玉子焼きをさがして

魚の棚商店街にて

今日は昼前までのんびり寝た後で親と西宮のコープデイズまで買い物に行き、そこからJRに乗ってなぜか明石まで。


明石といえば天下の台所と言われた大阪での料理に欠かせない、数々の新鮮な瀬戸内の海産物の産地。
そんな明石の海産物の中でも特に有名なのがタイとタコですが、明石でタコを使った名物料理がある…とまで言ったらもちろん皆さん何かお分かりなのではないかと…!




そう、玉子焼き。


…といってももちろんあのお弁当の中に入ってるような薄焼き卵を何層にも巻いていった料理ではなく、明石で『玉子焼き』といえばいわゆる『明石焼き』のことを指すのです。ほら、広島では広島焼きと言わないのと同じでね。


そんなわけで、明石駅から徒歩15分ほど歩いた海辺の住宅街の中にぽつんとある『ふなまち』というお店に行ってきました。ちょっと離れた場所にあるうえに観光客向けではない店なので有名な店でこそありませんが、グルメな人の中では相当評価の高いお店。
店についたらもう14:40だというのにこれまたかなりの行列が出来ていて、しかも店の中にはテーブルが2つしかないもんだから回転率も悪いのでポケモンをしながらひたすら待つこと1時間半。ようやくお店の中に入ることができました。



玉子焼き@ふなまち(その1)
見ただけで伝わってくるこのふわふわ感。
一般的なたこ焼きと比べると明石の玉子焼きは『玉子焼き』を名乗るだけあって玉子たっぷりでふわふわ。これがまた最高で、中はあつあつだけどだしは最初冷たい状態で出てくるのでそこにしばらくつけておけば食べやすくちょうど良い熱さになり、焼き加減が絶妙。今までいわゆる明石焼きの店は有名どころを何店舗か回ったけど、その中でも個人的には一番美味しいと思いました。



しかも驚くなかれ、このめちゃくちゃ美味な玉子焼きがなんと1人前にあたる1枚が20個入りたったの500円という破格の値段設定だからこれはすごい。


ふなまち
いやー明石の玉子焼きってかなり久々に解いたかも。本場の味はやはり美味でした。
正直明石焼を食べるためだけにわざわざ明石まで来て、しかもそこからさらに片道15分歩き1時間半並ぶとか常人にはまず理解してもらえないでしょうが、そこまでしても来る価値は十分にある逸品でした。


明石港にて
近くの明石港で見た風景。


魚の棚商店街にて
そして明石といえばこれ、『魚の棚商店街』。魚の棚と書いてうおんたなと読みます。ここでは新鮮な魚介類をはじめとしていろんなものが売られているんですが、今日も水揚げされたいかなご以外にもいろいろと売られてました。


さて、明石からは快速で30分ほど乗って住吉まで行き、明日から文化祭というわけで準備に追われる我らが灘校へ。
自分がわざわざ明石まで行ってきたのも東京都区内〜明石の往復乗車券を見せれば鉄研連中にはさすがにだいたい通じますね。
文化部長屋が現存し、旧校舎があの古いままの状態で行われる最後の文化祭ということでもあってそのあたりとの別れも存分に惜しみたいところですが、とりあえず鉄研鉄研で相変わらずアットホームでした。OBがやたら来てるのもいつものこと。


住吉川トンネル付近にて
毎回作業日の最終回や文化祭前恒例の、ジュースとお菓子を用意しての宴会も今回も住吉川トンネルの上あたりで開催され、そこでみんなで気合いを入れた(?)ところで今日は解散。


住吉川の夕景
それにしても文化祭の前というのは、不思議といくつになってもあのキラキラした(かどうかは別として)中高時代のワクワク感が蘇ってくるものです。