合宿!

体育館にて。

今日からはいよいよLa Voceの新歓合宿。バスで山梨まで行くというのになんだかんだで夜更かししちゃって結局3時間も寝てないんだけどまぁそのあたりは酔い止めとかドリンク剤でカバーしつつ。
朝8時半に学生会館前に集合して、La Voceの入会費と合宿費用を納めてから出発まで待機。ここで新入生全員の写真と名前と自己紹介が載ったVOWなるものが貰えたんですが(VOWという名前の意味はよく分からんw)、しかし合宿に来てる人だけでもかなり多いのに来てない人も含めると14期だけで相当な人数ですな…全員の顔と名前が一致するのはいつになることやら。。


当然人数が14期だけでこれだけいれば上期も含めればもっと多いわけで、バスも1台では収まりきらず2台で。自分の乗ったほうのバスにはなぜか14期の女子がほぼ全員乗っててやたら賑やかなことになってたんですがこれも例のシミュレーション最前線で言ってた住み分け現象の一種でしょうか←多分何か違う
バスの中では自己紹介もあったし、隣に座ってたまっしー氏(仮称)が自分の世界に浸りきってしまってて暇だったので途中であちこち移動していろんな人に絡みまくってたら14期も女子メンバーの顔と名前はだいぶ覚えたけど、しかしもう一台のほうに乗ってた男子メンバーがまだ全然分からない…;
La Voce自体は男女比が半々ぐらいのサークルなんですが、男子は東大が大部分を占める一方女子は東大はもちろんお茶大やら東女やら他にもかなりあちこちから来ていて、そこの大学の話を聞いてたら東大とはまたずいぶん違った点も多くて結構面白かったり大学によっては授業数が少なくて羨ましくなったり。てかよくよく考えたらわざわざ遠くから毎週駒場まではるばる全体会に来てるって偉いよなぁ…。


さて、バスのほうは順調に中央道を西へ向かっていたんですが、オリ合宿の時と比べると交通量が段違いに多くて流れもやや遅め。途中でトイレに行きたい人とかも出て急遽料金所の隣でトイレ休憩になったりしたんですが、さらにしばらく走ってようやく昼休憩の談合坂SAに到着。そういえばここオリ合宿でも来たなぁ…。
もちろんお腹も空いてるのでここで昼食をとるわけですが、そこでなんか見慣れた顔がいると思ったらまさかの天文部合宿メンバーと鉢合わせ…!天文部の合宿も行きたかったのにこの合宿と日程がモロ被りで行けなかったんですが、まさかこんな山梨県のサービスエリアでばったり会うとは驚き。せっかく会ったんだしここで20分だけ天文部の合宿に参加し(w)、再びLa Voceのバスに乗って西進し、この間行った富士急ハイランドも通り過ぎて一路南都留郡にある『森の家 久野屋』へ。


目的地到着後はとりあえず荷物を各自泊まる部屋に置いて、動きやすい服装に着替えて徒歩10分ぐらいのところにある体育館へ移動して運動…するのかと思いきや発声練習とかパート練とか。
ラスト一時間だけはドッジ班とバレー班に分かれてスポーツを楽しんだんですが、自分は久々にドッジもやりたかったけどここで突き指でもしてしまうとベルカントの伴奏的にかなりマズいので自重してバレー。しかし今回も普通にやってるだけで相当強い人扱いされたんですがそんなに自分バレー上手かったかなぁ…?普段のスポ身でもこれぐらい活躍できれば何も苦労は無いんですが(^ω^)


で、久野屋に戻り夕食までは自由時間だったんですがとりあえずいい汗かいたしまずは入浴。大浴場で突然誰かが声を発したかと思いきや『終わらない世界』をみんなでハモり始めたりして実に愉快でした。そりゃギターもピアノもいらないんだからどこでもすぐに歌えるのは分かるけど、、なんというかさすがは歌好きの集団ですな。


夕食の後は各自決められたグループごとに集まって練習タイム。自分たちはRockapellaの『Oh, Pretty Woman』の練習をやってたけどしかし風邪のせいで声が出ない…orz


そしてそして夜はお待ちかねのコンパ。体育会系のサークルの合宿コンパはいろいろと凄まじいらしいしオリ合宿でもそういう系統の人たちが結構な数いたのでコール付きの飲みゲー的なことが各地で繰り広げられていたんですが、コール禁止のLa Voceの飲み会は実に平和。まぁアルコールってそんなに喉に良いもんじゃないし、飲みたい人は適当にまったりと飲みつつ新たな仲間たちと楽しくお喋りして、意気投合した人同士でいよいよ新人バンドを続々と結成していくというのがこのコンパの主旨なのです。
さらに普通のコンパとは完全に違うのはオープンライブがある点。会場にはいつもの全体会の時のような音響機器が用意されて、それを使って普段いろいろ組んでる先輩たちとかのバンドが次々と二十数組入れ替わり立ち替わりで自分たちが歌ってる曲を自由にアカペラで披露していって、そのクオリティの高いアカペラ生演奏を時にはBGMに、時には手拍子で、時にはじっくりと聴きつつ結局それが深夜の2時頃まで及ぶというイタリア人もビックリの素晴らしく陽気な空間でした。自分もCollinsでシーソーゲームを披露して(しかもネタジェスチャー付き)みんなめちゃくちゃ盛り上げてくれたのでめっちゃ嬉しかった。しかし『歪んだ歪み』(五月祭の日記に写真を載せてる中二病全開のネタバン)のクオリティは相変わらず半端ねぇ…w


音楽が終わった後もその会場に置いてあったグランドピアノを弾いたりする人がいて、自分も便乗して拙いカンパネラとかを弾いてみたらやたら驚かれたり、あとは12期のMario氏(仮称)となぜか即興でルパン三世'80を連弾してみたり、他にもそんな感じでずっと鳴っている音楽をBGMになんとなく集まったメンバーで恋バナをしたり。切ない別れ話から告白話、果ては複雑な三角関係まで、かなりホットな話題も含めていろんなエピソードがあって、嗚呼なるほどこれが男子校と共学との違いなのか、みんないろいろいい恋愛をしてきたんだなぁとふと何とも言えない気分になったりして。ちなみにLa Voceは意外とサークル内の恋愛発生率が高いようで、口を大きく開けて歯を見せて歌うということに何か生物学的・本能的な何か作用があるとかなんとか、という話をとある上期の人がしていたような。
中にはオールした人もいたらしいけど、自分は4時頃の空が白みがかってきた頃に自分たちが寝ることになっている部屋の鍵をおもむろに取って(つまりその時点で同じ部屋の人はまだ全員コンパ会場にいたというわけですな)部屋に戻り就寝。


しかしまぁ自分にとってはお酒の有無に関係なくこうして夜通し誰かとダベったりすること自体が今まで一度も無かったので(初詣とかならともかく)、なんというかかつて経験したことのないような体験でした。
これだけいい音楽がひっきりなしに流れる場所で楽しく語り合えるってのは…こういうのって普通は後になって初めてその時間の貴重さに気づくものなのかもしれないけど、その時間にリアルタイムでこんな青春の素晴らしい瞬間はきっとこの先も忘れることはないんだろうなぁ、とつくづく思ったのでありました。