泥沼討論会

討論会にて

今日は放課後に生徒会選挙の討論会を開催する、ということなんですが、先週予定していた政見放送で宣伝するつもりだったのが結局できなくなったため、どうも宣伝不足の感が否めない状態だったので参議官で手分けして全学年全クラスの黒板にその旨を書きに行き、さらには自分も昼休みに全教室を回って口頭でそのことを伝えに。
今回の討論会、なんといっても条件が悪い。月曜日に開催できればいちばん良かったんですが、こんな時に限って甲南定期戦の代休が入っていたりして休み。さすがに前日の水曜日は準備が忙しいので無理とすると、開催できるのは今日火曜日だけということになるわけですが、その火曜日は今年から7時間授業。なんというか不運です。そして、放課後いざ開いてみると会場に集っている人は全校生徒1200名強のうちの約100人弱。あの状態でこれだけ人が来ていればまぁ上出来といったところでしょうか。今年が初めての試みだし。
そういうわけで討論会が始まったわけですが、まず最初は生徒会長候補の2人。
かたや自分の公約を必死に伝えようとするがあまり、20分ほどかけて延々と公約の説明。気持ちは分かるんですが、もうちょっと短くまとめてもらいたかったかも。
そして、もう一人のほうも今度はそれに対してひたすらあら探し。挙げ句の果てにはお互い腹の探り合い、足の引っ張り合い、揚げ足の取り合いという泥沼水掛け論に。Wordの神氏(仮称)曰く『稚拙な論争』。許可を取っただの取ってないだの、夏祭りがどうのこうのだの、明らかに論旨がずれているというかどうでもいい方向にばかり進んでいて、なんかもう見てられません。
自分としてはもっと建設的な意見が飛び交うような討論会にしたかったし、泥沼にならないようにあらかじめ何度も通達をしていたにも関わらず、やっぱりそれでも潰し合いになってしまいました。。
中学担当副会長の3人なんか、どうしてわざわざ対立候補として出たのか理解に苦しむほど直前までフレンドリーに会話してるし、他の候補の皆さんも至ってまともな議論をしてくれていたんですが、いかんせん最初に持って来た生徒会長候補の議論で時間は予定より大幅に遅れ、結果的にはそこにしわ寄せが来てしまってなんかギリギリ。それでも最後は無理矢理終わらせましたが…。
終わった後、ヨシズミ氏(仮称)とWordの神氏(仮称)と3人でいろいろ話しながら帰り、摂津本山マクドでWordの神氏(仮称)による新聞の取材。おそらく例によってさんざん叩きネタを引っ張りだされることになるんでしょうが、確かに今回の討論会はちといただけなかったですかね。
今回の討論会における失敗の原因として、今になっていろいろ反省点やら、そういうのを考えてみたわけですが、
・議長経験もまだほとんどないし、参議会でさえ今年に入ってからしかろくに関わってもいない自分についてはやはり経験不足の感が否めない。
・そもそも政見放送を先にしてしまい、そこで宣伝した上で生徒のみんなにもいろいろと考えて来てもらい、その状態で討論会に臨むはずだったわけですが、高1の歌舞伎鑑賞やらに関する伝達ミスや不運なトラブルの連続によって、討論会を開催するにあたっての前提が崩れてしまっていた。
・今年初めてとなる討論会で、トップバッターとなる生徒会長候補の2人のあの組み合わせということになったこと自体が最大の引き金となった。
…とまぁざっとこんな感じでしょうか。
ただまぁ、確かに今年という短いスパンだけで見ると決して成功とは言いがたいものではありましたが、今年はあくまで試験的な導入ということで、当然失敗もあるはずだし最初からうまくいくはずがないわけで、来年から本格的に導入するにあたってのデータをとるという意味合いもあったので、そういうことも考慮に入れて長いスパンで考えると一応開催したことによって何らかの収穫はあったのではないかな、と。
2度3度と同じ失敗を繰り返すというのは論外ですが、1度の失敗ならそれによって次につながるものは大きいし、選挙については去年残した課題を今年解消すれば今年の選挙は成功、今年残してしまった課題は今度来年解消し、それで初めて来年の生徒会選挙は成功、と言える。そう考えることにします。。