3ヶ月ぶりの関西

大阪駅と583系急行きたぐに

夜を貫いて走る急行きたぐには、福井あたりからは始発として使う利用客をたくさん乗せて、1ボックスに2〜3人埋まる程度の乗車率でいよいよ滋賀県に突入。
そのまま湖西線ではなく北陸本線で長浜、さらには米原からは東海道本線へと入るといよいよ関西!という感じがします。


新快速とそう大きくは変わらない停車駅を過ぎ、思ったほどの爆走ではなかったものの東海道を重厚な583系で下るというのはなかなか貴重な経験です。この時間帯にここを下るというのは高1の鉄研旅行の急行銀河をふと思い出すなぁ…。


京都を過ぎると、いよいよ懐かしい西日本の通勤列車ばかりが走るような区間になってるだけにこの583系がまだこうして走ってることには逆に違和感が。
でも、乗ってみてなるほどこれは古き良き昭和の夜行列車の風情をそのまま今に伝える貴重な列車でした。


大阪駅と583系急行きたぐに(その1)
そしていよいよ終点・大阪駅に到着。


大阪駅と583系急行きたぐに(その2)
来年大きく生まれ変わる大阪駅はもう大きなドーム屋根がすっぽり覆っていました。なんかこの光景を見ていると、過去から乗ってきた列車で未来に来たような感覚になりました。


大阪駅ではあの陸橋を渡り阪急梅田駅へ。


去年1年間は飽きるほど乗った梅田からの特急で、普段の京王線準特急(笑)とは比べ物にならないクオリティを久々に痛感し、夙川の駅から阪急バスで実家に戻る。


実家はなぜか居間のクーラーが新しくなって場所も変わっていたという他は全く変わっていませんでした。
弟が使いたいと言っていた自分の部屋も春来た時のまま、散らかりっぱなし。
何年か前の東大入試の英語の問題に『Back Home』という小説が出てきて、アメリカの田舎出身でニューヨークで就職した主人公が久々に"Home"である地元に帰省したもののそこは住み慣れた故郷とはすっかり変わってしまっていて、結局足早に今や"Home"となったニューヨークへ帰ってゆくという内容だったんですが、幸い自分の居場所はまだここにあったようです。

車番・乗車距離

新潟〜大阪:信越本線北陸本線東海道本線・急行きたぐに/大阪、モハネ582-89
梅田〜夙川:阪急神戸線・特急/新開地、7119


●乗車距離(1日・きたぐに含む):618.9km
○乗車距離(2日間):1141.3km