ラ・カンパネラ(Ver.3.0)

今日はなんか予想通り風邪ひいて体調が…。こんな状態で火曜日は迎えたくないので3連休でしっかり療養中。。
しかし涼しくなってきたおかげで勉強も珍しくはかどってきて、今日は夏休みから4問飛ばしで進めてた数学の入試問題集2008、IAIIBは夏休み中に終わってたもののIIICもようやくこれで一巡。積分の鬱陶しいところを抜けたらあとはさくさくっと進むのねこれ。
いやまぁ、4問飛ばしのくせに3ヶ月でようやく1周かよって感じですが…でもそれなりに効果はあった気はします。とりあえず結局はどれだけ力がついたかってことなのでまぁいかに必要最低限の労力でうまく力をつけるかが大事ですね。


ところで、NHKのBSで『名曲探偵アマデウス』って番組をやってて、毎回いろんなクラシックの名曲の裏に隠されたエピソードが紹介されるんですが、今日は『ラ・カンパネラ』特集。


昔から好きな曲だったし、フジ子・ヘミングの演奏に魅せられて自分も弾き始めて去年のピアチェでようやく人前で披露した(受験がなければホントは小学校時代に完成させてるはずだったんだけど…)個人的にかなり思い入れの深い曲だったり。


で、実はあの世間でよく知られてるカンパネラ以前にリストは2度も同じパガニーニの曲をピアノ用に編曲してて、
1作目のカンパネラはまだ青かった頃のリストが自分の演奏用に超絶技巧をとにかくひけらかす感じで書いたひたすら難しい曲で、本格的に作曲家への転身を始めた頃に作った2作目はうってかわって結構地味な作風。
で、今有名な3作目はそれよりは少し派手になって、カンパネラ=鐘を連想させる音のスパイラルを入れつつさりげなく超絶技巧を仕込んだもので、実際に聞き比べても確かに完成度は一番高い。


…とまぁそんな感じのことはピアチェの曲目解説を書いてた時に調べて漠然と知ってはいたものの、最初のイントロのオクターブの音が同じ音なのに2作目ではミ♭だったのが3作目ではレ#に変わってたとは…。
確かにミ♭とレ#じゃ微妙にニュアンス違うもんなぁ…と言っても多分音楽やってる人しか理解してはくれないんでしょうが。。


それにしても第一作目のカンパネラはもはや変態レベルなぐらいに難易度ぶっ飛んでるのね。。しかしまぁよくこんな楽譜見つけてきたこと…。
なかなか面白いのでクラシック好きな人はぜひ一度見てみるといいかもしれません。