ローテンション・ローテーション

阪急7017F臨時高速神戸行き@夙川

今日は初めての月曜授業。まぁ授業は数学が1つ少し微妙なのがあった気がするものの、ほとんどはやはり去年1年間学校でやっていた授業がいかに不毛なものであったかを実感させてくれるような素晴らしい授業ばかりです。
帰りは梅田で例の高速神戸行きの臨時を見てみる。まぁいつしかの雨の日ほど悲惨ではないもののあまり良いとはいえない乗車率。
運転停車を除くと嵐山〜三宮ノンストップというすごいダイヤなのでぜひ乗ってみたかったんですが、授業が15:20に終わるのでさすがに南方乗り換えを使ったところでさすがに16時に桂に着くのは不可能。
梅田でドアが開くとはいっても降車側だけで、どうせ無理矢理乗ろうとしても降ろされるだけなので乗車は叶わないにしてもせめて写真ぐらい…と思って夙川に先回りしていたら、上りの普通が駆け込み乗車のおかげで6〜7回もドアの開け閉めをしていたおかげでいつまで経っても発車しなかったおかげで見事にまさかのモロ被り。今日は他にもなんかいろいろと運がないというかとにかく偶発的な出来事はことごとくテンションだだ下がりになるようなことばかりだったし天気もなんかアレだったので極めてローテンションです。。まぁ一応撮るには撮ったので写真だけは載せときますが。
阪急7017F臨時高速神戸行き@夙川


ここから先は久々にdarkな顔が覗いてくるので読みたくない人はUターン。




まぁこうして『小さな不運』が重なって気分がさえない時にこそ、普段意識的か否かは分からないものの自分の周りに張っている虚勢が一部剥がれ落ちてきて隠れた内面というものが垣間見えるわけで、久々に感じたことを。
こんな感じで毎日駿台に通っていて、授業についてはきわめて申し分ないしそれを朝から夕方まで受けているのは全くといっていいほど苦にはならないけれど、自分にとっては予備校という環境はどうも過ごしにくい環境のような気がしてならない。


まず雰囲気の問題。これはもちろん個人個人の考え方があるから誰にでも当てはまる話ではないけど、お世辞にも『和やか』とはいえないムード。緊張感のある中でライバルと切磋琢磨することでこそ成長するという考え方もあるものの、正直そんな殺伐とした空気を1年間も吸わされていたら能力云々よりも先に気が狂いそうである。個人的にはもうちょっと打ち解けた空気がありつつもやる時には気分を切り替えて集中、ぐらいの感じでないとまずもたないと思う。
もちろん食堂のエリアまで行けばそういう殺伐感は無いものの、それではまったりとした平和な空気が流れているかというとそういうわけでもなくて、何か来る目的を根本的に勘違いしているのではないかと疑いたくなるような人々のたまり場になっているという雰囲気。例えるならば黒い蝶のサングラスをかけバチッと気合いの入った服を着た鬣の人たちが互いに相手牽制しながら遠巻きに出方を伺っている社交場とも言うべきだろうか。自分は基本的に相手が拒まない限りは誰とでも打ち解けるタイプだけれども、そういった近付き難いオーラを放つ人々の攻撃のフォルムを崩せそうな気は到底しない。


そういうわけで誰か新しいメンバーと会話する相手もいなければ場所も無くなるので、当然のように話し相手の中心はグループのような規模ですらなくなり、普段からよく話しているような知り合い数人との個人的な対話程度にfixされてしまう。それも機会が限られているために実際に今日一日で家以外で誰かと交わした会話数といえば自分の今までの生活の中では考えられなかったほど少なく、おそらく原稿用紙数行にも満たない。
典型的な理系男子にはこの感情というのはなかなか理解されがたいかもしれないが、話し相手がいない・誰か友達と他愛のない会話ができない、というのはこれがなかなか辛い。
もちろん、何にでも排他的な自前のグループの一員として所属していなければ気が済まないというような中学生の女子のような極端なことを言うつもりはないが、食事とは一人で黙々と栄養補給をする場ではなく誰かと何かを楽しく食べる憩いの場であると思っているし、趣味に没頭している時以外の暇な時間はできれば誰かと雑談でもしていたい。自分の場合、日々溜まったストレスのうち7割方はどうでもいいような友人との会話によって発散しているから、会話の場が無くなるというのはすなわちこの7割のストレスが発散されないまま自分の中に居残ってしまうということを意味する。
そうすると、体育の授業をはじめとする運動によるストレス解消も期待出来ない予備校生活においてストレスを解消する手段は、やはり授業が終わった後の帰宅途中ないしは帰宅後の趣味活動ということになる。自分の場合はこれが鉄道になったりパソコンになったり音楽になったりする。
当然ながら普段よりも多く溜まったストレスを解消するためにはその分長い時間その趣味に打ち込まなければならないが、そうすると必然的に家での勉強時間が削られてくる。それなら最初から趣味なんてやらずに勉強すればいいじゃないかという話になるかもしれないが、ストレスの増加によるモチベーションや集中力の低下に伴う学習の非効率化が起こっては時間だけ確保しても何にもならないし、ひたすら我慢して耐え続けた挙げ句とうとうある一線を越えて溜まり溜まったフラストレーションが大爆発を起こした時に、せっかく積み上げたものが山体崩壊の如くストレスもろとも吹き飛んでしまう可能性さえ否定はできない。だからこそ、いかにして溜まったストレスを効率よく吐き出しつつ学習の時間も確保するか、というのが高校時代には無かった新しい大きな課題として降りかかってきているように思う。


まぁこうして自分のブログで他人が見ても何の得にもならないような感情を吐露して詭弁を弄しているのも、あくまでそういったストレスの発散のひとつの方法でしかないのかもしれませんが、そんなわけで本人はずいぶんと寂しい思いをしているようなので、見かけたら遠慮なく声でもかけてやってください。多分喜ぶと思うので。