臨時列車ラリー

215系回送@小淵沢

今日からは再び関西に帰省。
まぁ昨日も書いたような理由で今回は中央本線を縦断するというコースで帰ることになったので、とりあえず朝は6時過ぎに起きて朝食をとってからしばらく家を空けるのに備えてゴミ出しをしたりとまぁいろいろな支度をする。
…しかし今日は久々に偏頭痛が…別に特に頭痛の原因になるものは、強いて言えば天気ぐらいしか思いつかないのにああもう嫌だ/(^o^)\


まぁ何はともあれ戸締まりをして家を出て、京王線は本日最初の準特急で新宿へ行き、ここで18きっぷに印を入れてもらって中央線のホームへ。
さすがにお盆ということで、もともと観光需要とかレジャー需要を想定しているはずのホリデー快速ですがホームには明らかに山梨方面への帰省客だと思わしき列がずらずらと。
しばらくして、JR時刻表で下調べをした通りの時刻に215系が入線。
この215系、オール2階建ての10両編成というなかなか面白い車両なんですが、やはり2扉で乗降に時間がかかるという理由で今では定期の普通列車や快速列車の運用からは撤退してライナー運用がメインになっていて(しかしあのボックスシートで500円とるのはぼったくりやろ常考…('A`))、特別料金無しで乗れるのは週末に走っているこのビューやまなし号だけ。
どうせ2階席はすぐに席取り合戦が展開されるうえにかなり賑やかなことになりそうなので人のあまり来ない1階席で余裕の場所取りをして進行方向向き窓側席を確保。


新宿駅での懐かしい並び
新宿駅ではちょうど向かい側のホームに201系が…!しばしの間少し懐かしい並びが見られました。


ビューやまなし小淵沢行き方向幕
さて、この小淵沢行きの臨時列車、ホリデー快速ビューやまなし号に乗って一路山梨へと出発。


臨時列車ということもあってかなりのんびりとしたスピードで中央東線を西へと進み、三鷹で最初に停車すると結構な数の乗客が乗車し、ガラガラだった1階席もほとんど席が埋まる。
駅に停まらないというだけでひたすらのんびり走る列車はそのまま立川や八王子、高尾でさらに乗客を乗せ、立ち客も出るほどの混雑で山線区間へ。
もともと遅かったこの列車ですが、山線区間に入るとさらに遅くなって今にも止まりそうなほどのスピードに…。なんというホリデー鈍足。
それでも大月を過ぎた頃からは少しまともな走りをするようになって、だんだん甲府盆地の縁から駆け下りて行く頃にはようやく快速という名に相応しい走りに。
やはり帰省客が多いということで甲府で一気に乗客の6〜7割程度を降ろし、あとは終点・小淵沢まで半時間少々の旅。
韮崎を出た後は小淵沢までノンストップなのに、なぜか途中で特急退避をするのがどうも腑に落ちないなぁと思ったりもしたんですが、まぁ中央本線に使うホームが実質1面2線しかない(一応松本方面への始発列車に5番ホームも使ってはいるらしい)小淵沢のホーム容量とかの関係なんでしょうかねぇ…。。


そして終点・小淵沢に到着。
215系@小淵沢
自分が乗ってきた215系はしばらく停車した後そのまま松本方面へ回送されていきました。果たしてどこまで行くのやら…。


さてここでしばらく時間があるのでホームで立ち食いそばでも食べたいもんですが、そういえば前はあったはずの野沢菜天そばが無くなってごぼう天そばに変わってるような…と思ったら改札外のほうにはまだちゃんとありました。とはいえ今回は昼食で途中の空き時間をつぶす予定だったのでここでの昼食はパス。
駅の隣の売店で売ってるソフトクリームが美味しそうやなぁ…と思ってたんですが、弟からのメールでどうも祖母が小淵沢でプルーンを買って来て欲しいと言っているとのことだったのでとりあえず野沢菜おやきだけ購入してプルーン探し。駅前にいくつか商店があったのでそこを片っ端から見て回ったんですが、どこを探してもブルーベリーはあったのにプルーンはどこにも無し。ホントにプルーンなんて売ってるんかいな…(´・ω・`)
そんなわけで結局ずっと探しまわったものの見つからず、電車の時間が来てしまったので仕方なく断念。


キハE200系@小淵沢
小海線のホームでは日本初のハイブリッド気動車キハE200系が停車していました。



さて、甲府方面からやってきた列車は115系でこのあたりでは一番長い6両編成だったんですが、それでも各車両ワンボックス1〜2人は乗ってるぐらいのそこそこの乗車率で、まぁ別に次は上諏訪までの短時間の乗車なので通路側なので問題はナシ。進行方向左側は谷になっているので結構車窓からの眺めは良い…はずなんですが、どうも今日はガスがかかっている感じであまりよく見えませんでした。残念。


そして寝不足も相俟って気がついたらなんかうとうとしていて、目が覚めたらどこかの駅に停車中。はてどこの駅だろう…ん、この感じは…まさか上諏訪!?
それに気づくやいなや急いで網棚の上から荷物を引っ張り出して慌てて飛び降りなんとかセーフ。危ないところだった…(((( ;゚Д゚)))


そんなこんなで無事に上諏訪駅で下車できたわけですが、わざわざこの駅で降りたのもいくつか理由があって。
中央西線を横断するのに使う列車は定期の普通列車ではなくナイスホリデー木曽路というこれまたこのシーズンの土日にしか走ってない臨時快速で、それの塩尻の発車が15:22。ここから塩尻まではものの30分とかからずに到達できるんですが、まだ時間は2時間以上あるわけでして、何かやらないと暇だけどこの大荷物担いでまた諏訪大社まで歩いて行ったりするのも面倒だし…というわけで、せっかく来たんだから何か美味しいものを食べよう!といういつもの発想ですよ。
駅を降りて、隣の跨線橋を渡って駅舎の反対側にあたる諏訪湖側へと移動しそこから歩いてすぐのところにある『秋月そば本店』という蕎麦屋へ行ってみました。


もちろん長野県に来たからには信州そば、というのは定番なんですが、どうやらこの諏訪地方では最近ご当地グルメとして『信州みそ天丼』をプッシュしているらしく、なんかそれに興味をそそられたので試してみることに。


みそ天丼
みそ天丼900円。一般的な天丼とは具も少し違い、川魚など地元の食材もふんだんに使われていてこれはなかなか宜しいです。
彩りのためにみそだれをくぐらせた天ぷらと揚げた状態のままの天ぷらが両方のっかっているんですが、そのままだと味が薄いというわけでさらにお好みでかけられるようなみそだれが別添えでついてきます。サクッと揚がった天ぷらと甘味の強いみそだれとの相性は、どうして今までこの発想が出なかったんだろうと思うほどの素晴らしいマッチング。
結論:これはアリですね!pakuriman印の新名物←
ちなみにセットで注文したので本来なら味噌汁はついてこないはずだったんですが、どうもセットのオーダーが通ってなかったようだったのでそれを伝えたら『まぁいいや、その味噌汁はサービスね!』と言ってサービスしてくれました。なんや知らんけどラッキーw


冷しそば
そしてこれがセットのお蕎麦。温かいのと冷たいのとどちらでもできるようだったんですが今回は冷たいやつを。薬味としてネギとワサビもついてきます。
見た目からはもっと濃いつゆなのかと思いきや案外そうでもなかったんですが、蕎麦の香り豊かでしっかりとしたコシやキレのある美味しい蕎麦でした。貝割れ大根の薬味がなかなか良いですね。これとみそ天丼のセットで1150円というのはなかなかの値打ちがありますな。


さて、ゆったりとご当地グルメも堪能したところでまだ乗る電車まではしばらく時間があったんですが、もちろん上諏訪駅といえばあれですよあれ。


上諏訪駅足湯
そう、上諏訪温泉を利用した駅ホームの足湯。
1番線のホームには足湯が設置されていて、駅の利用者なら誰でも無料で入ることができるというなかなか素敵なサービス。その隣には温泉水のお湯と霧ヶ峰の湧き水が出てくる温泉洗面所も設置されていて、足湯とともにこの駅の名物になっているんですよね。
ちなみにかつてはこれは露天風呂だったらしいんですが、2002年頃に足湯に改装されてからは行き交う列車を見ながら気軽にゆったりと温まることができるようになりました。どうも今日は若干お湯がぬるかった気がしなくもなかったけど…。。


ちなみに足湯関連でもうひとつ面白いのが駅の案内板。


足湯案内@上諏訪
↑出口 Exit 出口 나가는 곳
↑化粧室 Restrooms


↑足湯 Footbath
…!?
この案内の並列具合がなんともミスマッチ…w
しかもこの足湯のピクトグラム、温泉の湯気の部分がよく見ると実は足になってるという芸の細かさ。こりゃ面白い。
ちなみに明日は諏訪湖花火大会の関係で足湯は昼までで終了、駅の隣の歩道橋も通行止めにして臨時改札口を作ったりといろいろやるみたいです。またE233系とかも応援に来るんでしょうな。


さて、ようやく時間になったので今度は115系の3両編成に乗って塩尻に向かいます。小淵沢始発なのに座席は全部埋まって立ち客も結構出るほどの乗車率。結構乗ってるなぁ…。
途中諏訪湖のほとりにある下諏訪駅の近くに(株)マルキューと書かれた倉庫を発見して思わず吹いた(分かる人にしか分からないネタスマソ)ので某鉄研メンバー2名に思わずメールを送ったら幸風りっく氏(仮称)も前に同じところを通った時に同じことを思っていたという…w


岡谷からは新線区間に入り、長いトンネルを抜けてみどり湖経由で塩尻に到着。
さて、ここからはいよいよ臨時快速ナイスホリデー木曽路に乗るわけですが、この列車はなかなか素敵な列車。
普段中央西線の中津川〜塩尻間は基本的に313系3000番台が2連で走ってるんですが、18シーズンには結構な乗車率になるうえに国鉄型配置(ボックスシート+ドア付近ロング)のセミクロスシートなのでかなり狭苦しい。そんな中6両編成でしかも転換クロスシートの臨時快速というのはかなり嬉しい列車です。しかも名古屋まで乗り換えナシ。
2年前に乗った時には311系4両+313系2両の6両編成で、普段快速運用がほとんど無い311系に乗れる数少ない機会だったので楽しみにしてたんですが今回はなんと313系の2連+4連の6両編成に変わってしまっていてちょっと残念。まぁ313系自体はいい車両なんだけどいかんせん結構よく乗ってるからなぁ…。


葡萄棚と313系快速ナイスホリデー木曽路@塩尻
塩尻駅ホームの葡萄棚と313系0番台を絡めて一枚。


さて、窓側席が一通り埋まるかどうかという程度の乗車率で発車し、313系らしい静かな車内でまったりと中央西線縦断の旅。
今朝頭痛がひどかったのである程度予想はしてたんですがやはり今日はお天気がいまひとつなのか、風光明媚な渓谷も今日は霧がかかって…いやほとんど雲の中といった感じでなんか幻想的な風景に。
まぁこういうのもなかなか風情があっていいもんだなぁ…と思っていたら、車掌が突然アナウンス。
どうも中津川を越えたあたりの武並〜瑞浪間が大雨に見舞われて、雨量が規制値を超えたために運転を見合わせているらしく、この列車にも遅れが出る可能性があるとのこと。(ノ∀`)アチャー
こりゃマズいなぁと思いつつもさらにしばらくのんびりと乗ってたら、木曽の山間にある野尻駅とかいう小さな駅でとうとう抑止を食らってしまいました…orz


野尻駅にて抑止中
結局しばらく停車し、先行列車が進んだところでちょっとずつ動き出したんですが結局他にも何ヶ所かで行っては止まりという感じで、運転見合わせ区間は一応雨が収まり線路点検で安全確認はしているとのことだったんですがやはり予想通り結構な遅れが。
中津川からはかなりの人が一気に乗ってきたんですが、結局名古屋には約30分ほど遅れて到着。。


さて、名古屋では結構時間の余裕を見ていたんですが、もう時間も遅いから夕食もとらないといけない→せっかくだから久々にホームのきしめん屋で食べよう!と思ったので結局予定の米原行きを落として次の30分後のに乗ることにして、3・4番線ホームにあるきしめん屋『名代きしめん 住よし』へ。ここを選んだ理由は前にも書いた気がするけど他のホームの店に天ぷらを卸している関係でいつでも揚げたてが味わえるから。


かき揚げ玉子きしめん
かき揚げ玉子きしめん550円。しかもなんと大盛り無料サービスをやっていたのでボリュームも満点。
やっぱり揚げたてのかき揚げは熱々でいいですね。食べログとかを見ててもこの界隈の店で一番評価が高い(w)のも頷けます。久々に美味しゅうございました。


そして時間があったので敢えて豊橋行きの新快速で金山まで戻り、島式ホームの反対側から新快速の米原行きを待ってそっちに乗車。名古屋から乗ると結構座席争奪戦がシビアなんですが金山から乗ってればバッチリ席にありつけました(^ω^)


あとは米原まで尾張一宮の海辺の花火大会とかもちらりと見えたりしつつまったりと過ごし、10分少々待たされたけどいよいよ青くなった駅名標を見ながら223系新快速に乗り換えてあとは目的地・芦屋まで直行。まぁせいぜい9日ぶりだけど関西に帰ってきました!関西(・∀・)イイネ!