佐渡からの生還

Sad iPod

今日は朝10時半に起き、近くのパン屋からパンを調達してきてブランチ。そのまま河合の英語を受けてクリアブックやら時刻表やらを買って帰宅、というただの蒸し暑い1日だったんですが…。
なんと、その塾に行く途中の道で、いつものようにアップテンポ気味のケルトを聞きつつ駅へ向かっていると突然ヘッドホンから聞こえてくる音楽がストップ。
別にiPodが中でエラーを起こしてリセットされるなんてことは日常茶飯事なわけで、いつもなら黒画面にAppleのロゴが表示されて数秒間で再起動が完了するわけですが、どうも今日は様子がおかしい。




…起動しない。




おまけになんか変な表示が出てくるし(´・ω・`)


…って、んん!?これは…!!
Sad iPod
泣き顔のiPod。所謂『Sad iPod』。
Appleとはなかなか遊び心のある会社で、昔からMacの起動時には『HappyMac』という可愛らしい笑顔のMacのアイコンが表示されたり、深刻なエラーが起きて起動できなくなってしまった時は不気味なアルペジオ音やクラッシュ音など(このサイトなどで聞けます)とともに『SadMac』という泣き顔のMacのアイコンがその悲運な最期を告げに現れるというギミックがありました。
OS10.2になって以来、味気ない林檎のアイコンが起動時に現れるようになって久しい今、昔の仕事場を追われた彼らがまさかこんなところで元気に生き残っていたとは…古くからMac使いな自分にとってはなんとも感慨深いです。





…なんて、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないよ!!おかげで英語もろくに手につかなくて40をfourtyとか書いちゃうし、テンションはもちろんだだ下がり。なんでこう昨日と今日と嫌な天気に嫌なことばかり重なるかねぇ…。
なんでも、このSad iPodはHDD関係で非常に深刻なエラーが起きてる時だけ現れるレアな表示だそうで、結構な確率でこのまま修理行きになってしまうわけですが、第4.5世代を使っているのでもし修理に出そうものなら29800円というとんでもない金額を請求される羽目になるわけで。てかそれなら新しいの買うし。
しかしさすがにそんな3万もいきなり出費するわけにもいかないので、家に帰ってからなんとか復旧を試みる。
とりあえず電源コードを挿してみたんですが、電池切れの時とは違って一旦林檎マークは表示されるもののHDDがカタカタと音を立てるだけでいっこうに起動する気配ナシ。こりゃいよいよヤバくなってきました。
で、いろいろ調べてるとどうやらiPodにはテストモード(検証モード)という非公式な裏メニューが存在するようで、それを試してみる。LCDやらホイールやらHDDやらのいろんな状態をチェックしたり表示したりでき、マイクのテストではなんとヘッドホンを繋げている状態でそこから音を録音することもできるということが判明。それは知らなかった。
そして検証やらリセットやらを繰り返しているうちになんとか画面にメニューが表示されるようになったみたい。しかしなんか初期化されてる…。こりゃまた一晩かけて修復作業ですな。
と思ったんですが、さらにいろいろ検証やらリセットやらを一通り繰り返すうちにとうとう完全復活!!入れてる音楽も設定の状態も全て元通り!いや〜一時はどうなることかと思いました。
とりあえず、検証の結果を見る限りではHDDの物理的な損傷のような問題はないようなので、またこれからも永く活躍して欲しいもんです。ただ容量がそろそろヤバいんですけどね。