駒場の頂上へ

天体観測

今日は放課後に天文部の『宇ゼミ』なる集まりがあったので行ってみることに。
なんかこの企画は天文や宇宙に関する知識を深めるための行事で、今回は天文部OBで現在天文学を専攻する先輩の解説のもとでキャンパス内にある天体観測用の望遠鏡を見学してみようという企画。


というわけで、普段は大学院などに使われているので自分たちには全く縁のない16号館という建物の内部へ潜入。
なんというか、やっぱり研究室が並ぶ建物というだけあって教養学部で使ってるような建物とはずいぶんと趣を異にする感じなんですが、幼い頃によく父親の大学の研究室に遊びに行ってた自分にとってはむしろこんな雰囲気のほうが自分の持ってる『大学』のイメージに近いような気もします。それでもさすがにエレベーターに酸素濃度計(18%を切るとブザーが鳴る)があったのにはビックリしましたが。ちなみに液体窒素とかを運んでるときに酸素濃度が低下するからこれを設置してるんだとか。


そして蜂巣師などといった見覚えのある名前の掲げてある研究室を横目に階段を上がっていざ屋上へ。普段はあまり行けないような場所なのでそこに行くだけでも結構楽しいんだけど外に出てさらにビックリ。


駒場16号館屋上から新宿方面を望む
近くにはこの規模の建物が存在しないために相当見晴らしが良くて、向こうには高層ビルが立ち並ぶ新宿副都心の夜景が。これは素晴らしい…。


で、今回はその屋上にある天文台へ。ここには結構な高性能な望遠鏡がいくつか入っていて、今回のゼミの趣旨はそれの見学なわけですが…しかしこれがデカい。肉眼で観察するのはその横にくっついてる口径200mmとかの望遠鏡2つほどなんですが、最初金星に合わせたら確かに満ち欠けが見て分かり、月に合わせた時なんか倍率が高すぎて覗いてみたらごつごつした月の表面の一部しか見えなかったり。他にも火星とかもバッチリ見えたんですが、やっぱりなんといっても土星の輪っかをこの目で見た時の興奮は他とは比べ物にはなりません。もちろん輪っかといってもせいぜい小さなドの音符が暗闇の中に浮かんでるぐらいの感じでしか見えないんですが、それでもなんかこれは感動モノでした。


天体観測
THE 天体観測といった感じの写真。天文部の部長に見せたら広報用の写真にぜひ欲しいと言われたのであげました。笑


そんなわけで今日はなかなかいい体験をさせてもらって、その後は工学部の編入生の人とかと3人ほどで山手でラーメンを食べて帰宅。さてこれからはインフラのレポートを書かないと…。ALESSの課題も終わってないしなんか忙しすぎな最近。