食い倒れの街

道頓堀

6:30にメールが来たので目が覚める。今日は先週からレイラ氏(仮称)の家に来ていたReenちゃん(仮称)が帰る日らしいんですが、何時に出るのか聞いていたところなんと8時なので来るならそれまでに、とのこと。
しかしまぁ…8時までならまだ時間はあるし…ふぁ〜ぁ…zzzzzz.....


…(゚Д゚)ハッ!!…7時56分!?
慌てて着替えて家を飛び出し見送りに。ちょうど出発するところだった…。ふぅ、間に合った。
いやホントに、次いつ会えるか、もしくは今世の別れともなりかねないような大事な時に寝坊して見送れなかったなんてことになったらシャレにもなりませんから。
まぁ見送りに行ったら喜んでくれました。最後の挨拶とhug。なんというか、よく世界ウルルン滞在記の最後とかにある光景ですが、こういう『再会できるか分からない相手』との別れってのは今までほとんどなかったわけで(それに近いものはあるにはありましたが)、実際に体験してみるとなんだか不思議な気分です。
そしてここで自分と、今日模試があるというレイラ姉氏(仮称)の2人はここでお別れ。あとの皆さんは車で集合場所かどこかまで送りに行くようです。次の目的地は広島。
うん、短い間だったけどありがとう。実にいい非日常体験をさせてもらったし、このことはこれから先の人生において何か重要な意味を持ってきそうな気がします。先週の日曜日あたりの日記を読めばなんとなくニュアンスをつかんでもらえるかもしれませんが。


…で、湿っぽい『お別れ』の話はこのあたりにして。。
母親が昨日からまた岡山に行っているので、今日は父親と弟と3人で大阪へ。
なんか道頓堀を通る遊覧船みたいなものがあって、それに乗ろう、とのこと。
というわけで、朝とりあえずピアノを練習してから家を出る。
で、先に大阪城公園のあたりでおにぎりでも買って食べてから船に乗るかどうするか、ということだったんですがどうせ終点が湊町=難波=ミナミなので、それなら逆にそっちで昼食をとってからがいい、という自分の意見でプラン変更。まぁそりゃね、ミナミに来たら美味しいものを食べてナンボだと思うわけですよ。
そんなわけで阪急で梅田まで出て、そこから御堂筋線でなんばまで乗車。とりあえず2時間半後の船の予約をして、目指すはミナミの繁華街。
まぁ大阪の名所、というとどうも皆さんマスコミとかの影響か、どうも通天閣大阪城、もしくはミナミのグリコネオンやくいだおれ人形、かに道楽の看板といった『食い倒れの街』を想像する人が多いんですが、実際ここは観光客も多く訪れる、今となっては大阪で一、二を争う名所。
しかし関西に住んでいると案外こういうところには行かなかったりするもんで、実際通ったことこそあるもののここで何かを食べた覚えがないんですよね。
…というわけで、今日はここで昼食をとることに。
まずは昼食、串かつ屋。まぁ串かつというとミナミよりも新世界のイメージが強い、というか実際そうなんですが、実は一回も串かつ屋で串かつというものを食べたことがない自分なので今日はそれにしてみる。
大阪で『肉』といえば牛肉を指す。というわけで牛肉のオーソドックスな串かつや、豚トロ、牛タン、サーモン、納豆、果てはアイスクリームの串かつ(!)まで多種多様。『ニ度漬け禁止』はこれ大阪の常識。さらにどて煮もあり、なかなか充実してました。
ちなみにこのアイスクリームの串かつ、おそらく雪見だいふく系のアイスに衣をつけて揚げたものなんですが、好奇心で食べてみたんですが普通に美味しい。てか、これは新しい。
その後は近くのたこ焼き屋へ。父親曰く、昔はたこ焼き屋なんて一件しかなかったそうですが、今となってはこれでもかというほど乱立してます。
しかし全部食べるわけにもいかないので、その中の一店舗に入ってたこ焼きを食べる。中身がフワフワトロトロなのが関西流。実においしゅうございました。
そして極めつけは北極のアイスキャンデー。蓬莱のアイスキャンデーは駅とかでも売っていて有名ですが、大阪でアイスといえばもともとはこちらのほうが有名。アイスのバーがわざと斜めに入れてあるのは食べやすいから。これも合理性を追求する関西人ならではの発想ですね。
で、たらふく食べた後は船着き場へ。なんばHatchの隣にあったわけですが、なんばHatchの外になんか人がやたら集まってます。ん〜、あれは…?


…!!これは…秦基博!!


ニューアルバム『コントラスト』をリリースしたこともあって来ていたんでしょうが、まさか自分が今最も気になっている期待のニューカマーアーティストを生で見られるとは思っていませんでした。これはラッキー。
時間がなかったのでほとんど見られなかったのが残念でしたが、最新曲『青い蝶』などをギター一本で歌っていて素敵な感じでした。


そして本日のメインイベントのはずの遊覧船。…いや、今日はもう既にお腹いっぱいです。えぇ、文字通り。
湊町の桟橋から乗船したのはうちの家族だけ。残りはミナミの繁華街のところにある桟橋から。
今道頓堀は本格的な水辺整備工事をしているのでなんかごちゃごちゃした雰囲気でしたが、こういう雰囲気が味わえるのも今だけなのかもしれません。
有名な橋をいくつもくぐり、高速道路に覆われた薄暗い東横堀川に入り、潮位の変化に対応するための水門を通る。どうやら、ここを通るようになったのはごく最近のことで、しかも工事中で船が運休になっていた時期を考えるとここを通れた人はまだまだ数が少ないんだとか。なかなか面白いところです。
土佐堀川に出ると目指すは大阪城。京阪の下をくぐり、オフィスビルを眺め、大阪城ホールYUKIのコンサートの入場の列を横目に見つつ1時間ほどで大阪城公園の船着き場に到着。いや〜なかなか楽しい船旅でした。
そして、大阪城公園からJR、阪急と乗り継いで帰宅。
なんか大阪のこういうところも面白いな〜、と思った一日でした。


全然関係ないけど、うちの母親が今年の中学学芸祭の合唱コンクールの審査員を依頼されたとのこと。あれ、毎年保護者も入ってたんですか。