横浜散策

みなとみらいの夜景

集住も一旦終わって(結局延長戦が発生したけど)久々のオフ!!ということで今日は天文部おしゃれパート(仮称)のメンバーで横浜みなとみらい21地区周辺をお散歩してきました。梅雨とは思えないいい天気に恵まれたのは実にラッキー。
ちなみに集合が桜木町に14時だったのでその前にどうせ高いJRの運賃を払うならと新宿から八王子経由で横浜線乗りつぶしをしてきたわけですがまぁ関東平野の縁を走る路線ということもあって一部区間以外は似たような風景ばかりで特に特筆すべき点は無し。快速区間205系の爆走はそれなりに楽しかったけど。



横浜ランドマークタワー
というわけで桜木町駅に降り立ち、まず最初に向かったのは296mという日本一の高さを誇る横浜ランドマークタワー



まずは日本一の速さ(当時は世界最速のギネス記録)というエレベーターに乗って展望台へ。これが静かなうえにめちゃくちゃ速くて驚いた。とても20年近く前のそれとは思えない性能と快適性。


ランドマークタワーの眺望(その1)
しかしまぁなるほどこれはさすがの眺め。360℃の眺望が楽しめてこの高さなら展望台への入場料1000円というのもこうして行く分には悪くないなと思わされます。


ランドマークタワーの眺望(その2)
有名な赤レンガ倉庫・大さん橋山下公園方面を望む。右下に見えるのがかつての横浜臨港線の廃線跡を整備して作られた汽車道。これは萌えますな。


ランドマークタワーの眺望(その3)
まぁ…やりますよね笑


横浜美術館
続いては近くにある横浜美術館へ。今日が奈良美智展『君や 僕に ちょっと似ている』の初日ということでそこそこの人出でにぎわっていました。


『眠れない夜』
奈良美智は世界的に知られるポップアート作家でこういうテイストの作品が特徴的。この『眠れない夜』という絵は特別展ではないほう(なぜかこっちは写真撮影可)に展示されていた一昔前の作品なんですが、特別展では彼の比較的最近の作品がたくさん展示されていてなかなかに見応えがありました。ブロンズ像はちょっと不気味だったけど。


横浜美術館にて
そういえば美術館で作品には目もくれずに天井ばかり見上げている人がいたら建築系の学生だ、みたいな話を某建築学科の先生がしてたような気がするけど確かについ見てしまうような気はしなくもない。


で、参加者のうちの女子2人がそろそろ次の用事のために帰らないといけなくなったということでここからは男子メンバー4人でお送りします。てかどう考えてもここから先男4人で行くような場所ではない…w


赤レンガ倉庫
というわけでまずやってきたのはかの有名な赤レンガ倉庫。倉庫とはいっても大幅な修繕と改装が施されたうえで中は商業施設として使われてるわけですが、ヨーロッパの諸都市のような建物の外装を生かしつつ内部を時代に合わせて有効活用するというのはなかなか良い手法だなぁと。


横浜税関
ヨーロッパ風、というよりは東欧とか若干東のほうの文化圏の香りを感じさせる横浜税関の建物。これは神戸にも共通して言えることですが、昔ながらの港町にはこういう洋風の歴史的建築が立ち並ぶのが素敵です。


象の鼻パーク
この周辺の中でも比較的最近オープンした部類に入る象の鼻パーク。埠頭の形が象の鼻のようになっているのが特徴。


大さん橋にて(その1)
続いてやってきたのは大さん橋。実際に船も発着するこの桟橋は観光地としての役割も大きく担っていて、実際来てみるとかなり意匠を凝らした建築であるのが分かります。これは興味深い。
くじらのせなかとも呼ばれるこの桟橋の上部はウッドデッキと芝生の組み合わせなんですが、しかしかなりダイナミックな地形を表現してあるうえにウッドデッキの組み合わせででこぼこしてるのでなんともいえないポリゴン感があって面白い。なんというかマリオカート64…w


大さん橋にて(その2)
しかしまぁ大さん橋という名前にふさわしい大きさで、端から端まで歩くだけで結構な時間がかかります。そしてその居心地もまた最高に気持ちが良い。みなとみらい周辺が一望でき、しかも心地よい潮風が通り抜けていくというのはウォーターフロントの良さを最大限に発揮した感じ。


大さん橋にて(その3)
青い照明が印象的な近未来的な入り口も。今日はここで結婚式が行われるらしいということで結構人がたくさんいました。こんなとこで結婚式とかなかなかに素敵やなぁ。


そして大さん橋を出たあとは山下公園のベンチに腰掛けてアイスでも食べつつまったりと。海を見ながら夕風を浴びてこうしてぼーっとしているだけでも本当に気持ちの良いものです。いやーそれにしてもええとこやなぁ(´ω`)


夕暮れの氷川丸
再び歩き出した頃にはいい感じに日も沈んできて、夕暮れの海に浮かぶ氷川丸はなんかのアドベンチャーRPGゲームのトップ画像みたいな雰囲気に。


横浜中華街
そしてここまで来たらもう行く先はやはり中華街。神戸の中華街とは違って食べ歩きのテーマパーク的な要素はあまりなく、どちらかというと“中華料理店街”といった感じ。


牛バラ飯
Twitterでおかけん氏(仮称)に薦めてもらった海員閣という昔からありそうなレトロな雰囲気の店に入り4人でいろいろ注文したわけですが、ここの牛バラ飯がとにかく美味しかった。これのためだけに再訪してもいいレベル。


うずらのたたき
うずらのたたき』という謎メニューを注文してみると、予想に反してうずらのひき肉を使ったあんかけかた焼きそばのようなこれまた不思議な料理が出てきました。しかしうずらの卵はたまに食べるけどうずらそのものを食べるのはたぶん初めて。鶏肉よりも脂分が少なくてさっぱりした印象でした。


価格帯的にもそれほど高くなく、特にご飯ものや麺類はお得感があって店を出る頃には満腹。これはなかなか良い店を見つけた。


謎の看板
そして中華街に立っていた謎の看板。不法な客引きビラ配りはまぁいいとして栗の押し売りって何ぞ…!??


さて、一通り横浜の臨海部を堪能して満足したところでみなとみらい線に乗って渋谷まで直行してもよかったんですが、せっかく来たのにこのまま帰ってしまうのも若干名残惜しい気がしたので来た道を戻ってみることに。するとデートスポットとしても名高いみなとみらいが本気を出していたのでした…!


みなとみらいの夜景(その1)
みなとみらい地区の中心部の夜景が遠くに見え、そこまでの歩道も美しいライティングが実に印象的。


みなとみらいの夜景(その2)
ちょっとした小さな桟橋もご覧の通り。これはいいセンスしてるなぁ。


みなとみらいの夜景(その3)
昼間通った時にいったいこれは何なんだろうと思っていた謎のドミノは夜景にアクセントを加える青紫色に光るスクリーンに。


夜の赤レンガ倉庫
昼間のにぎわいとは違った夜の赤レンガ倉庫はライトアップされてなんともいい感じに。


みなとみらいの夜景(その4)
そして汽車道から見た観覧車方面の夜景もご覧の通り。さぁここでデートしろとでも言わんばかりに美しく整備されたみなとみらい。この一帯をしっかり見て回ったのは初めてだったけど地域全体が古いものを上手に生かしつつ総合的に作られていて、実際に歩いていて楽しかったし都市工学科的な視点から見てもここがウォーターフロントの再開発の相当優秀なモデルケースであることが分かっていろいろと勉強にもなりました。
ちなみにそのあとは桜木町駅まで戻ってきて、せっかくだからとそのままひたすら2kmほど横浜駅まで歩いたので実際には今日だけで結構な距離歩いた気がします。街歩きガチ勢。


そんなわけで今日は近かったのにほとんど足を運んだことの無かった横浜を満喫してきました。横浜をちゃんと回ったのはたぶん幼なじみの友達のところに遊びに行った時にいくつか行った小3の春以来実に14年ぶりだったりするんですが、東京のような鬱陶しいごみごみした印象もなくほどよい密度感で、今までは未知の存在だったこの街の良さをいろいろ知ることができました。というか本当にめっちゃいいとこでした。いやーこれはいつかデートで行きたいスポットですね。今のところそのあても予定もありませんがヽ(´ー`)ノ笑