最後の授業

トルコライス

そういえば今日は2月14日かぁ…。毎年バレンタインデーが来るたびに一喜一憂していた時代が自分にもありました。ぶっちゃけ今年はもはやどうでもいいんだけどね!


…とか言いつつ、伯母から多分バレンタインのプレゼントと思わしきものが送られてきたわけですよ。
まぁそれ自体は別に毎年のことだからなんてことはないんですが、箱を開けた瞬間ああなるほどこれはブログにアップしろというメッセージなのかと解釈したので上げときます。
で、それは何かという話なんですが、


お好み焼き…ではなくケーキ(その1)
お好み焼き。


たこ焼き…ではなくエクレア(その1)
たこ焼き。どちらも関西を代表する『粉モン』で、虎屋という名前の会社なのに所在地は広島かい!という突っ込みはあるんだけど、突っ込みどころはそこではなく、





お好み焼き…ではなくケーキ(その2)
勘の良い人はもうお気づきかと思いますが、実はなんとこれチョコケーキでした☆



…ということは、
たこ焼き…ではなくエクレア(その2)
こっちもお好み焼きじゃなくてエクレアでしたwww
ちなみに中にはタコの代わりにイカ…ではなく、ナタデココが入っておりました。ちなみにさっき写ってた赤いやつはチェリーの砂糖漬け。なんという偽装食品…w
ちなみに味は普通に甘いスイーツでした。お好み焼きやたこ焼きのソース味ではありません…って当たり前か。




さて、今日はいよいよ駿台で授業を受けるのが(おそらく)最後になるということで、もちろんランチも今日が最後。これからはどうせカップ麺や冷凍麺をはじめとした怒濤の即席食品ラリーになること請け合いなので、お腹がそれほど空いていたわけでもないけど家を10分ほど早く出て大阪駅前第2ビルへ。
というわけで、最後の晩餐ならぬ最後の昼食に選んだのは『グリル北斗星』。
実は予備校で梅田に来るのは今から遡ること1年半前の2008年6月に河合に行き始めた時が最初だったんですが(過去に書いた日記を検索できるというのはつくづく便利だなぁ…)、今ではすっかり自分のテリトリーに組み込まれてしまったこの大阪駅前ビル界隈で初めて行ったのがこの店だったわけで。
以来自分の中ではここのトルコライスはひとつの特別な地位を保持してきているんですが、その記念すべき第1回のお店ともなれば最後を飾るのに不足はありません。丁度この界隈では珍しく日曜も開いてるし。


さて、いつもはわりとピーク時を外して行くことが多かったんですが今日は一番ピーク時間帯。いつもならサラリーマンの姿が目立つこの近辺ですが、今日はさすがに日曜日でしかもバレンタインデーということもあってデートか何かと思わしきカップルがかなり多い様子。しかしデートでここに来るとはなかなかの通ですな…。
今回注文したのは『トルコライス』の、今回もまたポークカツのせでセットにしてみる。


トルコライスセット(その1)
まず運ばれてきたのはセットのサラダとスープ。


トルコライスセット(その2)
何の変哲もないシンプルなコンソメスープだけど、これがなかなか美味しい。


トルコライスセット(その3)
そしていよいよ主役のトルコライスのご登場。ポークカツレツとふわふわ玉子、そしてピリリと辛いドライカレーにデミグラスソースというこの組み合わせ。うんやっぱり美味しい。
いつ来ても思うんですが、このトルコライスにのっかってる茶美豚のカツレツが不思議なほど美味しいんですよね。良い豚肉ということもあるだろうし揚げ方もカラッと揚がっているんだけど…下味のつけ方が上手いのかなぁ。とにかく美味しい。おかげで未だにエビフライをはじめとした他の3種類は試したことがありません。
最後に相応しい良いランチでした。ごちそうさまでした。



さて、駿台のほうはというと今日がいよいよ東大プレ物理の2日目。この講座が二次試験前最後の講座なので、後期対策講座を取る羽目になったりしない限りにおいては駿台で授業を受けるのも今日が最後です。
思えば駿台に入ったのはもう10ヶ月も前ですか…。灘校とは対照的に(まぁ灘校もまだ狭い部類ではあったけど)とにかく狭い空間の中にひしめく大量の人。ナチスの収容所と形容するとさすがに言い過ぎですが、それでもゆったりとくつろぐ場所とは程遠い空間。
8時間もぶっ通しで授業を受けること自体がほぼ初めてだったし、模試という面倒なものを除いてはイベントらしいイベントも全く無くひたすら続く単調な毎日。最初はそれが嫌で嫌でたまらなかったけど、それがだんだんと苦にならなくなるというのはまさしく慣れ以外の何物でもない。つまり、いくら変化のある毎日を切望している自分であってもそういう空間に適応しようと思えばできるということ。それは裏を返せば将来的にもいろんなシチュエーションにおいて最初は望んでいなかったことでも次第に慣れてしまえばその望まないポジションに落ち着いてしまいかねないということであって、今後それは心に刻んでおかなければ志高く生きることが出来なくなってしまうかもしれません。


ただこの1年間、高校時代とは比べ物にならないほど良い授業というものを受けたし、また高校時代では考えられなかったほど(単に高校時代に何もしなかっただけという話もあるけど)結構しっかり勉強はしたし、なんだかんだで友達の輪も増えたし、灘校という幾分…いや極端に特殊な空間から世間一般に近い空間で1年を過ごすことによってだいぶ外界に対する適応力がついたような気はするw
世間には浪人することによって生涯年収がウン千万変わるとか言う人もいるものの、それは果たしてどうなのかは実際に比べてみることは難しいし本当かどうかも分からないのだけれども、少なくとも大学生活という人生におけるある種最大のモラトリアムは浪人した人にもそうでない人にも等しく4年間という時間が与えられるわけだから、この1年間というのは決して無駄な1年ではなかったと思うし、去年もし大学に入っていたら学力的にあまりにも不足分が多すぎてとてもついていけなかったような部分も今年ならそれ相応の学力がついているはず…ということを考えるとむしろ良かったとすら言えるのかもしれません。
…もちろんこれは今年無事に東大に受かるということが前提条件になっているのは言うまでもない。


授業のあとで梅田まで一緒に帰ってきた友達と、春に駒場で会おう、そう約束した。