素晴らしく無駄で有意義な時間

アナログ終了のお知らせ@tvk

思えば地上アナログ放送は2011年の7月に終了します、というのを初めて聞いた気がするのはもうだいぶ昔の話。2011年ってまだまだ気の長い話だなぁなんて思っていたその頃は薄型テレビもまだそこまで普及してなかったしテレビといえばアナログがまだ当たり前の時代。
それから気がつけば右上に『アナログ』の文字が表示されるようになったり、画面の放送サイズが地デジサイズになったり。最初に地デジを見た時はえらい画質ええなぁこのテレビ、と思ったのも懐かしいですね。
そんな地上アナログ放送が終了する2011年7月というのがついにやってきて、どうせ予定通りの日時に終了なんて出来ないんじゃないかと思いきや意外と本気出して地デジ化を進めたら被災地の3県以外は本当に当初の予定通り終わることになったということに密かにビックリしてたりします。
さて、そんなアナログ放送最後の瞬間はこれはぜひ見届けなければ…と思って地上アナログのボタンを押したものの、J:COMのデジアナ変換のおかげでほとんどの番組は普通に地デジの番組をアナログに変換したものが映るようになってしまっていてまともに変換されずにアナログの元の放送のまま来ていたのはtvk放送大学だけ。
そんなわけで正午の放送終了の瞬間はtvkで迎えることになったんですが、高校野球中継の実況アナウンサーによる終了のお知らせのあとに切り替わる青画面とオルゴールのBGMがなんとも泣かせてくれますね…(´;ω;`)
NHKを含めてあちこちの局がアナログ放送終了を記念して特別番組や特別企画を組んでいて、それもなかなか見応えがありました。


さて、ところで昼からは鉄研メンバーの59〜61回生5人がうちの家に集結してなぜかみんなで桃鉄西日本編をやるという謎の企画が。情報メディア伝達論でデジタルゲームについて7000字のレポートを書かないといけなかったりするわけですがその前に久々にみんなでゲームで遊んでみるってのもなかなかアリですね。ゲームをやるために友達同士家に集まってワイワイやる小学生みたいなノリってなんか懐かしいわー(´ω`)
もともと暇そうな人々を誘ってやろうとしてた幸風りっく氏(仮称)の提案で始まった企画なわけですが、桃鉄なんて10年以上前に一度やったかどうかってレベルだったけど実際やってみるとモノポリーとかよりもゲームバランス良いしなかなか楽しいゲームでした。西友で飲み物やおやつを買ってからうちの家に行って始め、途中いきものがかりのコンサートを聴きにハマスタに行ったもりほん氏(仮称)が抜けた後も延々と続き、コンサートが終わった後にコンビニで全員分の食料を買って再び戻って来てくれるまで…というかその後もまだまだひたすら続き、気がつけば14時半頃から終電が危なくなる23時半頃まで休憩無しでなんと9時間にもわたって続いてました。どう考えても思いっきり目に悪いし実際結構疲れたけど、ゲームには最後まで飽きなかったしなかなか楽しかったです。貧乏神の県名当てクイズで誰一人として間違えないのが鉄研クオリティ。
気がつけば怒濤の勢いで時間が経過していくという恐ろしいゲームでしたが、最近Collinsメンバー以外の人と会う機会がほとんどなかったし日常もわりと1日かけてタスクをこなすだけのような日々が多かっただけにいい気分転換になりました。実際に半日ゲームやりっぱなしとか無駄な時間以外の何物でもないんだけど、こういう無駄な時間もたまには必要だしこれはこれで有意義で楽しい一日でした。


ちなみに最後は一番近所で終電も一番遅い幸風りっく氏(仮称)と2人で日付が変わる頃のアナログ停波の瞬間をtvkで見届けたんですが、ほとんどのテレビが終夜放送になって見る機会がすっかり無くなったコールサイン読み上げの放送が入った後一瞬ノイズが入り画面が白くピカッと光ったと思った瞬間砂嵐になるというこのシーンは、58年間続いたアナログ放送の最期を見届けたということもあってなんだか謎の感動でした。
そういえば日テレではその最後の放送で、かつて70年代に流していた『鳩の休日』を放映するという粋な演出をやってくれたとかで、自分はリアルタイムでは見られなかったのであとでYouTubeに上がってたのを見たんですがこれは本当に素敵でした。
まぁ何はともあれ、2011年7月24日。これは確実に一時代の終焉であり時代の節目になる日なんでしょうなぁ…。