京都ぶらり散歩。

緑の山々と叡電きらら号

今日は久々に京都へ行ってきました。


朝わりと早くに友達と遊びに行くという弟を送る親の車に便乗して駅まで行き、わざわざ今回は阪急ではなくJRと京阪を乗り継いで京都へ。というのもまぁ出町柳で待ち合わせしようという話だったからなんですが。


221系12連快速@さくら夙川
たまたまさくら夙川で見かけた221系12連快速。ちょうど高校時代に普段芦屋から乗ってる快速の一本前の外側線快速にあたるんですが、民営化直後の気合いの入り方がうかがえる平成生まれの鋼製全塗装車両という稀有な存在なだけに12連で外側線を爆走する姿はなんともカッコ良いものです。


さて出町柳までは久々の京阪特急。今回乗ったのは単なる塗装変更車(≠改造車)だったんですが、やっぱり料金無しでダブルデッカーに乗れるなんてのはつくづく凄いです。このクオリティがいかにとてつもないものであるかは関東に住んでみるとよりよく分かるようになるんですが、どこぞのT社はL/Cカーもどきの車で300円ぼったくってることを考えればなるほどこりゃ特急料金必要かと勘違いする人がいても可笑しくないなぁ…。


さて出町柳に10時過ぎに着き干ししいたけ氏(仮称)とつるこう氏(仮称)と合流。
どこに行こうかと考えた結果、今回は叡電方面に足を伸ばしてみることに決定したので叡電の一日乗車券『ええきっぷ』を購入してさて叡電での旅ですよ。
そんなわけでまずは鞍馬まで行き、しかし発車間際に乗り込んだら次にすれ違った列車がまさかのきらら号だったのでちょっと残念。しかし次にそれが来るということが分かったので、終点・鞍馬で降りてからは貴船口方面へと隣の道路をだらだらと下りつつなんかいい撮影スポットはないかなぁと探してみることに。


叡電903Fきらら@鞍馬〜貴船口(その1)
というわけでなんとなくいい場所があったのでここで撮影。青々とした山と電車のオレンジ色のコントラストが映えます。
この区間を見るといつしかのコナンの映画で平次がバイクで爆走していたシーンを思い出す人も少なくないでしょうな。あの映画良かったよなぁ…。


そして電車は10分足らずで鞍馬から折り返してくるのでそれも狙うことになり、線路をまたいで反対側へ。
叡電903Fきらら@鞍馬〜貴船口(その2)
JRの幹線みたいな路線とは違ってこういう叡電とか江ノ電みたいな小さな路線になると線路際に柵も無いし線路の上を横切って反対側へ…みたいな光景が日常的に見られるんですが、そういうのも全部自己責任であんまり線路際に寄り過ぎないように気をつけるというのが撮り鉄の暗黙のルール。最近はそれすら守れない人が増えてきたおかげでピリピリした空気になってきてるのはなんともねぇ…。最近は日本の世の中がヨーロッパ的な考え方からだんだんアメリカ的な考え方にシフトしてきてる気がするのはどうにもいただけない。。
どうでもいいけどこの写真の撮った場所のすぐ左に近くの民家の人が使っているであろう物干し竿があったんですが、こんなとこで洗濯物干してちゃんと乾くんだろうか…??


鞍馬〜貴船口間にて
こういうのを見てると映画『Stand by Me』を思い出しますな。


さて再び道路に戻って貴船口方面まで下る下る。貴船口に着いた頃にちょうど次のきらら号が来たのでふらっと撮ってみる。
叡電901Fきらら@貴船口
この鉄橋のすぐ左側に貴船口駅があるんですが、ちょうど木に隠れてて見えないのでなんとも山岳路線っぽい雰囲気に。しかしこの構図がどう見ても模型っぽく見えて仕方が無いのはやはり自分だけではなかったようです…w


叡電901Fきらら@鞍馬〜貴船口
そしてその折り返しは鉄橋の下から狙ってみる。こうやって空が写り込むぐらいの角度で見上げて撮るのは結構好きだったり。


叡電800系@鞍馬〜貴船口
今度はその近くで、一般車の800系を横から狙ってみる。なるほどこういう雰囲気も悪くないかも。


さて、貴船口の駅までは来たんですがこれから貴船に行って鞍馬山を登る…というのも暑いしお腹も空いたし…ということで今回は鞍馬山方面へは行かず、そのままやってきた電車に乗ってもう一度鞍馬駅まで行き、15分ほどしてやってきた次のきらら号に乗って出町柳へと戻ることに。しかしいい車やー。


で、出町柳からは特に何もすることがないので一旦一乗寺まで折り返す。こんな贅沢な乗り方ができるのもフリー切符ならでは(^ω^)
一乗寺といえば激戦区で知られる言わずと知れた京都ラーメンの本場で、ここに来てラーメンを食べずに帰るという選択肢は当然無い。というわけで地元をよく知る京大生・つるこう氏(仮称)イチオシの高安というラーメン屋に意気揚々と乗り込もうとしたにも関わらずまさかの臨時休業orz
他でも昼間はやってなかったり月曜定休だったりする店が多かったんですが、本来は月曜定休と書いておきながらなぜか今日は営業していた『珍遊』という店があったのでそこに入ってみることに。


中華そば(中)
普通のよりも少し多い中華そばの『中』を注文したんですがこれで550円とはなかなか安い。
ドロドロした濃厚スープにネギ、メンマ、チャーシューというこれぞ京都ラーメンの標準装備という内容で、味もなかなか美味でした。京都ラーメンと聞くと知らない人は京懐石のようなあっさりと上品な味なんだろうなぁと想像しそうなもんですが、その真逆をゆくこのこってり感がまさしく京都ラーメンの醍醐味ですね。


で、昼食の後は実はまだ一度も行ったことのなかった八瀬比叡山口方面に初めて足を伸ばしてみました。


八瀬比叡山口にて
今ではすっかり鞍馬方面がメインになっちゃっててこっちは15分に1本単行の電車が来るだけ。
しかし『叡山電車』という名前の通りもともとはこちらが本線。というだけあって終点の八瀬比叡山口はこのホームをすっぽり覆う大きな屋根が特徴的ないい雰囲気の駅でした。


高野川にて(その1)
そして駅のすぐ裏は高野川の清流。ここでバーベキューや水遊びをしている家族もたくさんいて、憩いのスペースになっているようでした。


高野川にて(その2)
この写真を見てると無性に喉が渇くのは何故だろう…w


八瀬比叡山口駅前の池にて(その1)
駅前からケーブルカー乗り場へ向かう途中、高野川にかかる木製の橋を渡ったところにはこんな池が。


八瀬比叡山口駅前の池にて(その2)
この水面に映る緑がなんともいい感じ。


この川の近くでしばらくまったりした後、再び叡電に乗って出町柳の駅へ向かってそこからは徒歩でつるこう氏(仮称)の下宿に上がり込んで、近くのスーパーでいろいろ飲み物やらなんやらを買ってきてまったり。こういうのも大学生ならではの楽しみかもしれませんね。



そして夕方になってきた頃に帰路につく。久々の京都とはいっても別に京都の何を観光したりするでもなくひたすらまったりと3人でダベりつつ叡電を使って散歩してただけのような感じもしますが、それはそれで楽しい1日でした。


鴨川の夕景
夏になると料亭が川床を出すことでもおなじみの鴨川の夕景は実に素晴らしい眺めでした。