シュークリームに挑戦!

pakuriman2010-09-18

自分が所属している東大スイーツ同好会candybowlでは毎月お菓子教室というのをやっているわけで。
しかし今まではことごとく予定が合わなかったおかげで実は一度も参加できたことがなかったんですが、今日は初めて予定が空いてて行けることになったので参加してみました。


そんなわけで、京王線井の頭線東横線を乗り継いで自由が丘へ。英語にすればフリーダムヒルズ!!←
まぁあれですよ、自由が丘。
自由が丘といえば関東の住みたい街ランキングで吉祥寺と毎回トップを争ってるところで、お洒落で洗練された街…とされているらしいんですが、、


…しかし実際に来てみると中心部は意外とゴチャゴチャしてるんですね。。ちょっとイメージしてたものと違うというか、そんなに言われてるほどお洒落なのかなぁ…?とふと疑問に思ってしまったのは自分が芦屋の街並みに慣れてしまってそこを基準で比べてるからなんでしょうか。。


そんなことを考えながら歩いていると、その自由が丘の駅から徒歩10分弱のところにある緑が丘文化会館に到着。今回のお菓子教室はここの第9研修室(調理実習室)を借りて開催されます。


講師は森美麗さん。自らもお菓子教室を開いているというお菓子作りのエキスパートで、毎回このcandybowlのお菓子教室を担当してくれている方だそうで。
そして今回作るのはシュークリーム。いつもはもっと簡単そうなメニューが多いんですが今回のシュークリームはかなり難易度の高いお菓子のようで、もともとはこのお菓子教室に2回以上参加した人限定ということになっていたものの、その制限のおかげで人数が集まらなかったため誰でも参加可能にして再募集というかたちになったわけで、自分はその再募集に申し込んだいわば完全な初心者。大丈夫かいな。。


さてまずはパータシューの生地作りから。
まず鍋に水と塩、グラニュー糖、発酵バターを入れて中火にかけ、適度にかき混ぜながらバターを溶かしつつ水を沸騰させます。
そして鍋を火から下ろして薄力粉を加えて均一になるように混ぜ、なめらかになってきたところで卵を1つ加えてまた混ぜる。
さらにまたしても完全に混ぜたら卵を少し加え…の繰り返しで、合計2つ半ぐらいの卵を全て入れたら生地がほどよい硬さになってきたところで絞り袋に入れて半径5cmぐらいになるように絞り出す。今回自分たちが使ったのはギザギザの入ったタイプの口金だったのでフォークで生地に跡を付ける必要はなかったので、卵液を刷毛で生地に縫ってオーブンへ。
まぁこれだけ書いてると結構簡単そうに見えるんですがこれが意外と難しくて、生地はだんだんと固く粘っこくなってくるので混ぜるのにはかなり力がいるし、ここでかなり急いで混ぜないとどんどん生地の温度が下がってきてしまいます。実はこれが一番のポイントで、生地の温度が下がってくると多量のグルテンが出てきてしまったり、生地が固すぎて全然膨らまなかったり、逆に生地がどろどろになってしまって全く形にならなかったりしてしまうんだとか。


シュークリームに挑戦!(その1)
2人1組で作業することになっていて、自分のペアは2人とも初心者だったんですがなかなかいい具合の硬さになってくれました。写真は絞り出した後の状態。


さて、続いては中に入れるクレームディプロマットを作ります。
クレームディプロマットとはクレームパティシエールとクレームシャンティ(早い話がカスタードクリームと生クリーム)を混ぜ合わせたクリームのこと。
まずはボールに卵黄とグラニュー糖、そして普通家で作ったりする時にはたいていバニラエッセンスでお茶を濁すことが多いもんですが今回は本格的にバニラビーンズを使います。なんか細長くて黒っぽいさやに入っているんですが、それに包丁で切れ目を入れてしごき出して使います。てかバニラビーンズってこんなのだったんだ…さやに入った状態のは初めて見たのでちょっとビックリ。
で、それを全部泡立て器で混ぜてさらに片栗粉を投入しまた混ぜる。
一方で鍋には牛乳を入れた状態にさらにグラニュー糖とバニラビーンズのさやを入れて沸騰直前まで温める。
で、温まってきたところでさやを取り出し、クリームの材料を入れて混ぜていたボールに牛乳を半分ぐらい入れながらまた混ぜ、混ざったところで逆に鍋に全部戻す。そして泡立て器でずっとかき混ぜながら中火で一気に加熱。この時の混ぜ方もポイントで、少し下手に混ぜると一発で底が焦げてしまうというなかなかのハイリスク。というわけで沸騰直前まで加熱してさらに少し弱めて2分ほど炊くんですがその間も2人交代しながらかき混ぜる。混ぜる。混ぜる。ちゃんと加熱しないといけないのはやはり小麦粉などの粉には虫とかが潜んでいたりする場合があるからのようで、なるほどお好み焼きとかの粉モンが生焼けじゃダメな理由はそこだったのか…!
そしていよいよカスタードクリームクリームがクリームっぽい感じになってきたところで容器に入れてラップの落としぶたをして冷凍庫で一気に冷ます。ここで一気に冷ます理由は雑菌が繁殖しやすい温度をさっさと通過させるためなんだとか。



そして、しっかり冷めたところで取り出し、固くなっているので泡立て器で滑らかになるまで混ぜたらあらかじめ泡立ててくれていた生クリームを加えて混ぜる。バッチリ混ざってるのが好きな人はしっかり混ぜて、マーブル状に適度に分かれてるほうが好きな人はまぁ少なめに混ぜる感じで。


で、クリームも出来たところでその間にオーブンで焼いていたシューのほうもバッチリ焼けていました。しかしそれがどんな形になったのか…!?




シュークリームに挑戦!(その2)
おおおおおおおおおおお(・∀・)!!!!!ちゃんとうまくシュー生地になってる!!


ちなみに周りを見る限りでは一面に薄く広がるミルフィーユ生地みたいなのやらポットパイの上にのってそうなやつやら謎のキノコやら、相当謎なものが大量発生していてやはりこれは相当難しいお菓子だったようです。…てかそんな中で初心者2人で完璧に近いシューが出来たってのは奇跡ですよこれは!どうしてこうなったのかは知らないけどとりあえず嬉しい!!


そして、今回はそのシューの底からクリームを入れるのではなく、簡単にするためにシューに包丁で切れ目を入れて上下に割り、そこにスプーンでクリームを入れていくという感じにしたんですがこれでようやく完成!!




シュークリームに挑戦!(その3)
美味しそうにできました!というか自分の手作りってこともあってより一層美味しかったです。


人生で初めて作ったシュークリームはずいぶんとシュークリームらしいまともなシュークリームになりました。やったね!
この後もちろん作ったみんなで美味しくいただきました。一人4つとかこんなに一度にシュークリーム食べたの初めてで幸せやー(^q^)…まぁもちろん食べきれなくて持ち帰った人もたくさんいたんだけどね!
ちなみにクリームのほうもパータシューの量に対してかなり多めに作ってので非常に余り、自分も自分で作ったものはラップに包んで帰ってきました。これで明日はカスタードトーストや!←


そんなわけで初参加のお菓子教室でしたが楽しかったです。森さんの教え方も流石だし、アシスタントの人たちがあらかじめ分量をはかった上で材料を置いてくれていたのも助かったし。機会があれば次回以降も是非参加したいものです。



そうそう、帰りに渋谷の東急百貨店でなにわうまいもん市と称した大阪フェアをやってたので帰りに551の豚まんでも買って帰ろうかと思いきやなんと30分以上の待ち時間ということなので諦めて帰ってきてしまいました。まぁいいやまた今度関西で食べよう。…てか551の蓬莱こそ全国展開するべきなのでは…!?w


あと帰り際に西友で予約していたポケモンを受け取って帰ってきました。帰省のための交通費に相当な額のお金が飛んでいってしまったおかげで財布の中身を見た瞬間愕然として思わず久々に銀杏マークの東大キャンパスカードでクレカ払いに逃げてしまったというのは内緒。