恩師

夜の夙川

いろいろとあって、まぁ具体的に言えば数学のクラス上げのテストで点が取れないからという理由なんだけど、化学を研伸から河合に乗り換えることにした。
ただ、その決定自体はあまりに突然だったから、この間、実質的には最後になってしまった化学の授業の時にこれが最後だとは思っていなかったし、当然それを先生に伝えているはずもなかった。
そんなわけで、1年と数ヶ月の間お世話になった化学の先生に、そういう事情があって辞めることにしたということと、今までの感謝の気持ちを伝えに挨拶に行った。


他の塾に乗り換えるなんて突然言いに行ったら、いったいどんな反応が返ってくるだろうか。
先生が口にした言葉は、予想していたものとは違うずいぶん意外な答えだった。
自分の化学の実力なら、できれば一番上のクラスで受けさせてあげたかったけど数学のあのテストのせいでそれができなかったこと。
ずっと付いてきてくれた生徒だけに最後まで教えたかったから代わるというのは残念だけど、今行っているクラスで教えている内容だと物足りないだろうから、新しい塾に行ってもっと自由に化学を学んできて欲しいということ。
そして、その自分の判断は決して間違いではないはずだということ。
授業を受けることは無くなっても、困ったことがあればいつでも相談しに来ていいということ。
大学受験に合格したら、たとえ研伸を辞めていたとしてもぜひ報告に来て欲しいということ。


そして、ひとつだけ約束をした。
志望校に、絶対現役で合格すること。
それを誓って、そのしるしに指切りをした。


研伸の企業体質とかシステムとかは二流丸出しだけど、先生はみんないい人ばかりです。
ブログに人名を載せるのは少々気が引けますが、今日だけは特別に書かせてください。
市道先生。あなたのおかげで化学が好きになれました。この感謝の気持ちは決して忘れません。
必ずきっと、東大に現役で通ってみせます(`・ω・´)