合宿からの小旅行

善光寺にて

合宿最終日!…といっても1時間弱仮眠をとったかどうかでほぼ完徹状態なので、どこまでが3日目でどこからが最終日なのかはよく分からないのだけれども、ぶっちゃけ今日はほとんど帰るだけ。


昨日の午後にお風呂に入ったけどもうなんだかんだでいろいろ汗とかもかいたので朝一番にもう一度ひとっ風呂浴びて、あとは荷物をまとめて帰る支度。


マイクロバス
行きがけに貸切の観光バスで来た人たちはもちろんそのバスで帰るわけですが、我々は帰りも長野駅までマイクロバスの孤独の旅路。とはいってももう高速バスには乗らなくていい分だけ若干気は楽かも。


おやき
天文部の合宿には朝食というものが存在しないためにたいてい最終日の朝というのはお腹が減るもんですが、合宿地のすぐ近くでおやきを作って売っているところがあったので出発前に2つほど買ってしまいました。いろんな種類があったけど、買ったやつは野沢菜と、そしてもちろん茄子。


観光バスと山々
出発前の観光バスと山々。


さて、マイクロバスは1時間ほど走って長野駅へ。もちろんそのまま高速バスに乗り換えて帰る人もいれば、高速バスに乗らされるならせめて時間を遅らせて善光寺参りぐらいしないと勿体ないと考えてた人も3人ほどいたので自分はそのグループに混ざって一緒に善光寺に行ってみることに。一度行ってみたいと思っていたのでこれはちょうど良い機会ですね。




善光寺大門
善光寺までは長野駅からバスで10分ほどの道のり。運賃も100円と良心的だし本数も結構頻繁に走ってて便利です。さすがは日本有数の門前町
というわけで善光寺大門までやってきました。日射しが照りつけて暑いけど湿度は低いので風は結構涼しい。


牛に引かれて善光寺参り
牛に引かれて善光寺参り、という言葉があるけど流石に今日日牛なんておりません。でも仲見世はいい感じで歩行者がたくさんいて賑わってます。


仲見世にて
山門前からさっき来た道を望む。途中のお土産屋さんで実家と祖母へのお土産&自分用に善光寺の七味を購入。


善光寺山門
立派な山門です。500円で上まで上がれるらしいけどわざわざそこまでして上まで行く気は起こらなかったので今回はスルー。


本堂を望む
山門の下から本堂を望む。お参りももちろんしたし当然おみくじも。200円のおみくじだけど中にちょっとしたお守り的なものが入っていてこれはなかなかありがたい。ちなみに中吉でした(^ω^)


乳牛像
もう少し時間があったので裏のほうまで回ってみると牛の像を発見。『牛に引かれて〜』だから牛なのは分かるけど何故にホルスタイン…!?
と思ったけど、寄贈の『森永乳業』の文字を見て納得。w


忠霊殿
忠霊殿。


枯れ木の美学
なんとも『枯れ木の美学』を感じる木です。


蝉時雨(アブラゼミ篇)
それこそ岩にしみ入るような蝉の声があちこちから聞こえてきてたんですがその出所のひとつがこれ。アブラゼミ


蝉時雨(ミンミンゼミ篇)
そしてこっちは関西の実家周辺ではまず声を聞かないミンミンゼミ。東日本には平地にもよくいるようで、実際東京ではミンミンゼミがメインですよね。


経蔵
経蔵とかいう建物。多分この角度からがいちばんそれらしく見える気がします。


お寺の工事中
こっちではお寺の工事中。屋根の改修か何かなんだろうけどこういうのってやっぱり伝統の技法を使ってやってたりするんでしょうかね。




さて、ちょうどいい感じにお昼の時間になったので4人で昼食。大門の近くにあった『元屋』というお蕎麦屋さんへ。やっぱり長野といえば信州そばだよね。


大もりそば@元屋
大もりそば850円。普通のもりそばが550円ということを考えると+300円って結構大きい気がしますが確かにこれは『大もりそば』なだけに結構なボリューム。ほどよくコシがあり、蕎麦の香りもよく、そばつゆもキリッとした味わいで美味しかったです。もちろん食べた後の蕎麦湯も美味しくいただきました。


そしてお土産を買う人はさらに買ったりしつつバスに乗って長野駅へ戻り、売店に寄った後コインロッカーから荷物を引っ張り出したところでここで東京へ戻るみんなとはお別れ。いやー楽しかった。



…さて、家に帰るまでが合宿ですよ。ただし今日の自分は実家生。


383系特急ワイドビューしなの@長野
特急ワイドビューしなの号、しかも1日1本だけある大阪行き。現在昼行特急としては日本最長の距離を走るこの列車に乗って大阪を目指します。それにしても383系の貫通型先頭車は数ある貫通型車両の中でも特に秀逸なデザインだと思うのです。


日本三大車窓・姨捨より善光寺平を見下ろす(その1)
長野を過ぎ、ほどなくして篠ノ井をすぎると日本三大車窓の一つに数えられる姨捨の風景が。


日本三大車窓・姨捨より善光寺平を見下ろす(その2)
この善光寺平を一望できる区間は確かに日本三大車窓の名にふさわしい素晴らしい景色でした。


松本まではわりとのんびりと走り、そこからはちょっとスピードを上げて振り子をぶんぶん言わせながら(※そんな音はしません念のため)中央西線の山の中の区間を快走していきます。普通列車だったらあれだけ時間がかかる区間もあっという間。


至福のひととき
そしてしなの号でもJR東海パッセンジャーズが車内販売を担当している…ということはやはりこれしかないでしょう。新幹線でもおなじみのスジャータのアイスクリーム。車窓を眺めながらこのアイスを食べるという至福のひととき。


名古屋を過ぎると一気に人が減り、ここからは東海道本線へ。途中清洲のあたりで先行列車の線路内安全確認のあおりを受けて止まったりしたので若干遅れたものの、大垣あたりからは再び気を取り直して順調に走り始めます。


垂井支線にて
垂井支線!これはテンション上がる!!


で、米原からはいよいよJR西日本区間へ。在来線の昼行特急でJRを3社またぐ列車も今となってはこの大阪しなのだけ。しかもこの新幹線全盛期に名古屋〜大阪というこれだけ長い区間東海道本線を突っ走る特急とはなんとも激アツです。
米原〜京都間は上りのしなの号がなんと38分で駆け抜けるというとてつもない爆走っぷりを発揮してくれるんですが、下りも遅いとはいえ途中までは回復運転モードでなかなか熱い走りを披露してくれました。一度乗ってみたかったんだよねこの列車。


大阪駅到着
そんなわけで合宿と帰省が一体となった4日間でしたが、長野から実に5時間半かけて無事大阪に到着し、そこから列車とバスを乗り継いで実家へ。


最終日は最終日で余韻どころかちょっとした旅行みたいになってた気がするけど、今までの合宿の中でも一番楽しかったんじゃないかと思えるぐらい本当に充実した4日間でした。