコーティングされていたので思ったよりもすぐにだいたい落ちる。しかしまだ完全に落ちてはいなかったんですが、時間がないのでとりあえずクラ研の楽屋に走って行き、まともなTシャツに着替えてすぐ中庭に戻る。なんとか間に合った〜。
そしてアカペラ。なんというか打ち合わせとかする暇もなくステージに上がったんですが、例によって緊張とかも何もなく、予定通り『ひとり』を歌う。しかしここでまたハプニング発生。昨日のリハとマイクが違うので、ワイヤレスマイクが音を拾いすぎてとにかく音割れがひどい。
こういう機材を扱っているかまちゃん(仮称)が悲愴な顔でミキサーをいじっていましたが残念ながら直らず終了。
で、メンバー紹介。『代表取締役』ネタが結構ウケたので良かったかな。あとマイケル氏(仮称)のミッキー。
そして2曲目『星屑の街』。音はきれいにはまっていたものの、突然台氏(仮称)のマイクがほとんど入らなくなったり音割れを起こしたりでまた大変。ようやくそれが直ってまともなバランスに調整されたのは2曲目の終わりのサビ。ん〜今日は演奏自体は大成功だったのに放送が大失敗でしたな。。ミキシング、ホントに頼みます。
ですが概ね好調だったようで、中庭にいたらあちこちからクラ研とかアカペラの歌が良かった〜という感想をもらえたのでまぁ良しとしましょう。明日のほうがはるかに人は多いですし、ね。
そしてここで、昨日の夜にいきなり呼んだはまけん氏(仮称)に会う。彼も鉄研のクオリティにはビックリしてました。もちろんアカペラも聴いていてくれてたようなんですが、彼もなんかアカペラメンバーを探しているようで、なんでも今年の夏にあのハモネプ企画が5年ぶりに復活するんだとか。へぇ〜。
いろいろ喋りつつ残りの高3の踊りを見る。そして顔をもう一度きれいに洗いに行く。
ODORIBA1日目(その1)
ODORIBA1日目(その2)
で、セアリス氏(仮称)と会ったんですがここでフランクフルトを奢ってもらう。なんか奢ってもらってばっかりで申し訳ないです。ところで、困ったことにここの文化祭で変態が出没したとかなんとかで、セアリス氏(仮称)も危うくタシーロされかけたとか。しかも犯人は男。アーッ!!…しかしこれは問題ですね。男の身だからといっても安心できないもんですね。
しばらくした後は鉄研に戻ってアナウンスとか操作の手伝い。鉄研も今日は比較的まったりしてました。しかし思った以上にプラレールが人気で、大レイアウトと人気を二分してる感じでした。
id:sunbu氏からアイスの差し入れがあったので、余ったこともあって2個いただく。てか、そこそこいろいろと食べてるんですが自費で払ったのはジュース一本だけという事実。
で、14:20からバンドのライブがあるので14時頃に大講堂へ。まだ前のバンドがライブやってました。
大講堂ライブ
そしてだいたい予定通りに出番が来る。
銀杏BOYZBusted、チェリー、(By the way、Jet、ルパン、)ミスチルの順だったんですが、今回は何かとMCが冴えてました。というか、案外普通のテンションを保っていたのが勝因かも?
バラエティにいろいろ出ていたM氏やY氏も見に来てくれていましたが、去年よりもバンド自体の演奏の腕がかなり上がっているのこと。おぉ〜。
で、3時にライブも終了し、だいたい文化祭1日目も終わり。その後は鉄研で手伝い。
鉄研大レイアウト(その1)
今年は部の車両として白ヘビ…もとい小田急VSEが1編成導入。電気系統が車両を超えて繋がっているので、保線状態の悪い路線でもスイスイ走ってくれる頼もしいヤツです。
鉄研大レイアウト(その2)
皆さんが持ち寄ったご自慢の模型がズラリ。
鉄研大レイアウト(その3)
大レイアウトにも、片隅にはちょこっとだけちょっとしたストラクチャーが置いてあるんですが、こうして接写してみると本当にこんな世界に紛れ込んだかのような気分になれます。
団扇アート
これは鉄研とは関係ありませんが、中庭の後ろには団扇で今回の文化祭のテーマの『尊(こころ)』の文字を描いたアートが。しかも、この団扇アートの団扇、去年の文化祭でたくさん製造して売ろうとしたものの大量に売れ残って大赤字を出した売れ残りの団扇の一部を再利用。うちの中庭企画の客が判定する札もそうだったんですが、なんというかリサイクルの精神ですね。
ところで鉄研といえば今回新しく出来た目玉企画のひとつが、これ。プラレール
鉄研プラレール(その1)
これはほとんど全てがid:sachikazerick氏の私物。いや〜すごいものです。
そして走っている車両も普通じゃない。いろんな車両を改造して作ったオリジナル車両だっています。
プラレール(近鉄)
この近鉄の車両、もともとは阪急の8000系だったものを塗り替えたもの。なるほど、そういえば近鉄もマルーンレッドでしたね。
プラレール(113系湘南色)
こちらは113系湘南色165系の顔と、205系の車体をくっつけてユニット窓にしてカボチャに塗り替えたもの。しかし、これほど有名な車両がプラレールで出てないというのが逆に不思議。
プラレール(221系)
これは221系。単純なもので、223系を白く塗り替えたもの。おかげでカクテルビームになってたりやたら角張ってたりしますが、遠目で見るとそれらしく見えてきます。
プラレール(キハ58系)
キハ58系国鉄色。これはキハ40系の顔と、165系の車体をくっつけたもの。窓は一段上昇窓っぽく改造されててなかなか雰囲気出てます。
他にも201系やら、明日作られる予定の321系やら自作車両のオンパレードでなかなか凄いです。
鉄研小レイアウト1(その2)
小レイアウトとキハ85系。なんというか、高山本線にもこんな雰囲気のところありそうですね。感じ出てます。

少し手伝いをしたあとは、旧校舎のあっちこっちを回っていろんな部におじゃまして部誌をもらってきたり。なんというか、1日目が終わった後のこの祭りの途中なのに一旦ブレイクという感じの空気、好きです。
生研にて(その1)
まずは生物研究部。ここは毎年カエルの解剖の実演やらいろいろと凄いことをやってます。しかし残念ながら未だにそれを見に行く勇気がない自分(´・ω・`)
生研にて(その2)
展示室では、なんか生き物の入った水槽が展示されてました。その部屋では前評議長のでむちゃん氏(仮称)にも遭遇。
生研にて(その2)
顕微鏡による観察。顕微鏡といえば、中1の時に教わった唯一神建武天皇師(仮称)のことがふと頭をよぎります。DNAダンス。
続いて地学研究部。ここも毎年いろいろ興味深いです。
地研にて(その1)
六甲山の立体マップ。立体っぽく描かれてる地図なら星の数ほどありますが、地図そのものが立体になってるというのはなかなか珍しいですね。
地研にて(その2)
地学教師N(仮称)のトレードマークのひとつ、金属探知機。しかしこれって地味に何に使うかが未だによく分かっていなかったりします。埋蔵金でも探すんでしょうかね。ちなみに今年は砂金掘り体験も出来るようになっていたようです。
地研にて(その3)
なんといってもすごいのは自作プラネタリウム。去年か一昨年に一度見てみましたが、なかなかよく出来てます。こういうのってロマンを感じますよね。
バラエティ入り口
そしてここはバラエティ企画の入り口。ここではイイ男No.1を決めるMr.灘やら、漫才コンテストやらゲイバーやらとにかくいろいろと面白い企画が行われています。中庭に比べるとやはり目立ちにくい場所にはあるものの結構面白いです。そういえば自分が中1の時に、ここで当時の生徒会長が『ジャパネットたけなか』と称してネタを披露していて、最後に『筋肉ムキムキに見せるペン』とかいって上半身脱いで自分の身体に筋肉の模様を描いてたのが面白かったなぁ。あれから気がつけば4年も経ってしまったんですか〜。
ところで、あんまり1日目があっという間に終わってしまったのでなんとなく人生あっという間で寂しいような気持ちもしていたんですが、書道の展示のところにいた書道教師のはじめちゃん師(仮称)曰く、人生を短く感じられるというのはそれだけ人生を楽しんでいるから。…もしかすると、そうなのかもしれませんね。
ちなみにその書道の展示も、本当の意味でクオリティの高い作品だらけで感動しました。てか、そこだけなんか空気が違う。
書道展示室にて(その1)
書道展示室にて(その2)
金銀の文字で書かれた写経やら、ありがた〜い雰囲気の漂う掛け軸やら、立派な美術品のお皿やら、いや〜これは凄いですね〜。


その後はもう一度鉄研に戻る。
Nゲージ(キハ40系ハバタンラッピング)
中1の御曹司氏(仮称)所有の姫新線キハ40系ハバタンラッピング車。ネットオークションで落札したものらしいんですが、〆て1両2万円。いや〜これは凄いシロモノですね。
時間になったので学校を出て帰路へ。帰り道では、明日用のバルーンアートが出来ていました。そうそう、自分たちの時も安い風船で1日目が終わった後に全部交換しないといけなかったのでいろいろ大変だったなぁ…。
バルーンアート2日目
そして鉄研メンバーで一緒に帰ってきて一日終了。いや〜始まってしまえばあっという間でした。しかも今回は、過去最多の4つのステージに出演するという状態で、まさしく分単位のスケジュール。id:abu207氏曰く『どこの芸能人や』とのことですが、そういう気分って確かに一度味わってみたかったんですよね〜。そして確かにかなりハードでした。でもまぁ楽しかったからいいんだけどね。


さて、とうとう明日は泣いても笑っても文化祭最終日。何なんでしょうかね〜。今日はあくまで半分内輪で発表し合うような『予行』的な日で、明日こそが本番中の本番なのにも関わらず、おそらく今日と同じようにあっという間のうちに終わってしまう明日。それが終わってしまえば、文化祭は全て終わりです。そして、我々に残された文化祭は、あと一度だけ。


明日も、今日よりももっと楽しんで、そして輝いてきます。

*1:夏休みのバンドの大会