震災から12年

世間では既にいろいろ言われていることではありますが、今日であの阪神大震災から12年。
そう。忘れもしないあの12年前の今日。
当時まだ4歳、幼稚園に入園するよりも前だったんですが、なんか突然地面が揺れて目が覚めました。当時は岡山に住んでいたのでそれほど被害はなく、まぁせいぜい震度4の揺れだったんですが、慌ててテレビをつけると、しばらく原色のパターンが表示された後に、兵庫県のほうで地震があったとの情報が。
しかし、どうも大した情報はなく、最初はそれほど大した地震ではなかったのかと思いましたが、朝になってだんだん周囲の状況が判明するにつれてとんでもない地震だったということになってきたわけで。
建物は跡形もなく潰れ、何度も通ったことのある阪神高速が横倒しになり、よく使っていた阪急やJRの線路も高架が落ちたり線路がめちゃくちゃになったりととにかくとんでもない状態。
幸いにも西宮に住んでいた祖母と祖父は全然何もなかったんですが、しばらくしてからいろいろと手伝いに行くことになって、岡山から在来線を乗り継いで向こうまで行くことになったんです。
が、JRも復旧しかけていたとはいえ、六甲道付近の被害が大きかったとか、いろいろとまだ運休中の区間も多く、途中で満員の代行バスに乗ったりした記憶が鮮明に蘇ってきます。
今でも毎日使っている甲陽線、これはわりと早いうちに復旧したんですが、夙川〜西宮北口の間は高架橋がとにかく落ちまくっていて依然運休中、当時は復旧には2年かかると言われていたような気がします。(実際は、懸命な作業のおかげでわずか半年ほどで復旧したんですが)
というわけで、大地震を現地で体験こそしていないものの、とにかく被災地の悲惨な光景というのを目の当たりにしてショックを受けたのは覚えています。あんな幼い頃の出来事なのに、今でもこれだけはっきりと覚えているということは、やはりそれだけ深く印象に残っているということになりますし。


とにかく、最近は関東大震災だとか首都圏を直下型大地震が襲うだとかいろいろ言われてますが、確かにまぁそれはずっと言われてきたことでもあります。
ですが、これらの大地震はいつまでも来ないような気がしていつかは来るもの。もちろん、首都圏に限らずどこで突然地震が起こるかなんてそうそうはっきりと分かったものではありません。
そうなった時に、いかに被害を最小限にとどめ、そして落ち着いて行動できるか。そしてそのためには日頃の防災への意識というものが必要なんですよね。
それでもいつ何が起こるか分からないこのご時世。普段から自分にできることを悔いの残らないようにしていく、そういう生き方が重要になってくるのかもしれません。