無い授業を受けることはできないとは限らない

ぼっかけそばめし

講座自体は打ち切りになってしまったという扱いになっているものの、今日は米村師が出講ということで駿台へ。いやその前に昼食ですね。


4日間の講座なので4軒回れるぜイヤッホゥゥゥ!!と思ってたら1日減っちゃったのでどこに行こうかかなり迷ったんですが、せっかくなら神戸にあって大阪にはないものにしよう!ということに。
そんなわけで今日は三宮さんプラザ地下、一昨日行ったベトナム料理店から程近くにある『長田タンク筋』という焼きそば…ではなくそば焼き屋さん。『焼きそば』ではなく『そば焼き』というのにはなにか意味があるらしい。
ちなみにこの近くには焼きそば屋さんがもう一軒、『長田本庄軒』というのもあってそこはいつも行列ができているんですが、いろいろ見ていたらそこよりもこっちのほうがホンモノ志向で評判も良さげだったので結局こっちに決定。


長田タンク筋店内にて
店自体はそれほど広くないもののカウンター席とテーブル席(どちらも鉄板アリ)があって、店内にはちょっとレトロな飾り付けがあったりやたら古めかしいビールのポスターが貼ってあったり、さらにスピーカーからは昭和の浪花歌謡が流れてたりととにかく分かりやすく『昭和』をコンセプトにしている感じ…というのはそもそも店名のフォントにあの絶望先生でもおなじみの昭和モダン体が使われてるあたりからも明らか。
そして店主が大の阪神ファンなのだろうということもこれまためちゃくちゃ分かりやすく、サインボールが飾ってあったりレジ前に虎の屏風のような絵が掛けられていたり、挙げ句の果てには広島焼きとそばめしを融合させた『金本焼』というメニューがあったりするあたりからもう見たまんまですな。


で、今回はせっかく神戸の味なんだしというわけで『ぼっかけそばめし』の定食をオーダーしてみることに。そばめしをちゃんとした店で食べること自体が初めてなのでこれは期待。


ぼっかけそばめし
というわけでしばらくして出てきたのがこれ。そばめしの上からぼっかけを文字通りぼっかける。
それをしっかり混ぜてから取り皿に取りつつ食べてみると、これがなんともパラリとしたいい食感。中華料理でいうところの炒飯、あれは簡単に見えてベチャっとならないゆにパラパラに仕上げるのがかなり難しいんですがこれも多分そうなんでしょうね。それがしっかりとパラパラの食感になっているのは素晴らしい。
そしてこのぼっかけはというとこれがまた旨いんですよ。A4〜A5等級の和牛からとれたすじ肉を使っているそうでこのあたりの食材にも相当こだわりがあるのが窺えるんですが、もちろんそれだけの黒毛和牛を使っていて美味しくないわけがない。とろけるような柔らかな食感と甘めの味付けはたまりません。
ちなみに全体の味はかなり薄味に仕上がっているんですが、カウンターに甘口、辛口、そして『虎(ドラ)ソース』という3種類のソースが置いてあって、好みに合わせたソースで味を調整しながら食べられるシステムになっているのがなかなか宜しいです。ちなみにこの『虎ソース』はというといわゆる『どろソース』の類で、ウスターソースをさらに濃厚かつスパイシーにしたようなかなり刺激的な味わい。これがそばめしに実によく合うんですよね。かなりピリッと辛いんですがだがそれがいい
さすがに目玉焼きまではつかないものの、夜に単品で注文するよりも安い価格で味噌汁・漬物付きにセットになって780円というのはなかなかの値打ちもんですね。ご馳走さまでした。


で、エネルギーも蓄えたところで駿台へ。
さすがに1日で残っている3日分の問題を全部片付けるなんてのは無理なので、今日はとりあえず立体図形の絡む問題を3つほど普通に解説したあと、残りの時間で他の問題の要点をできる限りまとめていくといった感じでした。この道一筋二十数年間、ほとんど授業を休んだことは無かったそうなんですがさすがに今回はあまりに突然のことだったようで…お気の毒にとしか言いようが無いです。世の中つくづく何が起こるか分からないもんです。


ちなみに悩んでいた授業のやりくりをどうするか、という件に関しては結局他に取れそうな日がなかったのでキャンセル扱いということに。払い込みの手数料も駿台が負担してくれるようで…いやはや対応については感謝の一言。
そして数IIICの授業ノートは同じクラスのいまいち氏(仮称)が貸したろか?と言ってきてくれたのでお言葉に甘えることに。なんかもうほんまに感謝です。。


さて、気がつけばセンターまであと30日か…。
そういえばいつしかの東大オープンも返ってきたので軽く結果だけ。


英語:49/120←←
数学:71/120…!?
国語:50/80
物理:21/60←
化学:13/60←


合計:204/440
東大理I:B判定


とまぁこんな具合でした。実戦が多分死亡確実なだけにオープンでなんとか(本当にギリギリだったとはいえ)B判ラインに滑り込めたというのは気分的にはやはり大きいかも。何気に河合の模試でB以上の判定が出たのはこれが最初で最後。
そして今回は数学がいつになく大フィーバー。今まで一度も取ったことがない半分どころか70点超えとかどういうことなの・・・まぁ昔に比べると答えが間違っててもだいぶ部分点が稼げるようになったのは間違い無い気がします。
逆に理科2つと英語の爆発っぷりは悲惨。英語はなぜこの時やたら不調だったのかは謎(多分たまたま悪かった可能性が高い)ですが、理科2つはこれからなんとかして詰めていかないといけませんな。
しかし個人的には、2日目の教科が軒並み撃沈してるのに数学が良いだけでまともな判定が出てしまうあたりに一番ビックリしてたり。
それはつまり結局なんだかんだで全ては水モノの数学で決まるということ…やっぱりこの間のセンター模試の現代文の文章じゃないけど我々の人生は全て無という偶然の上に成り立ってるのかもしれませんね。