猛暑日

なんか気象用語の見直しがあったそうで、真夏日の上にさらに最高気温が35℃以上の日には『猛暑日』となる呼び方が新設されたそうで。
あと、気になるところでは『宵のうち』が廃止。結構趣のある表現だったんだけど、確かに分かりにくいから仕方ないかも。
そして、竜巻を表すところであの『藤田スケール』が正式登場。F値被写界深度ではない)の大きさで竜巻の強さを表す数値なんですが、これの説明がなかなか面白いです。

藤田スケール:竜巻、マイクロバーストなどの強い風の尺度として世界的に用いられており、F0からF5の6段階に区分されている。

なるほどね。

F0:17〜32m/s(約15秒間の平均)
テレビアンテナなどの弱い構造物が倒れる。
小枝が俺、根の浅い木が傾くことがある。
非住家が壊れるかもしれない。

まぁ台風でもよくあるレベル。
『かもしれない』って表現がなかなか非学術的でいいですね。

F1:33〜49m/s(約10秒間の平均)
屋根瓦が飛び、ガラスが割れる。ビニールハウスの被害甚大。
根の弱い木は倒れ、強い木の幹が折れたりする。
走っている自動車が横風を受けると、道から吹き落とされる。

ふむふむ。まぁ分かりやすいし普通の表現ですね。特にはノーコメント。

F2:50〜69m(約7秒間の平均)
住家の屋根がはぎとられ、弱い非住家は倒壊する。
大木が倒れたり、ねじ切られる。
自動車が道から吹き飛ばされ、汽車が脱線することがある。

新設する表現なのに、今時汽車というのがなんともねぇ。

F3:70〜92m/s(約5秒間の平均)
壁が押し倒され住家が倒壊する。
非住家はバラバラになって飛散し、鉄骨づくりでもつぶれる。
汽車は転覆し、自動車は持ち上げられて飛ばされる。
森林の大木でも、大半は折れるか倒れるかし、引き抜かれることもある。

だんだんと面白い表現が出てきました。

F4:93〜116m/s(約4秒間の平均)
住家がバラバラになってあたりに飛散し、弱い非住家は跡形なく吹き飛ばされてしまう。
鉄骨作りでもペシャンコ
列車が吹き飛ばされ、自動車は何十メートルも空中飛行する。
1トン以上もある物体が降ってきて
危険この上もない

学術用語の説明のはずなのに、なんと臨場感のある説明なんでしょうか。そりゃ危険この上もないでしょう。
ところで、ここでは列車って出てきたんですが、汽車との違いは何なんでしょうかね。。

F5:117〜142m/s(約3秒間の平均)
住家は跡形もなく吹き飛ばされるし、立木の皮がはぎとられてしまったりする。
自動車、列車などが持ち上げられて飛行し、
とんでもないところ
まで飛ばされる。
数トンもある物体が
どこからともなく降ってくる

これはひどいwww


たまにはこういう真面目な説明の面白いところを探してみるのも楽しいもんですね。