SAMPACHI FOREVER!!

113系3800番台@谷川

今日の朝日新聞の朝刊に、生物オリンピックで日本人が銀メダルと銅メダルを獲得したとかいう記事が載っててそういえばうちの学校からあちこちに行ってる人たちはどうなったんだろうと思っていたら、去年数オリで銀メダルを獲ったsimoz氏(仮称)がなんと今年はついに金メダルを獲ったという報告が。おおおおお!!
『いや〜彼ならきっと金以外は獲って来ないと信じてましたよ』(音声は変えてあります)
しかしよく考えてみれば、自分を含め他の人たちも、もし中学入学時点で数学とか物理とか化学とかその手のクラブに入ってれば今頃入試そっちのけで世界の強豪たちと肩を並べてた可能性が少しでもあったと思うとなんとも勿体ないことをしましたね、と言いたくなりそうですが、かといってそういう学問にのめり込んで研究者とか大学教授になる気も特にないので別にいいんですが、しかしそういう趣味を持ってたら今頃もうちょっと得意分野が増えてたのかもしれませんな。


さて、それはまぁ置いといて今日から夏期講習。それも学校の。
しかも普段の始業は8:40なのに今日はそれよりも30分も早い8:10始業。聞くところによると震災以前ぐらいの頃は始業が毎日8:10で、授業は6時間やっても14:30には終わってあとは部活とかにたっぷりと時間を費やせていたとかなんとか。ただそれでも遅刻が多くなってきたので30分遅らせて8:40にしたものの結局遅刻者が多いことには変わりなかったようで。まぁ結局最初から間に合わせる気のない人を時間通り来させるには始業時間を30分ぐらいサバ読んどくぐらいしかなさそうですしね。
で、教科は地理。前半3回はマメヲ師(仮称)で後半3回は地理海師(仮称)。というわけで今日はマメヲ師(仮称)の授業だったんですが、思いのほか人数は多くて50人近く来てた気がします。最初20分ほどでセンタータイプの演習問題を解いてから自分で答え合わせをして、重要なところを解説するといった感じ。30点満点で24点が合格点(目標点)だったんですが、結局そこに達していたのは自分を含めてわずかに5人程度しかおらず。やっぱりセンター問題って結構抽象的な概論をかなり把握したうえで具体的な部分を見ていかないといけないので案外厄介なもんですな。しかし50分ってのはちと短かったかも。
本来ならこの後は月水金は物理、火木土は化学なんですが、物理はそもそも受講してないので今日はこれにて終了。時間はまだ朝の9時。
今週は今日だけ塾がひとつも入っていないわけで、さすがにこのまま家に帰るのもなんか勿体ないので台氏(仮称)と2人で住吉のキヨスクで冷凍みかんでも買って…と思ったらなんと珍しいことに売り切れ。仕方なく近くのセブンイレブンで柚子シャーベットを買って住吉川のほとりで食べる。しかし河原って周りと比べると本気で2〜3℃は違いますね。
台氏(仮称)は今日は敢えてカメラを持って来なかったらしいのでそのまま帰ったんですが、自分の場合は昨日1日缶詰状態でアレだったので、せっかくのいい天気なので今日は気分転換の日に決定。
というわけで、せっかく住吉川の上流のほうまで来たのでそのまま以前から一度行ってみたかった阪急の御影駅の東側にあるS字カーブへ。
阪急7001F@御影カーブ
なるほど噂に聞く通りの好撮影地。S字カーブらしくちょっとクセのある写真にはなりますが、坂を一気に上ってきている途中ということもあってなかなかカッコイイ。前パンが特によく似合う感じ。ただし慣れるまではズームや構図がかなり難しいですねここ。写真の傾きもどこに合わせていいのか迷います。
阪急5010F@御影カーブ
5000系リニューアル車(もはや全編成リニューアルされましたが)の中でも異端的な存在ともいえる5010F。特に目立つのは貫通路に付けられた車番。
阪急8008F@御影カーブ
8008F。シングルアームパンタ装備車で、個人的には神戸線の中では外観的に一番気に入ってる編成かもしれません。
阪急5004F天神祭HM@御影カーブ
そして最後は天神祭ヘッドマーク掲出中の5004F。この天神祭HM、毎年祇園祭が終わってからのわずかに1週間ほどしか見られない短期間限定のHMだったりします。
本当ならこのあと折り返してきた9000Fとかも撮れたんですが、他に行くところが出来たのでとりあえず坂を下ってJRの住吉へ。
本当なら221系が来たら良かったんですが待てど暮らせど223系のスモークガラス車ばかり。仕方なくそれに乗り、ただ空いてて快適なのでそれでそのまま西へ。
太陽は燦々と降り注ぎ、気温は35℃近くまで上がっているものの湿度は低いので爽やかな暑さ。こんな日に海が賑わわないはずがなく、須磨海岸にはたくさんの人が。しかし須磨の海の水って思ったより綺麗なんですね。
そして自分はそのまま西へ進み加古川へ到着。そう、行くところというのは加古川線大回り。今まで何度も行ってきたとはいえ実は全て左回りで、右回りで大回りをするのは今日が初めてだったり。サンパチももう最後だし。
とりあえず昼食を兼ねて加古川でえきそばを食し、大回りですと言って切符を見せて堂々と中間改札を抜けて加古川線ホームへ。西脇市行きはまた趣味の悪いペイントの103系かと思いきや125系の単行。いい車両ではあるんですが如何せん座席数が極端に少ないのでさっそく座れない。
粟生までは先頭かぶりつきで、そのあたりでようやく空いてきたので着席。ただ103系とは違って転クロなので景色はバッチリです。
この125系IGBT素子のVVVFインバーターシングルアームパンタ搭載、さらに車内は転クロでバリアフリートイレもあっておまけにメロディーホーンまで装備された近代化の塊みたいな眩しい銀色のステンレス車ですが思いのほかローカル線の雰囲気によく溶け込んでます。まぁ見方を変えれば223系2000番台の車体構造をそのまま流用して無理矢理2ドア化してモーター半分にして適当にトイレと運転台をくっつけただけの汎用品流用車ですがそこは敢えて突っ込まない。
のどかな風景に癒されつつ、気がつけば西脇市に到着。
西脇市にて


で、跨線橋を渡って今度は谷川行きへ。ここが3時間半も間隔が開いてたおかげでここまで時間調整をする羽目になったんですが、ただこの区間、窓側席が一通りうまるほどのお客さんすら乗ってるのは未だに見たことがないような超閑散区間でまだ走ってるだけでも有り難いぐらい。実際今日も今までで一番多かったとはいえ10人も乗ってない感じ。しかもそのうち同業者が数名。震災の時に迂回路としての使い道を見出されてなかったら今頃もしかしたら危なくなっていた存在かもしれませんし、とりあえず少なくとも電化はされていなかった気がします。
ところでこの加古川線の沿線風景は特にこれといったものはないんですがそれでもなかなか良い。むしろ何も無いからこそ良いのかも。
ちょうど今はあちこちの田んぼに水を張って田植えをした稲がようやく青々としてきた頃で、田舎ののどかな風景と空の青、雲の白、そして山や田んぼの緑がなんとも美しい。
加古川線船町口〜久下村間の風景
船町口〜久下村間の車窓。


終点・谷川までは案外すぐに到着し、ここで30分近く時間があるんですが特にすることはないのでゆっくりしていってね!!なんて言われなくてもゆっくりしていきます。近くの森で涼しげに鳴く蝉の鳴き声とのどかな田舎の風景、夏の日射し、心地よい風、そしてそれ以外の音は何一つ聞こえて来ない静寂。都会の喧噪の中で暮らしていると、時折無性にこういった自然の中に潜り込んでみたくなるもので、特になにもしなくてもこの空間にただいるというだけで日頃の疲れやストレスから一気に解放されていくような気さえします。
183系国鉄色特急北近畿@谷川
そんな中を通過していった国鉄色の特急北近畿


そして待つこと約30分、ようやく次に乗る列車にして自分が今回ひとつの目当てとしていた車両が登場。その車両とは言わずもがな、





113系3800番台@谷川
113系3800番台、所謂サンパチ。但馬のヌシにしてかの世界の福知山支社の誇る堂々たるエース。しかしこのサンパチもついに223系5500番台の登場により間もなく役目を終えることに。だからこそ今日なんとしてでも来たかったわけです。
例によって2両編成の車内はかなり混んでいて、仕方ないので一番前で小さな窓からかぶりつき。
113系3800番台運転台
これが運転台。見れば見るほどそのやっつけさが露骨に現れていて、よくまぁこんなシロモノを作ったなぁと思わずにはいられません。
途中下滝でサンパチ同士の交換があり、あとは恐竜の見つかった近くの川沿いの渓谷を走り、篠山口手前で一旦停止した後で15km/hというゆっくりとしたスピードで向かった先にはなんと丹波路快速。そう、なんとここでは乗り換えの利便性を確保する為なのかは知りませんが同じホームに2列車を突っ込むということをやらかすわけで。
113系3800番台&223系同一ホーム入線@篠山口
こんな具合でどんどん寄せていくんですが、よく考えるとサンパチと丹波路快速の223系のコラボは今だけの結構レアなシーンかもしれません。


そして今まで数々の思い出とネタを運んできたサンパチに別れを告げ、次は最近221系からごっそりと下降窓223系に置き換わった丹波路快速に乗車。
それにしてもMA編成は静か。223系のM車なんて高速走行時には相当五月蝿かったはずなのにこの車両はもはやまともにモーターが動いてるのかどうかさえ怪しいぐらい静か。これならまだ良いかも。
あとは窓側に座ってから景色を見ながら大阪方面を目指すだけ。
で、気がつけば尼崎に到着。この後乗った新快速は223系下降窓車にも関わらずやたら五月蝿かったのが何故なのかが気になるところですが、芦屋で切符が改札機に詰まってやたら時間がかかってというハプニングはあったものの今回の大回りも無事に終了。
結局夏休みになってもこうして写真入りで鉄道ネタ満載のいつも通りの調子ですが、今日はいい息抜きになりました。サンパチよ永遠なれ。