久々のネタもの

阪急7017F臨時嵐山行き@岡本

今日は弟が高槻中の入試説明会的なものがあるとかで早く起きることになって、しかも親付きで行くので昼食は家にいても何も無いという状態。そんな時にあの嵐山臨が走るなんていうもんだからこれは乗らざるを得ない。というわけで、来週は飛び石連休状態になることだし一日ぐらい気分転換、ということで今日は阪急をいろいろと楽しんできました。


まず何を狙ったかといえば、高速神戸発嵐山行きの臨時列車。これは春にも一度走っていてその時は途中桂〜三宮がノンストップというとんでもないことになっていたんですが今回はまぁまともに神戸線内は快急停車駅。
しかし初めて休日に走るとあれば今までの平日とはわけが違うし、これはなかなかの激パになるだろうなぁと思いつつも定番撮影地の岡本へ行ってみたんですが、




あれ、二人しかいない…( ゚д゚)


到着30分前でこの有り様。先客の2人は8時台ぐらいから既に来ていたらしいんですが、結局その後も一人増えただけでそれ以上は無く、あまりに平和な状況で撮影できたので拍子抜け。しかもここより西側になるとこれまた定番の御影のS字カーブも含めて撮影者は皆無だったようで、どこぞのJRとか川の向こうの某社とはえらい違いです。


というわけでまず肩ならし&時間つぶしで来る列車を次々と撮ってみる。


阪急9000F普通梅田行き@岡本
9000系は今日も普通でした。ちなみに7007Fはお休みの様子。


で、待つこと半時間にしてお目当ての列車が登場。


阪急7017F臨時嵐山行き@岡本
ダイヤを見ると下り特急との被りが心配されたんですが、幸いそういった被りも無く撮影に成功。今回は春同様ちゃんと『嵐山』幕が入っていてそれらしい感じになってます。
しかし撮り慣れた岡本でもまだ6連なんて一度も撮ったことが無かったので結構タイミングが難しかった。。


で、次は乗車タイム。これだけ快晴の小春日和で明日は雨予報なのでこれは混むかも…と思っていたんですが、実際はどうだったかなどさっきの撮影者の少なさからも予想はつきましたが見事に空いてました。これまた拍子抜け。
途中夙川から十三まで乗るという弟が乗り込んできたりとまぁいろいろありましたがとりあえず十三到着。
神戸線ホームの2号線に到着したんですが、ここでも一度ドアが開き母親はそのまま下車したっぽかったんですが弟は降りなかったためにちょっとややこしいことになったんですがまぁ5号線でもちゃんと客扱いすることは事前に分かっていたので問題無し。


さて、ここからが今回のメインイベント。
前回までは梅田駅を使って折り返していたんですが、道路の拡幅工事に伴い一度は撤去されていた十三での折り返し用亘り線である9号線がこのたび見事に復活を果たしたので今回はそこで折り返し。当然ここを使うのは正雀回送などの時だけなので普段は営業列車が走ることなどありません。乗り鉄としてはここは是非とも押さえておきたいポイント。
まず十三を発車するとゆっくりと徐行しつつポイントを渡っていき9号線へ入り停車。


十三駅9号線にて
普段は見られない場所から眺める十三駅を行き交う何本ものマルーンの電車。これは実に壮観。


そして列車が一通り行ってしまった後、今度は向きを変えてゆっくりとポイントを渡りながら十三5号線に到着。こりゃ面白い。


で、十三を出ると次は桂までノンストップ。しかも前回の時とは違って今回は特急並みの所要時間とスジもかなり立っているのでなかなかいい走りが期待できます。


臨時嵐山行き京都線内スタフ
もちろんスタフもバッチリゲット。こりゃ確かに真面目に走ってくれそう。


臨時嵐山行き停車駅案内
ちなみに今回は、側面のステッカーは無かったものの停車駅案内はちゃんと今回の臨時列車のために仕立てたものに入れ替わってました。流石。


そして結局列車はほぼ期待通りの快走を見せてくれて、途中相川や水無瀬のあたりで若干詰まったりしつつも淡路・長岡天神で準急を2本も追い越し、かつての大宮〜十三間ノンストップを思わせるような走りで気がつけばもう桂に到着。
ここからはそのまま嵐山へと向かうことになるんですが、自分はいろいろと他にも目当てがあったのでここで一旦下車することに。


到着すると反対側のC号線には嵐山発河原町行きの臨時列車があって、河原町に行きたい人もその列車に対面接続しているおかげで非常に便利。神戸線各駅ではそういった案内は全く無かったので実際に乗り換えた人はほとんどいなかったものの、これはなかなかよく考えられたダイヤですな。


阪急7017F臨時嵐山&8312F臨時河原町@桂
臨時列車通りのレアな並びも実現。


そして今度は京都線の上りホーム(ちなみに京都線では実は京都方が上りの扱いなんですよね。そりゃ京の都だし)に行って嵐山線の撮影を開始。


阪急8314F普通桂-嵐山@桂
やってきたのはまさかの8300系6連。個人的には嵐山線用に改造された6300系を期待していたんですが、多客期なので4連→6連に変更になってるようで。あれはいつでも撮れるからまぁいっか。


阪急8311F臨時河原町行き@桂
そしてまたしても河原町行きの臨時列車が登場。違和感はあるけどなかなかカッコいい。


で、そうこうしているうちに神戸線からの臨時2本目、つまり宝塚から今津線を経由するというなかなか楽しい臨時列車の到着です。


阪急7023F臨時嵐山行き@桂
これに関しては完全に大方の予想通りの7023Fでした。対岸の会社なら今津線を走る6連とかいって3000系の看板車を引っ張ってきたりなんてことを平気でやらかすところですが阪急はさすがにそこまではやらないようです。


宝塚〜嵐山直通臨時列車HM
もはやお馴染みになった臨時レイアウトのHMにも『今津線経由』の文字。


阪急7023F臨時嵐山&8311F臨時河原町@桂
発車直後の河原町行きと絡めて、今回もまた臨時同士の並びを撮ってみる。


阪急7023F臨時嵐山行き(後撃ち)@桂
そして嵐山行きも発車していきました。


そしたら今度は往路の役割を終えた7017Fが嵐山から帰ってきたんですが…あれ?客乗ってる!?


阪急7017F桂止め普通(プラ板付き)@桂
準急と被りそうだったので慌てて撮ったためにブレブレでまともな写真になってないんですが、列車の正面向かって左側に注目。


『  桂  』


なんと神戸線所属の7000系を臨時列車の間合い運用普通列車に充当というなかなか楽しいことをやってくれたんですが、桂の幕が入ってないもんだからまさかのプラ板掲出。こんなの初めて見た…。
(どうでもいいけどこの感じに妙なデジャヴを覚えたような気がしたんですが、後になって気付いた。そうかサンパチか!!)


阪急8312F臨時嵐山行き@桂
そして今度はさっき河原町まで行った8312Fが嵐山行きの臨時列車になって帰ってきました。
というわけで、これに乗って嵐山線へ。


上桂では行き違いでしばらく停車した後、次の松尾で下車したらこんな並びが実現。


阪急8312F臨時嵐山&7023F回送@松尾
嵐山へ向かう8300系の臨時列車と、仕事を終えて桂の車庫まで昼寝に向かう神戸線7000系7023Fの回送列車。ものすごく新鮮な絵ですねこれ。


阪急8312F普通桂-嵐山@松尾
さらにはその8312Fが今度は嵐山線内運用の普通になって戻ってきました。
どうやら今日は、臨時列車に使ういろんな編成がひたすら入れ替わり立ち替わりで嵐山線普通列車になるというなんともややこしい運用になってたようで、見てただけでもなかなかカオス。阪急でここまでネタ度の高いことをやるのはいつ以来でしょうか。


松尾駅にて
ふと頭上を見上げると、春には美しく咲き誇る桜が枯葉とともにあたたかな日の光を浴びていました。



結局その後は、次にちょっと遅れてやってきた嵐山行きの河原町からの臨時2本目に乗車。
阪急8311F車内
ご覧の通り最後尾はガラガラですが、嵐山も桂も全部出入り口が一番前にあることを考えると無理も無い。しかしいくら多客期で6連にするといったところで結局京都側の車両ばかりに人が固まってるんじゃさほど意味がないような気が…?


阪急8311F普通桂行き@嵐山
乗ってきた8311Fは、桂行きになって桂入庫の普通列車としてあっという間に折り返し。


というわけで自分もそれに乗って桂へ戻り、ふと思いつきで河原町まで行ってみたんですが普段ほとんど使われない2号線に臨時列車の案内などはほとんど無し。今日はいったいどこのホーム発着だったんでしょうかね。


河原町からは9300系LED車に初乗車。9306Fだったんですが、9000系と同様の窓枠になった結果肘を置ける部分がやたら狭くなってたりとか、座席が阪急とは思えないほど硬かったりするのを少々残念に思いつつも、半ばうとうとしながら梅田へ。


遅くなってしまいましたがここで昼食タイム。
今日は大阪駅前第3ビル地下2階にある『踊るうどん』へ。
とにかくうどんの激戦区で、あの『梅田はがくれ』は言うまでもなく『うどん棒』とかもすぐ近くにあって結構埋もれた存在にはなっているものの、滝井の本店はかなりの有名店だといううどん屋さん。
ここは舞茸の天ぷらがイチオシのトッピングだそうなので、まいたけ天ぶっかけを大盛りで注文。普通盛は650円ですが大盛りは+150円で800円也。


まいたけ天ぶっかけうどん(大盛り)
このまいたけ天、さすがにウリだというだけあってこれは旨い。何重にもひだのようになっている分だけ表面積の大きい舞茸の特徴が存分に生かされていて、噛んだ時のサクサク感が半端無い。舞茸自体もかなり美味なキノコなんですが、これの天ぷらはダシやうどんとの相性も抜群。しかもかなり大きめのサイズが3つゴロゴロと入っていて、さすがにどこぞの唐揚げそばほどではないものの結構なインパクト・存在感。
さらにうどんのほうはというと、これがまた個性的。大阪にも最近は多くの讃岐うどんの店が名乗りを上げていて、おかげで香川に行かずともかなりレベルの高いうどんが食べられるようになったんですが、どこに行ってもたいてい『コシの強さ』がひたすら目立っているのが特徴。しかしここのうどんはそういったものとは大きく一線を画していて、もちろんコシの強さや固さもあるんですがとにかく弾力性が凄いのなんの。恐ろしくしなやかでよく伸びる弾力があり、この食感は今まで数多くうどんを食べてきた自分にとっても初めてです。とにかく強烈なインパクト。食べたら踊るとか言う前に口の中でうどんが踊り出しそうです。
そんなわけでまたひとつ新しい店を開拓したんですがこれはまた良い店をひとつ見つけちゃったようです。



ちなみにその後は、
やっぱり第3ビルあたりのチケット屋は他と比べて異常に安いよなぁと思いながら、
ディアモールの広場でなにやら行列ができていると思ったらシーキューブが美味しそうな新作焼菓子の無料配布をやっていたので並んでみたところ、『すいません女性限定なんです』という世の何百万人ものスイーツ男子を敵に回すような理不尽発言に一蹴され憤慨した…
…と見せかけていくら味が良くても顧客を大切にする心が欠如してるのはどうにも感心できませんなぁと内心どこか鼻で笑いつつ(個人的に高く評価していたスイーツブランドだっただけに一気に幻滅したのはもちろん言うまでもありませんが*1)、
阪神百貨店横の雑貨屋さんがいつも閉店セールだとかなんとかで叫んでるけどホントに閉店するのかなぁと思ってたら実は今日限りで閉店だったのでちょっと驚いたり、
飽きるほど7000系に乗ったのに帰りもまた7000系の特急に乗ったり、
とまぁそんなことがいろいろありつつ家まで帰ってきましたとさ。


勉強こそ全く出来なかったものの、久々にいい気分転換になったことだしなかなか充実した一日でした。

*1:食べ物の恨みは怖いってやつですな