文化祭1日目

美女コン予選にて

※写真に関して、このあたりの判断はちと迷ったところなんですが、とりあえず基本的には顔にぼかしを入れてます。ただし、ステージものの本番に関してだけは人前でのちゃんとした発表ということで入れてません。自分のこの写真はやっぱりぼかしといて!とかの意見などありましたらコメント欄まで。


いよいよやって来た、6年間の灘校生活におけるついに最後となる文化祭。
朝5:50に起床し、テレビの天気予報をつけると天気予報が ま さ か の 曇 、20%。昨日まで70%の雨予報だったのに一体どんな形而上学的な力でも作用したんでしょうか。いや、これこそみんなのパワーなのか…!?
いろいろと用意を済ませて家を出たのは6:48。そして6:49のバスに乗り芦屋へ行き学校へ。去年までなら始発のバスに乗っていって甲南山手でなはつきを撮影してから行く、というのがイベント時の恒例パターンだったんですが、そんなことすらもはや出来なくなってしまったというのも短くも長い6年という時代の流れによるものなんでしょうか。
学校に着いたら一旦クラ研の楽屋に行き、そこに置いてあった古いClavinovaでちょっとだけ練習した後鉄研の手伝い。ストラクチャーばかり凝ってないでちゃんとレールも磨けよーと言っていた小レイアウト、ちゃんと磨いてるとか言ってたはずなのにどうやら全然磨けてなかったようで、肉眼でも線路のうえに塗料が浮いてるのが見えるという悲惨な状態。おまけに線路の継ぎ目やポイントももうガタガタになっていて本当にまともに走れるのかが甚だ疑問です。
そうこうしているうちに時間になったので校庭へ。ここで点呼と集会。
…とうとう、そう、本当にとうとう始まってしまいました。
9時からの中庭のオープニングでは、鉄研とスタクワをステージに出て宣伝し、そのまま鉄研で9時半の開通を目指して作業。ライラック氏(仮称)の親御さんが差し入れとして柏餅とかいうなかなか気の効いたものを持ってきてくれました。
で、しばらく作業してたわけですが、プラレールid:sachikazerick氏の去年の力作車両が今年も登場。走行は全く問題なし。大レイアウトもなんだかんだでちゃんと動き、コンパクトになった開放運転は『電車でGO!』の運転台型コントローラーを改造したコントローラーを2台に増設し、それが2つともちゃんと調子良く動作してくれたので全く問題なし。そして小レイアウトは完全に単なるジオラマに。いや、それでも昼には復活したらしいんですが。
そして、この2日間で9つのステージが控えている自分にとっての2つ目のステージは友生の歓迎会。秋に文化祭で歌わせてもらったあの友生養護学校の人たちが遊びにきて、それの歓迎イベント的なものの一環として中庭で『終わらない世界』をアカペラで熱唱。やっぱりこの子達の純粋なノリの良さには感動させられます。
その後はしばらく鉄研を手伝い、こんちゃん氏(仮称)が出演する漫才を見に行こうとしてバラエティに行ったんですが残念ながら出番は既に終わってました。それでもわちゃ氏(仮称)達の漫才も面白かったし、生徒会長の>氏(仮称)の相変わらずの滑りっぷりも堪能できたんで良かったです。
N-1漫才にて


11:40からは中庭の歌&ダンス企画『ODORIBA』があって、我らがスタクワも大講堂ライブからのゲストということで出演することになってたわけですが、一発目にワタル氏(仮称)達のアコギのDEPAPEPEの曲の演奏で音が割れまくり、その後もしばらくはまともにスピーカーが機能せず、自分たちの出番の時はややマシになっていたものの最終的には片方が完全に死んでいる状態に。どうやらスピーカーにつなぐコードの接触不良が原因だったようで、なんとも気の毒な話です。まぁ明日こそリベンジを。
自分たちのステージでは、ここでは『Love Love Love』を演奏。まだ1日目はお客さんも少なく、内輪メインでまったりしてます。今日はちゃんとモニタースピーカーも付けてくれてたので昨日よりもいい具合に歌えたので良かった良かった。
そして歌以外にもダンスとかがいろいろあるんですが、『羞恥心』を踊った3人組はかなり盛り上がってました。あのバカテンションって楽しいね。CDがバカ売れする(バカだけに?)理由も何となく分かる気がします。しかしあの衣装はいったいどこから…?と思ってたら、どうやらメンバーの一人の親御さんが3日で縫い上げたそうで。そりゃ凄い。
ODORIBAにて(その1)
高2のSMAPの歌&ダンスは特に途中のネタパート全開だったフォクス氏(仮称)がなかなかいい味出してました。V6のダンスも爽やかだったし、GLAY×EXILEもなかなかCool。なんか青春やね。
ODORIBAにて(その2)
ODORIBAにて(その3)


で、その中でも個人的に一番気になったのが『大きな古時計』のオルゴールバージョンでロボットダンスみたいなのを披露して、最後に一人がバタッと倒れてから一気にQueenの『Don't Stop Me Now』に突入するグループ。めちゃくちゃ異色で面白かったしダンスのキレもかなり良かったです。これは凄い。
ODORIBAにて(その4)


ODORIBAにて(その5)
その後のグループもなかなか良かった。しかし、さっきあの格好で羞恥心踊ってた人がそのまま黒服に着替えてクールに『Because Of You』踊ってるってのもなんか面白い話ですね。


一日目のODORIBAが終了し、自分はそろそろクラ研のほうへ。クラ研用の白黒装束(俗にいう正装)に着替えつつ差し入れを少し頂き栄養補給。時間に追われ昼食すらままならない毎年の文化祭において、待ち時間にタダで燃料補給のできるここはオアシスです。なんかいきなり来ては弾いて食うだけでホント申し訳ないですが。。
そして自分の出番が回ってきたわけですが、去年はコピーしたペラペラの紙の楽譜が飛ぶからという理由で空調を切っていたら2日目に混雑のあまり急病人が出るというトラブルがあったので、今年はちゃんと何か紙に貼るなりして空調も入れて、と言っていたにも関わらずステージに上がるとどうしようもなく暑い。てかなんで空調入ってないんすか!?orz
おかげさまで、もとから相当ヤバかった状況だった上に汗が目に入ってきたりして集中できずなかなか悲惨な出来になりました。本番にも緊張にも強いつもりだけど暑さにゃ勝てん。明日はちゃんと空調入れて欲しいもんです…というよりも、このままだといくら整理券導入しても間違いなくまた誰か倒れますよこれは。
まぁ終わったことは仕方がない。また急いで着替えて飛び出す。
青空コンサートにて
新今日は残念ながら青空ではなかったんですが、中庭での青空コンサートもなかなかの人気。しかしこの強風が結構手強い敵だったり。


そして中庭でなぜか今年は1日目にもやっている美女コンを横目に大講堂へ。まぁこっちは空調がそもそもないので暑くて当然。
美女コン予選にて
※ステージ上の人、全員男です。一人でも萌えたら多分負け。


さて、大講堂でのスタクワライブのほうは本当は14:20から始められる予定だったんですが、前のバンドが14:30までと勘違いしていたおかげで10分遅れのスタート。とはいっても、今日は点呼もなければフィナーレもないのでそのまままったりと10分遅れのままきっちり40分やらせてもらいました。明日はちゃんと時間通り終わってもらわないとね。
というわけで自分たちのメインステージ。まずはハッチポッチから入り、続けてひとり、ピアノの狼氏(仮称)も入って桜とケミ。それが終わった後は適当にMCなども挟みつつ終わらない世界、星屑の街、そして最後のLove Love Loveへと続きます。
スタクワライブにて
写真:うちの親が撮影。
まぁぶっちゃけ大講堂なんてのは毎回ブラバンでやってた時なんかでは2日目でさえせいぜい椅子一列に3〜4人座っていれば多いほうだったんですが、今回は始まった段階でそれぐらいの人数がいて、歌っている途中からどんどんお客さんが入ってきて結局最後のLove Love Loveが終わる頃には椅子が半分ほど埋まっているという快挙。中庭での宣伝効果はかなりあったみたいですが、これで明日はどれぐらい集まるかが楽しみです。
終わった後、音楽教師のおっちゃん師(仮称)をはじめいろんな方にお褒めの言葉を頂きました。いやーホントに良かった。彼曰く、何かのきっかけを増幅させていって大きな活動に繋げていくことがやはり大事なのだとかで、確かに自分たちは偶然高1の時に同じクラスになり、選択した音楽のクラス発表会でアカペラを披露したことに始まり、文化祭で歌い、それが評判で友生にも呼ばれ、そして最後の文化祭ではひとつのステージまで取り…といった具合に小さなひとつの活動を発展させていったんだなぁと。多分このスタクワは、今後何らかの活動を続けるにせよここで終止符を打つにせよ、後々の自分の人生を振り返った時に多分高校生活の中でも大きな思い出として残るんでしょうね。
1日目が終わり、文化委員で中庭を片付けて一段落ついた頃。掃除機でばっちり掃除も終わったカーペット敷きのステージの上に何人かで寝転がって、深みを感じさせる雨雲と晴れ間の混在する空と、強い風にあおられて涼しげに空を泳ぐ鯉のぼりを眺めていると、何かとてつもなくいい気分になったのでした。あぁ青春よ。
そして干ししいたけ氏(仮称)と一緒に旧校舎の各サークルとかをちょっとだけ見に行く。
鉄研夏ジオラマ
まずは鉄研。これが大レイアウトの四隅の『四季』のうちの夏ver。別に海だとか青空だとか、そういった『夏』っぽいものはない一番地味なジオラマですが、逆にこの『THE 日本の夏』という雰囲気がまた趣があって悪くないです。
鉄研プラレール
今年もやっちゃいましたプラレール。基本的にid:sanpachi-3800氏が担当したんですが、ヘルプでid:sachikazerick氏が去年製作した113系やキハ58系、117系などの力作も登場。

道教室では書道選択者や書道部員による書道やお皿の作品展示。
書道作品展にて(その1)
書道作品展にて(その2)
ここではハジメちゃん師(仮称)になぜか差し入れだったよもぎ餅を頂きました。書道教室の展示の場所だけは毎年賑やかな文化祭の中でも異様な落ち着いた空気に包まれていて好きです。それにしても、うちの学校の文化祭って基本的にステージものを中心としたイベント系がメインで、こんな感じの展示モノや華道・茶道といったような『なんとか道』系の文化部サークルも少ないですよね。うちの卒業生で東大とかに行った人にはなぜか茶道サークルに入る人が多いとか聞きますが、残念ながらせいぜいあるのは書道と鉄道ぐらいで。…あれ、何か違うような気もしなくもない。
理研究部に行くと、なんかやたら歓迎してくれてボールサーカスの如く鉄球が転がる装置を見せてくれたりしました。液体窒素とか、親が子供相手の実験教室的なイベントでよく使ってたのに実際に触るのは初めてかも。すぐに蒸発してしまうこともあって、冷たいのかと思いきや手にかけた時の感覚って意外にも水道水をかけた時と同じくらいのひんやり感なんですね。物理のこういう実験系って結構いろいろ体験できて好きです。


地研にて
地研の展示もなかなか面白かった。普段お目にかかれないような鉱物の展示や砂金掘り体験などなど。


文化祭の1日目が終わった後、下校時刻までのこのなんとなくまったりとした空気がたまらなく好きです。そしてその空気が味わえるのも今日が最後なんですよね。。
鉄研にはid:vvvfigbt氏をはじめ、さらには東京のほうから総統閣下氏(仮称)、虻氏(仮称)、しうまい氏(仮称)、もりほん氏(仮称)という帰省組のOBの皆さんも帰ってきてくれたので懐かしい活気が。帰りはそんなメンバーと、学校の入り口のところに飾ってある生徒の『夢』を書いた紙で作った造形に突っ込みを入れながら楽しく帰ってきました。


さて、あと1日。
自分はこの6年間、特に中2以降の5年間、多分他の誰よりも早くからステージに立ち、歌ったりバカやったりいろいろなことをしつつ、中3以降は毎年文化委員として文化祭を盛り上げてきました。
自分がこの学校に入りたくなった一番の理由はこの文化祭。だからこそ、それにかける情熱というものは並々ならぬもので、多分文化祭に捧げる情熱は全校生徒の中でも5本の指には入るんじゃないかなと思ってます。いやむしろ一番だと叫びたい。
明日、その6年間の集大成としての一日がついにやって来ます。




みんなで、最高の思い出が作れますように。