天気予報大外れ

初冠雪

結局あれだけ降る降ると天気予報では大騒ぎしていたのに積雪はおろか結局雨が雪に変わることすらなく終わりましたが、まぁ肝心な時に限って当たらない気象庁のことだから今回もどうせ派手に外すだろうと疑心暗鬼に見ていたら案の定完全なスカでした。まぁ、それでも標高300mぐらいより上は雪だったようで、例のゴロゴロ岳も本日初冠雪を記録しました(w
で、まぁいろいろ考えたわけですが、今回の大外れの原因としては、
・降り始めが昼頃だった
この地域ではまともな雪になるのは昼〜夜よりも朝〜昼に降った時のほうが多いんですが、今回の場合降り始めが昼頃だったために既にある程度気温が上がってしまっていた、というのが大きな原因。
・しばらくずっと雨だったために湿度がかなり上がってしまった
実は雨と雪の境目になる温度ってのは湿度にかなり左右されるものがあって、これは湿度が低いと昇華によって熱が奪われるのが原因なんですが、湿度が30%しかなければ8℃あたりから雪に変わり始める一方で、湿度が100%近くあれば0℃前後でもようやく霙が雪になるかどうか、という感じだったりします。今回の場合は気温は1〜2℃ぐらいまで下がっていたので湿度さえ低ければ十分雪になる気温だったんですが、最初に長い間雨が降って湿度が軒並み90〜100%まで上がってしまったため結局雪にならず。ちなみに湿度100%の時は標高が100m上がる毎に気温は0.5℃下がるんですが、自分の住んでいるあたりが1.5℃なら0℃になるのはちょうど標高300m付近と辻褄が合いますね。
・南低型だったものの低気圧が曖昧になって弱まってしまった
本当なら太平洋上から強い力を発揮するはずだった九州〜四国沖あたりの低気圧が急に弱まって曖昧になってしまったので、結果的には雨の範囲などもさほど北上せず、関東などでは雨すら降らなかったところも多かったようです。また西高東低型以上に寒気が重要となる気圧配置だったものの寒気がいまひとつ南下しきれなかったのも問題か。


もちろん他にも原因はたくさんありますが、一番気になったところだけ挙げてみました。
まぁなんだかんだで気象関連のことをずらずらと並べてみましたが、奈良盆地泉南、岡山方面はかなりの雪になったようで、今回は1〜2℃にも満たない細かい気温の違いでここまで天気が変わるというのが改めてよく分かってなかなか勉強になりましたな。
ちなみに水曜日あたりと週末あたりは再び雪の期待できる配置になりそうな雰囲気ですが、肝心の気温のほうがさっぱりなので多分ダメでしょうね。なんだかんだで岡山に住んでいる時以上に雪の降らない阪神間