優雅な日々

大学生の皆さんが忙しい日々に追われる中、自分は今日も一日のんびりと、曲をいろいろ考えたり旅行記を書き始めたりニコ動を見たり野球中継を見たりといった具合で実に優雅な休日を過ごしておりました。※但し有意義だとは限らない。
しかしまぁ、半年ほどニコ動という存在から離れていて久しぶりに戻ってみると、やっぱりここは才能の無駄遣いの集まりというか、日本という国にはこれほどの有り余る才能がまだまだたくさん埋もれているのだなぁ、と思うわけです。
もちろん面白いMAD動画とかそういうのも凄いし3D技術も半年で恐ろしく進歩したし、いろいろと評価すべき点はあるんですが、ひとつ思うのがやはり初音ミクを筆頭とするVOCALOIDの存在ってのはとてつもなく多くの才能を引き上げたんじゃないかなぁ、と。
まぁなんというか、素晴らしい曲を作れる才能がある人がいたとして、DTMとか演奏の技術を持っていればインストの曲は作ることはできるものの、それだとやはり押しが弱いし、かといってヴォーカル入りの曲を作ったとしてもその人が歌唱力まで兼ね備えているかとなるとそれはまた別問題なわけで。
でもVOCALOIDの存在があるだけで、歌詞をつけた『ヴォーカル』というパートもコンピューターの『打ち込みの音楽』の上に乗せることができるようになって、さらにニコ動というリアルタイムでの公開・評価の場を借りることで一気にその才能をpublishできるようになった。
さらに面白いことに、やはりVOCALOIDの曲というのはあくまでコンピューター上の音声が歌のパートに入っているわけで、その表現力が人間に敵うはずは到底ない一方で、人間が歌った時のような変なクセや印象の固定化がなされないまま、いわば『仮歌』として発表されるので、そこに実際に歌唱力に自信のある人たちが『歌ってみた』動画としてその曲に命を吹き込む。また、さらにはこの曲にさらなる演奏やアレンジを施す人も出てくる。
この2段階の過程によって、作曲家と演奏家のどちらも自分の才能を開花させることのできる条件が整う、というのがなかなか凄いことなんじゃないかなぁ、と思うわけです。
そして最終的には、カラオケ化や着うた配信、自前でのCDの出版どころかそれに目をつけた業界人の手によってメジャーデビューするケースにまで発展することにもなって、この動きがさらに広まって行くと、レベルが落ちただの何だの言われている昨今の日本の音楽シーンに対する強力な刺客にもなり得るんじゃないかなぁ、と。
これから5年や10年先に、どういう方向へと向かっているかというのが非常に興味深いもんです。


とまぁそんなわけで、書くことが無いので思ったことをいろいろ書いてみたわけですが、
入試前日〜高崎〜旅行出発日までの日記を写真入りで更新したのでよろしければ。
2009/2/24(入試前日)
2009/2/26(入試2日目終了後)
2009/2/27(東京→高崎)
2009/2/28(横川鉄道文化むらの日)
2009/3/1(吾妻方面の日)
2009/3/2(旅行出発日)