『教師に恵まれなかったら…』

昔のオー人事のコマーシャルを思い出した。


さて、今日はとうとう『奥田のおっさん』の最後の授業。
非常にクセが強いために世間の評価は必ずしも一定していないものの、灘校生の中では絶大な評価を受けていたこの先生が辞めるというのを突然知った時には本当に目を疑ったわけで。
いつも通りあの人なりの独特の雰囲気、ペースで授業を進め、いつものように何の脈絡もなく野球関連で巨人や阪神をコケにした発言が飛び出し、いつものようにテキトーな字で黒板に書き殴り、それでもいつものように素晴らしい授業でした。
そして、いつもと違うのはただひとつ。いつもなら必ず最後に言う『では、また来週。』という一言が無かったこと。
…普段と何ら違わない最後だっただけに、この一言が無かったというのがとても寂しいです。


本当ならこれで帰るのがいつものパターンなんですが、今日は1時間少し後から来年度担当する先生による体験講座的なものがあるとのことだったので、わちゃ氏(仮称)、社長氏(仮称)、N氏と4人でラーメン屋で夕食をとる。多分今まで集まったことの無い4人の組み合わせ。もしかするとこれは最初で最後だったのかもしれませんが、食べ終わった後適当に解散してからその授業へ。
さて、その先生の授業なんですが、…まぁなんというか、普通の予備校的な授業です。いや、別に授業自体は悪くはないですし、説明もきっちりしてるんですが…これを受けてると、奥田のおっさんのアブノーマルさというか独特さというかが改めてよく分かった気がします。
そして帰り際に、灘校生数人に『来年どうする?』と聞いてみたところ、返ってきた返事はほとんどが『辞める』。
今日の新しい先生も詳しいことは何一つ言ってませんでしたが、奥田のおっさんが辞めたのは『一身上の都合』で、『大人の事情』を連呼したり来年から『Z会ena』になることとかをやたら強調していたあたり、奥田のおっさんが辞めた件とenaがZ会の参加に入った(吸収された?)ことが何らかの関連性を持っているのは間違いなさそうです。まぁあくまで憶測ですが。
しかし、それにしてもこれから数学の塾をどうしようかと今ちと真剣に悩んでたりします。というのも、他にどこの数学が良いという話もほとんど聞かないし、自分の場合は他の塾だとたいていクラス判定のテストを受けなければならずそこでアウトになる可能性が高いので。
…なんか会社がいきなり潰れたNOVAの教師の心情をリアルに味わってる気がします。えぇ。