未知との遭遇(定性分析的な意味で)

らーめん@がっつん

今日は水曜日なので3限の実験からスタート。その道中でこの間借りたDVDとCDをTSUTAYAに返却に。最近は朝の京王線が超鈍速なのとまともな電気屋が無いのを除けば調布って何気にかなり暮らしやすい街だと思うのです。のどかだし。


大学に着いて、実験を始める前に今日の実験を担当するいつもの人とは違うピンチヒッターの教官が登場し、みんなに見てもらいたいものがあると言って取り出したのはガイガーカウンター。もともとごく一部のニッチな需要しか無かったはずのシロモノなんですが、例の原発事故以来放射能測定器具としてすっかり名前を知られるようになったあれです。
これは原子が崩壊して放射線が出てきたのをひとつ検知するたびに一度ピッという音が鳴る機械で、この音が1秒間あたり何回鳴るかというのがあのベクレルの数値になるわけで、何もしなくても時折ピッという音がするんですが、4/10に福島第一原発の正門付近で採取してきたという松の葉っぱを取り出しガイガーカウンターを向け近づけてみると…すごい勢いで機械が反応したのでビックリ。採取してから1ヶ月も経ったのでヨウ素131なんて半減期を何回も迎えてるはずなんですがそれでもまだこれだけ反応するとはねぇ…。普段放射線なんて目では見えない分実感が沸きにくいだけあって、こういうのを目の前で見せられると思わず考え込んでしまいます。
(ちなみにこの松の葉は採取当時1MBqを超えるほどの汚染を受けていたそうで…)


さてそんなわけだったんですが気を取り直して実験。
今日の化学実験は3回にわたって続いた無機溶液の定性分析の最終回。いよいよその集大成として今日は一人一人に何かの無機イオン3種類がブレンドされた試料が渡され、それを分析して一発勝負で当てにかかるというミッションです。
最初に渡された試料はどうも黄色っぽくてやや緑色がかっているかもといった感じ。となるとこの時点でほぼ直感的にFe3+は決定で、あとはCu2+かNi2+のどっちかが入ってる可能性が高くて残る1種類は全く不明。
本来ならば早速Ag+の有無の判定からスタートして分析を進めていくところですが、危険でなければどんな方法でも良いとのことだったのでまず試料を一部とってそこにK2CrO4をぶち込むという裏技をやってみたところなにやら黄色い沈殿が。ここで考えられるのはBaCrO4かHgCrO4のどちらかなので…よしこれでだいたい見えた。
そのあとひたすら分析を行い、Cu2+の存在は確実になり、Hg2+もどうやら入ってなさそうだったので多分答えはFe3+とCu2+とBa2+だろうなと思いつつ、かといってチャンスは一度しかないので間違うのも嫌だし念には念を入れて確認のために一応全部の実験をやってみたところ、アルミノン試薬での検査をした時にレーキか何か分からないけどなんか出てきちゃっておっかしいなぁアルミ入ってたら3種類じゃなくなっちゃうしどこ間違えたかなぁ…と確認実験をやったばかりにいろいろ惑わされ、再び確信をもってさっきの3種類だと言えるまでにかなり時間がかかってしまいました。おかげさまで結果的には1時間ほどで答えが出てたのを確認するためにそこから延々と2時間半を費やすというなんともアレなことをしてしまったわけですが、それでもまぁちゃんと全部正解できたからよかったよかった。



そして放課後はSTiMPSの練習。君という名の翼を全員で合わせるのは今回が初めてだったけど思った以上にそれらしくなってきてはいるのでこの調子で五月祭に向けて頑張りたいもんです。
で、昼食からほとんど何も食べていなくてお腹も空いたし気候的にもなんか肌寒かったので、5日連続夕飯食堂は避けたかったしあったかいものをガッツリ食べたいということで調布のがっつんに久しぶりに。二郎系とかスーパーサイズ並みにタチ悪そうだけど知ったこっちゃない(^ω^)


らーめん@がっつん
いやー、スーパーサイズ・ミーの監督みたいな状態にならないようにしないと。笑
…そんなことを考えつつ、以前から天文部の友達と答えを少し練ってた宇宙科学IIのレポートも無事に完成。最近なんか妙に忙しいわー。。