338M(コ)企画
この冬休みは時間的には比較的余裕があってお金的には全く余裕が無かったということで行き帰りともに18きっぷを使って東西移動することになったわけですが、一人でひたすら東海道を下ってきた往路とはうってかわって復路は鉄研メンバー4人で仲良く帰ろうという話に。
そんなわけで実家を出発し、芦屋駅でちょっとしたお土産も買ったあと大阪駅へ行って2人と合流し、新快速に飛び乗った後は京都駅で幸風りっく氏(仮称)とも合流してこれで4人全員が揃う。
遠くに見える比良山をはじめとした湖西の山々が雪をかぶってなかなかいい感じ。
天気は良い感じに晴れていたんですが、近江八幡を過ぎたあたりからは車窓にところどころ雪が見え始め気がつけばあたりは真っ白になって、いつの間にか新快速は太陽に照らされ明るく輝く雪原の中を走っていました。223系には雪はわりとよく似合う。
そして米原で乗り換えた先はボックス+ドア付近ロングという国鉄近郊型スタイルを踏襲した313系3000番台。もともとこのあたりにはいなかった車両なんですが、中央西線やら関西本線やら飯田線やらとの車両の転属の関係で最近大垣区に飛ばされてきたようで。個人的にはこの車両狭苦しいからあまり好きではなかったりするんですが。。
雪をかぶった伊吹山は雲の中。写真撮ってたらたまたま新幹線が通ってくれました。それにしても滋賀県内から関ヶ原あたりにかけてはやっぱり豪雪地帯やなぁ…。
さて大垣では313系5000番台の新快速に乗り換え豊橋を目指します。なぜかこの鉄研メンバーではやたらしょうもないけど変なネタで盛り上がることがあって、今回はサイレントヒル(=静岡)みたいなノリで地名を無理矢理他言語に訳すのが楽しかった。チープキャッスル(=安城)とスリーマウンテンズアンドスリーバレーズ(=三河三谷?)あたりはわりとツボ。
そんなこんなでよう分からんけど楽しく話してるうちにもう豊橋に到着。早かった、というかいつもここまでは早いんですここまでは。
起きるのが遅くてお昼を食べてなかったので乗り換え時間を利用して立ち食いそば屋できしめんを。ここできしめんを食べるのは二回目だけど、かけきしめんなのにいろいろ具が乗っててお得感があります。
東海道本線といえば静岡県内の浜松〜熱海間が魔のロングシート各停地帯として18きっぱーから恐れられている(というか単に嫌われている)わけですが、そのひとつ西側の豊橋〜浜松間も約半数の列車は静岡車両区が運用を受け持ってるのでロングシート、というわけで今回乗った掛川行きは残念ながらロングシートの3連という…。結局座らずに先頭車でかぶりつきしてたんですが、この夕方の時間帯に浜名湖を見ると去年家族で三ヶ日あたりに一泊したのを思い出しますね。
で、浜松に到着したあとはすぐ隣に熱海行きが待ち構えてるんですがなんか乗り換え客も多くてアレだったので敢えて一本(というか二本)落として次の熱海行きの211系に乗車。なぜかこの時間帯の列車は浜松あたりでは比較的空いてるのに途中からどんどん混んできて静岡到着前はかなりの満員電車になるんですよね。。
そんなわけで静岡に到着し、お目当ての列車まではあと1時間ほどあるのでここらで途中下車して夕飯タイム!
静岡のグルメといえば最近密かに気になっていた静岡おでん。今回は駅前にある『こばやし』という老舗のおでん屋さんにお邪魔して美味しいおでんと三ヶ日みかんハイボールをいただいてきました。
かなり濃いめの色をしただしに浸かった串刺しおでん。でも味は見た目のわりにあっさりしていて、これにだし粉と青のりをまぶして食べるとこれが実に美味。もちろん静岡名物黒はんぺんも食べたんですがこれが本当に旨かった。静岡以外ではほとんど見たこと無いけどこれはぜひとも自分も取り入れたいなぁ…。
- ジャンル:おでん
- 住所: 静岡市葵区紺屋町5-1
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- (写真提供:いちょうさん)
そんなわけで美味しいおでんも食べて満足したところで、駅で静岡の地酒とちょっとしたおつまみや食べ物(鯵ごはんとかいうのが美味しそうだったからそれにしてみる)を仕入れてからいよいよホームへ。
さていよいよ今回のお目当ての列車とご対面。
静岡19:30発、338M普通東京行き。前にも一度乗ったことがあるんですが、あの乗り得列車として名高い旧ムーンライトながら送り込み運用の長距離普通列車。
ながら亡き今となっては何故残ってるのか不思議で仕方ないこの列車ですが今度の3月ダイヤ改正でとうとう廃止になるとの噂が濃厚なのでこれは今回乗るしかない、というわけで4人で車端部のテーブル付きのセミコンパートメントを陣取ってみる。前に乗った時よりも意外と混んでて先頭車しか空いて無くて焦ったんですがなんとか席が確保できてよかったよかった。
ここからは東京まで3時間強の普通列車の旅。お酒やおつまみとかも囲みつつ、長年おなじみのメンバーとこうして18きっぷで在来線移動するというのはいつぞやの鉄研旅行に戻ったかのような懐かしい気分にもさせつつそれとは少し違う趣も感じさせられます。
ちなみにこの373系のGTOインバータ音は中高時代に幾度となく乗った207系1000番台のそれと同じで、この音を聞きながら静岡から東京まで行くというのは未だになんとも不思議な感覚だったりもしたり。
そしてなぜか川崎からはこれまたおなじみ鉄研メンバーのいかたん氏(仮称)が茶道部の練習の後まさかの襲撃にやってくるという超展開もあったりして最後の最後まで楽しめました。いやーやっぱりこれですよ。久しぶりにこの感じ。半日の楽しい旅行でした。
こうして東京駅で373系を見ることももう無いのかなぁ…と思いつつ、日付が回った頃に調布の家に戻ってきました。さて明日からはまた一人暮らしがスタートです。