集住課題の終焉

1/200模型

長い間更新が止まり続けてたこのブログですが、いったい何が原因だったかというとまぎれも無くあの集合住宅の設計課題つまり集住課題だったわけなのですが、現地見学からの地区分析に始まりさらには小規模設計課題、1/500の設計そして1/200設計と続いたこの課題もついに今日が最終発表。
他の人とは明らかにテイストの違うコンセプトをぶっこんだおかげでいろいろ議論を巻き起こしたり、14期ライブのパンフデザインの仕事との並行作業で死にかけたり、基本的に模型は全部自腹で材料買わないといけないのでそれだけで生活費が足りなくなるレベルまでお金が飛んでいったり、七夕の翌日来たら模型が突然のサラチと化しているという超絶ドッキリが仕掛けられたり、もともと鉄研内での超絶内輪ネタだったサラチが学科内にやたら浸透していたり、模型作りには熟達しているはずの鉄研メンバーを大勢助っ人に連れてきてみんなでひたすら膨大な数の窓を切り取る作業をしたり、三十数人しかいない学科の実に30人もの人が泊まり込む傍らあの蒸し暑さはどうにもならないと毎日気合いで帰宅したり、本当にいろんなことがありました。そして7日連続終電帰り(うち一日は合スト打ち上げ)→珍しく日付変わる前に帰れた水曜日を一日はさんでからの8日連続終電帰りという並みのブラック企業なら尻尾を巻くレベルの鬼のような生活もついに終止符が打たれることになるのです。


というわけで完成した模型の写真でもアップしておきます。千住大橋駅南側の工場跡地を再開発するという課題で、住戸メインの容積率100%駐車場付きその他諸々の条件で作った敷地の一部の1/200模型。


1/200集住模型(その1)
駅から芝生広場を通った先にある大きなハコモノ文化施設(これがいろいろな議論の渦を巻き起こすわけですが…w)のアトリウム空間から隅田川方面に広がる住戸エリアへと続くペデストリアンデッキ


1/200集住模型(その2)
住戸エリアの中央にある広場とその周辺部。文化施設から川への軸線はオープン感を全面に押し出しているのに対して、マンションの谷間にある空間は緑で覆って心地よさとクローズド感を演出。


1/200集住模型(その3)
こういう空間というのは歩いていてなかなか気分の良いもんです。


1/200集住模型(その3)
そしてこのの建物は芸術家向けのアトリエ付き住戸や防音室付き住戸が入ったちょっと面白い構造をしていたり。おかげさまで1棟仕上げるのにそれだけで1週間近くを費やすことになったわけですが。


1/200集住模型(その4)
そして川に面したほうのマンションは吹き抜けリビングのメゾネットタイプ。昔住んでいた家が吹き抜け付きだったこともあってこういう吹き抜けには個人的には結構思い入れがあったり。


1/200集住模型(その5)
逆に中央の噴水広場から文化施設方面を見たところ。


1/200集住模型(その6)
そして文化施設&芝生広場と住戸エリアの間を貫く道路。スーパー堤防の高さと地平高の高低差を利用して歩車分離を図ろうという作戦。


そんなわけで苦労した模型もようやく出来上がり、今日は昼から最終ジュリー(=先生たちの前で発表)があったわけで、これでめでたく戦いの日々が終焉を迎える。やったかッ…!!








_人人人 人人人_
> 突然の延長戦 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄


なんと幸か不幸かまさかの優秀作品に選ばれてしまったので火曜日の外部講評会でもう一度発表しないといけない羽目になってしまいました。喜んでいいのやら悲しんでいいのやら…w