戦慄の富士ぶさ

EF65-114牽引カモレ@甲南山手

昨日の日記にも書いてたように富士ぶさのチケットが昨日発売の分は一瞬で売り切れてしまったということで、今日は朝早く起きる羽目に。


確かに廃止2週間前、それも東海道縦断が最後でかつ東京と九州を結ぶ最後のブルートレインともなればやっぱり人気が沸騰するのはある程度分かりきっているとはいえ、
この出発日1ヶ月前の午前10時、全国一斉に行われる切符の争奪戦で競り勝つことができなければ入試が終わった後の一番の楽しみである卒業旅行の計画自体が一瞬にして水の泡となってしまうわけで。


そして昨日用意した大金を携え、自宅のすぐ近くのバス停からバスに乗ってJRの芦屋まで出てから隣の甲南山手へ。9:10頃には目的地到着。
そこでさっさと指定券の申込書を書いてからみどりの窓口へ。




自分『あのー3月2日の富士号の切符を4枚、10時打ちお願いしたいんですが…』


了解してすんなり話が済んだかと思いきや、おもむろにマルスをいじり始めた駅員。




駅員『あ〜もう全部埋まっちゃってますねこれ』




…!?
現在時刻、9時15分。



自分『あれ、3月2日の分なので今日の10時開始だと思うんですけど…』
駅員『いや、これ日付は発駅が基準なんで…って、あぁ3月2日東京発の分ですか、でしたらもう少しお待ちください』


ここでなんとなく嫌ーな予感が漂ったのは言うまでもなく。。



で、とりあえずやることもないので入場券買ってホームに上がって、暇つぶしにEF65や桃太郎の貨物やら新快速やらをパシャパシャ撮ってる間にちょうどいい時間になったので9:50過ぎに再びみどりの窓口へ。


すると、なんと困ったことにさっきの駅員さんがいない!
もうすぐ戻ってくるんだろうと思いながら待っていたら気がつけば9:55。そろそろ帰ってきてくれないとちょっとヤバいんじゃ…と思っていたら、なんとそこに現れたのはまさかの定期券購入客。これは万事休すか!?




しかしなんとか2分前にその客は定期券を手に去って行き、今までその客の応対をしていた駅員の後ろにはさっきの駅員さんが。


決戦1分前、急いで用意をして臨戦態勢に入る。あとは10時きっかりに送信するだけ。






そして勝負の時が訪れる。






駅員の指が時報と同時にマルスを叩く。






回線がうまく繋がっているのかどうか疑わしい画面がしばらくの間表示される。
そして…























…負けた_| ̄|○


なんてこった。今までブルトレなんて廃止2週間前でも平日の開放B寝台なら余裕で空席があったぐらいだというのに、まさか月曜出発のこの切符がわずか1分にも満たない時間で瞬殺されてしまうとは…。
ここまでのプラチナチケットになるとは正直予想だにしていませんでした。。




その直後、北新地で張っていたid:gillhanter氏からの電話が入る。


『どうやった?』




『うん、負けた…。そっちは?』













『こっちは喫煙の7号車やけど、一応○番と○番のボックス取れてんけど…』







あ な た が ネ 申 か ! !





かくして、高校生活最後の思い出作りとしての卒業旅行は、まさしく文字通りその切符を手にすることが出来たのでありました。id:gillhanter氏には本気でGJ! I can't thank you more!!







それなら別に自分は10時打ちしに行かなくて良かったじゃないかなんて野暮な突っ込みは断じて受け付けませんw
だってこれで片方しか行ってなかったらどうなってたか分からないし、ね。
なんというか、センター試験でも全然緊張しなかったのに今日はめちゃくちゃ緊張しました。いやホントに。。