受験生ライフの楽しみ方

トルコライス

今日は全国的には木曜日ですが、灘校というあの狭い範囲に限っては『うちゅうのほうそくがみだれて』局地的に月曜日。日日火水月金土。
とはいっても別に得にこれといった新鮮な授業はないわけですが、ホームルームがないためにいつもの木曜よりは20分ほど早く終了。
高2は修学旅行に出かけていて高1も午後から歌舞伎鑑賞、中3は2時間カットで4時間授業なうえに3組に至っては4時間目が自習なので実質3時間授業。なんてこったい。うちの学年なんて4時間だったことすらないのに。
で、そんなわけで午後からはやたら寂しいことになってたんですが、そんな日でも我々61回生だけは通常通り6時間。よくあることです。
放課後部室にちょっとだけ寄ったものの特に用事もなく、17:50から大阪の河合で化学なので、今日はちと新鮮味を求めて魚崎から阪神で梅田まで出てみることに。というわけで直特に乗ったら山陽の5000系が来て、おまけに先頭M車の進行方向右側の一番前のクロスシートが空いててそこから前面展望もバッチリ見られるというなかなか良い席を確保。同じ6連でも乗車率が倍は違ってて実に快適。たまにはこういうのもいいですな。それにしてもあのだだっ広い複々線を駆け抜けるJRや、私鉄なのに特に東側では新快速並みの表定速度でひたすら爆走する阪急とは違って実に私鉄臭い路線ですね。くねくねしたカーブがあるごとに減速して、また解除されたら加速、そしてまた減速…というきびきびとした走りはなかなか面白いです。


そして大阪に着いたら今度は夕食タイム。
本当なら先週行きたかった味噌煮込みうどん屋にリベンジに行きたかったんですが、昨日調べてみるとなんと第3木曜日だけがピンポイントで定休日。なんですと!?
というわけで他に何か良い店ないかなぁと思ってたわけですが、前にしゃお氏(仮称)も紹介してて、グルメ系のサイトを見てもなかなか良さそうだった駅前第2ビルの地下にある『グリル北斗星』という洋食屋さんに決定。
ちょっと独特の雰囲気のあるこの駅前ビルの地下には、懐かしい雰囲気の飲食店やら一昔前のゲームセンターなどもたくさん入っていて、どことなく昭和の空気。しかも意図的にレトロ感を出してるわけではないのがなんともいい感じです。こういう雰囲気も悪くないですね。
で、そんなサラリーマンの憩いの場的なこの地下ですが、そんな中に佇む少しかわいらしい風貌の洋食屋さんがこのグリル北斗星
中に入るとさすがに時間が時間なのでお客はゼロ。気にせずテーブル席へ。
自称大阪初のスープカレーがウリらしいんですが、今回の目的はトルコライスなので迷わずそのセットを注文。


トルコライス
オムライス並みにふわふわの玉子の上には、茶美豚という豚肉を使っているというサクサクでジューシーなカツレツに、ほどよいコクとさわやかなトマトの酸味の効いたデミグラスソース。そして玉子の下には結構しっとりとした、かなりスパイシーなドライカレー。
このカツレツの揚がり具合もさすがといった感じで、まさしく洋食屋の『カツレツ』という言葉がよく似合います。量も思っていた以上にしっかりあって、エスカロップほどヘビーではないにしても濃厚な洋食が食べたいなぁと思ってる時にはもう最高です。
うちの学食なら決して満足に食事すらとれない500円という金額で美味しいランチがまともに食べられたりする、異常に物価の安いこの建物ですがこの店も例外でなく、これにサラダとスープがついてわずかに950円というのは相当コストパフォーマンス高いです。ちなみに単品なら800円。安い。
大阪よりは北新地の駅のほうが近く、阪急利用なら結構立地的には遠いところではありますが、また来たいなぁと思わせてくれる良いお店でした。
グルメ北斗星


で、そのまま美味しいもののおかげでテンションが上がって河合の化学。友達の話の輪に入れてもらっていろいろ話をしてたりしたんですが、こういうのは学校で喋ってるのともまた少し違った面白みがありますね。


今日なんてのはうちの学校では一般的な受験生パターンの暮らしだったんですが、そんな中でも移動手段やらグルメやらでいろいろと楽しみを見出した日でありました。