いざ那須へ

薄明の夏の大三角

昨日の実地審査の結果のメールが朝一番に流れてきたんですが、




なななんと3バンド全て出演決定キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!




そんなわけでついに新人ライブ以来初のサークルライブが決まりました!
しかも3バンド中1バンドとかではなくCollins、coiffeur、TSKのいずれも無事に実地審査を通過できたというのは実に嬉しい限りです。いやーようやく長い冬の時代が終わりました。




さて、これからが今日のメイン。
実は天文部の春合宿が昨日から始まっていて、22では自分一人だけ老害(笑)として参加することになったので今日から途中参加で合流することになっているわけでして。


そんなわけで、天文部だけでなくTSKも一緒にやっている23のひよこ豆氏(仮称)と渋谷で待ち合わせてそこから18きっぷを使って黒磯を目指します。それにしても遠い渋谷駅の埼京線ホーム。あれは渋谷駅じゃなくて南渋谷駅というのが正しい。
さて、湘南新宿ライン直通の快速宇都宮行きに乗って、新宿でいい感じに席が空いてボックスシートを占領したところでここで大きな罠が。


…まさかの前5両小金井止まり\(^o^)/


とはいえ気にせずに乗る。らぼちぇの話やら天文部の話やら全然関係無い他愛も無い話やらいろいろしながら呑気な二人旅を満喫していたら気がつけばもう小山。高崎線とは違ってこっちは快速が快速らしい走りをしてくれるのがなんともよろしいです。というわけで次の小金井で付属編成は切り落とされるので基本編成のほうに移動して今度こそ宇都宮へ。


さて、みんなより1日遅れでしかもわざわざ在来線で行くからには18きっぷならではの楽しみ方をしない手はありません。ってことで宇都宮で途中下車して向かった先は


宇都宮みんみん
そう、宇都宮といえばやはり餃子!
この宇都宮みんみんというお店は宇都宮でも特に有名な餃子屋さんのひとつ。


焼餃子・水餃子・揚餃子
メニューはシンプルに餃子だけ。とはいえさすがにライスはあるけど。
せっかくいろんな餃子があるということで、2人で焼餃子・水餃子・揚餃子を1つずつ注文して分けることに。ジューシーなんだけどしつこくなくてどれも美味しい。しかもどれもなかなかに安くてそれがまたよろしい。なるほど地元民に愛される理由が分かります。


食べ終わった後は頼まれていた持ち帰り用の餃子も購入して、こちらははるばる茨城のほうから水戸線に乗ってやってきたこあくま氏(仮称)と合流。


スタミナ健太
駅前にあったご当地キャラクターの石像。スタミナ健太とかいう名前の餃子。古今東西いろんなゆるキャラがいるけど餃子のマスコットキャラクターってのは初めて見た。


さて、本当はもう一軒ぐらいハシゴしても良いぐらいだったんですがあいにく時間も迫ってきたのでもう一軒のほうは持ち帰り用のほうを購入して駅に戻る。黒磯行きは211系5両編成だったけど残念ながらオールロングの3000番台でした。


そして電車に揺られること1時間弱。那須塩原駅では東京から新幹線でやってきた23女子数人も合流してきていよいよ紅一点ならぬ黒一点(?)状態になりつつ黒磯名物の駅構内のデッドセクションを過ぎるとようやく黒磯駅に到着です。降りるとそこにはあの看板が…!!!!



ヨークベニマル(その1)
ヨークベニマル!!
いつぞやの鉄研旅行では小牛田にあるヨークベニマルが後々鉄研内で祭りになったのを思い出します。しかも今回は迎えに来てくれた公用車は送迎と買い出しを兼ねているのでついにこのヨークベニマルへと初めて足を踏み入れることとなりました。わくわく。


ヨークベニマル(その2)
ちなみに中身は普通に田舎の比較的広めの郊外型スーパーといった感じで、食料品から服飾雑貨まで取り揃えているというわりと無難な結果に。しかしなかなか安いですよここ。
結局ここでは自分もレモン牛乳ならぬイチゴ牛乳を買ってみてついでにレシートもゲット。ちなみに酸味の一切無いレモン牛乳とは違いこっちはちゃんといちご果汁も入っているので普通に苺ミルクの味。素直に美味しい。


そして後輩ドライバーの運転する公用車に揺られること約20分ほどで合宿地に到着。皆さんに盛大にお出迎えいただきました。w


那須山温泉
さて着いたら荷物を置くなりすぐに温泉ツアー。近くにある那須山温泉とかいう温泉に行ったわけですが、新しい建物ながらちゃんとした木材で昔ながらの技法を使って作られているというだけあってなかなかに和の情緒漂ういい雰囲気の温泉でした。露天風呂も湯船自体のスペースに対して空間がやたら広々ととられていることもあって実に開放的。いやーこれはいい温泉。


その後は風呂上がりにアイスを買ったらおしぼりと間違われたりいろいろしつつも帰ってきてそのまま夕食からの部会そしていよいよ観測スタートです。


ふたご座とぎょしゃ座
まずは沈みゆく冬の星座たちから撮っていくのがやはりセオリー、というわけでふたご座とぎょしゃ座。自分が初めて合宿に来たのは1年少々前だったんですが年間を通じて何度か合宿に行ってると代表的な星座や星ぐらいはだいたい分かるようになるもんです。


しし座と火星
星座自体の知名度にわりにいまひとつ分かりづらいしし座には今日は火星がお邪魔しているので一発で場所が分かります。


春の大三角と土星と火星
春の大三角土星そして火星という明るい星のそろい踏み。とかいいつつ春の大三角自体は実はそこまで明るくなかったりするんだけど。


ふたご座
ふたご座。カストルポルックスさえ見つければあとはわりと簡単に結べる星座。


かんむり座とヘルクレス座
小さいけれども夜空の綺麗な場所ではよく分かるかんむり座とその左側にはヘルクレス座


昇りかけのさそり座(フィルタあり)
ちなみに春合宿〜新歓合宿の時期にかけてがいちばん見やすいという星座はこのさそり座。今日もさっそく昇ってきました。若干分かりにくいけど。


昇りかけのさそり座
フィルタ外して撮ってみる。南のほうはどうしても那須塩原市の市街があるので光害がけっこうよく目立ちます。


惑星レーザービーム
星を指し示す時に便利なグリーンレーザーを使ってちょっと遊んでみる。惑星からレーザービームが飛んでいるような感じに。しかしこの光ってどれくらいまで届いてるんだろう…?


うみへび座頭部
あまりに大きいので換算27mm程度のレンズでは到底入りきらないうみへび座の頭部(中央やや下)。


うみへび座頭部(フィルタなし)
フィルタを外すとこんな感じ。ただでさえ分かりにくいものが余計に分かりにくく。


北斗七星と北極星(フィルタなし)
さて定番の北斗七星&北極星。さすがにこれはフィルタ無しで撮っても一発で分かります。


北斗七星と北極星
さらにソフトフィルタをかぶせれば一目瞭然。


からす座とライト
からす座を見るとついついどこかにとめてやりたくなります。というわけでライトか何かの支柱の上にとまらせてみる。


木のシルエットとかんむり座
ヘ音記号のような形をしていて、かなり暗い星だけで構成されているもののこうして実際に見るとかなりよく目立つのがかんむり座。見上げた木のシルエットと絡めて。


からす座と木
からす座を今度は木の上にとめてみる。


春のダイヤモンドと土星
春の大三角(スピカ+アークトゥルス+デネボラ)にさらにコル・カロリを加えた四角形が春のダイヤモンド。そして今年の春の大三角には土星さんがお邪魔しております。


春のダイヤモンドと土星(フィルタなし)
しかしこうして写真に撮ってみると春の大三角って微妙に分かりづらいよなぁ。


かんむり座
さっきのかんむり座を若干ズームで。


かんむり座(フィルタあり)
フィルタをつけるとヘ音記号っぽい形がよく分かります。


かみのけ座銀河団
さて、春の大三角の近くに位置するかみのけ座という星座にあるかみのけ座銀河団。今回はこいつに頑張ってズームで寄ってみました。細かい星々(というか銀河)が狭い範囲にいかに密集しているかがよく分かる写真。


さそり座
夜中もすっかり遅くなって、ようやくさそり座もまともな高さに。


夏の大三角と天の川
いよいよ空は冬、春からだんだん夏へとシフトしてきます。デネブ・アルタイル・ベガの夏の大三角も登場。


夏の大三角と天の川(フィルタなし)
ソフトフィルタを外したほうが天の川は鮮明に分かる気がします。


さそり座(ほぼ全景)
そしてついにさそり座がそのほぼ全身の姿を現す。日本では上がってきたかと思ったらすぐ沈んでしまう星座なので地味に貴重。


北斗七星・カシオペアと北極星
画角的に北斗七星がギリギリ切れちゃうけど北極星を中心に北斗七星とカシオペアを両方空に見ることが出来ます。



薄明の夏の大三角
途中寒さに震えたりしつつも気がつけばもう薄明に。夏の大三角も天の川から少しずつ消えてゆきます。


日の出
残っていた10人ほどの部員でそのまま日の出を待つ。
向こうのほうの木々の間から赤々とした朝日が昇ってくるのを見るとなんともいえない感動がありますね。



そんなわけで途中参加の合宿『2日目』は終了。明日はお天気が悪そうだったのでちょっと頑張って明け方まで張っていたんですが、一晩中ほとんど雲一つかからないくらいの綺麗な星空に恵まれたのはラッキーでした。