遠くの親類より近くの鉄研部員

昨日の日記にも書いたように今日はもともとネットの開通予定日だったので、スイーツ同好会CANDYBOWLの新歓スイーツ巡りもパスして家にいることになっていたのにまさかの延期になってしまったためにかなり残念なことに。
しかし、家にいることを見越してこの間IKEAで買った棚のお届け予定日を今日でお願いしていたので、朝10時半頃に宅急便屋さんが家の中まで運んできてくれました。あの軽く30kg以上はあるようなでっかいパーツを一人で持ってきてくれるとは流石としか言いようが無い。。


で す が 。


当然92kgもある185cm×185cmの超大型家具を一から一人で組み立てるなんてのはまず不可能なわけで(そもそも一人じゃ持ち上がらないから向きも変えられない)、久々に鉄研総動員法を発令して幸風りっく氏(仮称)、干ししいたけ氏(仮称)、しうまい氏(仮称)、さらには本来来られないはずだったのに緊急参戦することになったすんぶ氏(仮称)の4人が手伝いに来てくれることになったので、とりあえず朝起きて朝食をとったあと一週間分の溜まりたまった片付けと掃除をして、それから4人と合流。カシスのつもりがブルーベリーだった(だって見た目似てるし(´・ω・`))りしつつも西友で物資を調達し、さらには隣のうなぎ屋さんで昼食も購入してから5人でうちの家へ。
そんなわけで昼食を食べ終わった後からはいよいよ作業開始なんですが、これがまたかなり大変。白い板ばかり大量に入っていてどれがどれなんだか…。説明書には一切言葉がなく上手い具合にイラストだけ説明がなされていて(雰囲気的にはレゴの説明書とよく似ていてさすがは北欧ブランド)、それに従って○番ボード〜とか言いながら5人で部屋中に資材を広げて作業するのはなんかどことなく鉄研のレイアウト作りの作業の時のようで妙に懐かしい。
5人という人数が人数なので船頭多くして以下略な展開になるかもなぁというのを想像していたんですが実際には全く違って、東大生&院生が5人よってたかって作業してやっと組み上がるほどのとんでもないシロモノだったので結局作業中手持ち無沙汰になる人は誰一人としておらずむしろ人数的にはちょうど良かったです。5人で持てばなんとか持ち上がったけど1人はおろか2人でもあれは多分無理。。


で、それが終わった後はいつしかの鉄研の作業後の時そのままのノリでお菓子やドリンクを囲んで宴会。宴会といってもまさしく鉄研の作業後のアレと同じノリなので飲み物はソフトドリンクonlyなんですが、鉄研メンバーで集まっていると最初から既に酒が入っているかのようなテンションになるのも相変わらず。なんだかんだでやっぱり変わらないなぁ…。
ただ、11帖という無駄に広いリビングのおかげで5人で宴会してもまだまだスペースが余りあるほどで、これであとは設備さえ整えていけばいよいよ灘校鉄研の第三新東京支部(←名前がエヴァっぽいのは突っ込まない)になれるはずなので将来的にはやっぱりそうなる…のか!?
親戚の家に向かうという干ししいたけ氏(仮称)が退席した後はなんとなくすることがなくなったのでトランプでも買いに行こうかと思って西友まで自転車を飛ばしたのにまさかの全種類売り切れで、仕方なく突っ張り棒とかだけ買ってきたんですが今度はレジ前で財布の小銭入れのファスナーが壊れて20分ほど格闘する羽目になったりしてなんか大変でした。。
結局そんなトラブルに見舞われたりしたおかげでいい時間になっちゃったので、今ではすっかりいっぱしのジロリアンと化したすんぶ氏(仮称)の先導のもとで府中のラーメン二郎へ行くことに。
このラーメン二郎、首都圏でそこそこラーメンが好きな人なら知らない人はいないと言われるほどの超有名店で、何がそんなに有名なのかというとそのボリューム。二郎の普通は世間の特盛に相当するほどで、『ニンニク入れますか?』という掛け声ののち放たれるその野菜と油と極太麺で醸し出される強烈で豪快なラーメンは数多くの美食家…いや大食漢の舌を唸らせてきたのであります。『ラーメン二郎はラーメンじゃな くて"二郎"という食べ物』という言葉はもはや名言の域。


そんなわけでいろいろと噂は聞いていたので一度食べてみたいとは思っていたんですがなかなか一人で乗り込む機会は無く、ちょうどいい機会だったので行ってみることに。
府中の駅から5分とかからない所にある、スナックやパブばかりがが入る建物の1階になぜか明らかに違う雰囲気を漂わせる黄色い看板と大行列。なるほどこれが二郎か…。
そのあと4人で結構な長時間並んで待って(ラーメン屋は基本的に回転が早いものなんですが、二郎の場合は極太麺のおかげで茹で時間が長いうえに量の多さゆえに食べるのに時間がかかるためにどうしても回転が悪くなる)、ようやくカウンターに到着してラーメンの食券を出す。
トッピング(というか量を増やすだけ)もいろいろあったんですが今回は基本のラーメンにして、『ニンニク入れますか?』との質問にはとりあえず少なめでと答えてみる。一応明日はクラスの一部の集まりがあるからあんまりニンニク臭いのもアレだしこれくらいがまぁ妥当なライン。
そしてしばらくして出てきたラーメンがこれ。


ラーメン@二郎府中店


ちょ…こwwれwwはwwwwww
背脂たっぷりに濃厚スープの中には数ある二郎の中でも最も太いと言われるメンマかと見まがうほどの超極太麺がたっぷり、そしてゴロゴロとした『ぶた』(いわゆるチャーシュー…というよりむしろ肉塊)がいくつも入っていて、さらに極めつけは少なめでもかなりしっかり盛られたニンニクとなんといっても半端じゃないほどの量の野菜。
ただでさえこれだけのボリュームでたったの600円、さらに野菜増しにすればいよいよ視界には野菜しか入ってこないほどたっぷりになるんですが、これだけキャベツの価格が高騰してるのにそれを無料でやってくれる心意気には脱帽です。さすがに自分はそんなに食べられないから増やさなかったけど。
というわけでさっそく食べる。食べる。とにかく食べる。
…そしてしばらくの格闘の後ようやく完食。とにかく多かったけど、もっと脂っこいのかと思いきやこれだけたっぷりと盛られた野菜のおかげで意外なほどすんなりと食べられました。絶品、という表現はどうも似合わないけどこれはこれでなかなか美味しかった。ただこれは確かにラーメンではなく『二郎』という食べ物なのは確かですなw


そんなわけで今日は鉄研部員の頼もしさを再確認した一日でした。