東へ。

熱海駅と211系

夏休み最後の締めくくりとして今日から東京へ。…といっても実は後で気がついたんですが今日は東京都には一歩も足を踏み入れていなかったという事実。まぁそんなことは気にしない。


まず朝5:30前に起きて充電器やら何やらを用意して、始発のバスもまだ来ていないような時間帯なので親に車で送ってもらってJRの芦屋へ。電波式の車のキーの調子が悪くてややこしいことになりかけたもののなんとかセーフ。


芦屋からは6:35発の新快速に乗って大阪へ。平日は朝早くから新快速が出ているので便利です。
そして大阪に着いてからは同一ホームでの乗り換えになるので急いで降りて列に並び直す。大阪までが12両で、今度乗る大阪始発の新快速が8両というわけでホーム前寄りにいないと電車が来ないというのは前回学んだ教訓だったりするわけですが、なにしろこの乗り継ぎで東京方面に行くなんてのは既に何回もやってるので慣れたものです。さっきの新快速がそのまま米原まで行ってくれればどれほど楽だったことか…。。
しかし今回は前回の反省を生かしてちゃんと席を確保。京都までは立ち客が若干いる程度のまぁ適正乗車率といった感じ。


そして京都からは一緒に行くid:sachikazerick氏と合流…したものの京都からの混雑っぷりが半端じゃなかったおかげで実際に合流できたのはしばらく後。
野洲207系を見てちょっと感動したりしながら琵琶湖線を東に進み、米原到着。
米原駅はずっと工事をしていたので同じ時間帯でも乗るたびにホームが違うような状態だったんですが、今回は階段上り下りの要らない同一ホーム乗り換え。
いつもならここで一番端のホームに普通幕を出した373系が停まっているというのがお決まりの流れだったんですが、定期ながらが廃止されたおかげで運用が変わってしまったために373系では無くなってしまいました。いったい何が来るのかなぁと期待しつつ乗り換えてみたら、


311系@米原
311系でした。もはや優等運用もほとんど無いに等しい状態になってるおかげであまり乗る機会の無い列車なので、まぁこれはこれで良いでしょう。
しかしやっぱり西日本の駅にJR東海の車両が停まってる風景はなんか新鮮。


で、米原から大垣までは約35分。相変わらずの混みっぷりは3両が4両に変わっても大して変わらず。
そして大垣では階段を渡って乗り換えるわけですが、ここでも満員の大垣行きから降りてきた大量の乗客がぞろぞろと乗り換え。もちろん次に乗る列車は既に入線しているので普通ならここで良い席をゲットするのは至難の業…
…なんですが、実はこの乗り継ぎにはここでも大きなメリットがあって、次の新快速は313系5000番台の6両なんですがその発着ホームが1番線。このホーム、改札口や階段がかなり後ろ寄りにあるおかげで乗客がそこに集中するので少し急いで先頭車まで行けばほぼ確実に窓側席を確保できるんですよね。これはありがたい。しかもこの新快速が数少ない浜松行きなので豊橋で乗り換えずにそのまま浜松まで行けちゃいます。わざわざ朝早く起きてこの乗り継ぎをする理由は実はそのあたりだったりします。


さて、ここからは相変わらずスムーズな走りを見せる313系を堪能しつつあっという間に岐阜、名古屋と通り過ぎて濃尾平野を駆け抜け豊橋に到着。ここから先は各停になるんですがまぁせいぜい30分ぐらいなので気にはなりません。
途中外を見ていたら鷲津あたりで田舎の田園風景の中にぽつんとパチンコ屋が現れたんですが、その名前が『パーラー大学』。なぜ大学…?
この名前だけでもぶっちゃけ十分面白いんですが、大学の学の『ツ』の部分が全部違う色みたいになってたおかげで一瞬『パーラー大字(おおあざ)』に見えて思わずツボにはまる。こんな田舎臭い名前のパチンコ屋があったら嫌だww


新所原からはあの長い静岡県に入り、程なくして浜松に到着。ここからは普通に乗り換える…んですがどうせ乗り継ぎ客が多くて混むのも分かってるし、id:sachikazerick氏は朝からまだ何も食べていないらしいのでコンコースに降りていって立ち食いそばの自笑亭という店に入ってみる。


天そば@静岡駅
食券制と見せかけて出てきたのはプラスチックの板でした。珍しい。
さて気になるのは蕎麦のダシなんですが、やはり関ヶ原より東というわけで関東風の鰹の効いた濃い目のダシだというのはこの色から見ても一目瞭然。しかしこの濃い色のダシに関西風の青ネギを入れるのが静岡の特徴のようです。


食べ終わった後は最速乗り継ぎより一本後になる11:30発の興津行きに乗って島田まで。地元民しか乗っていないものの3両編成ということもあって結構乗車率は高かった気がします。基本的にJR東海の路線ってどこ行っても両数不足で混んでるイメージが…。
ここから東西にひたすら長い静岡をロングシートで3時間近く乗り通すというなかなか厄介な苦行が待ち受けているわけですが、ここはまぁ2人だし途中うとうとしつつも菊川の茶畑でも眺めていれば気がつけば島田に到着。
ここで乗り換えたのは島田始発のオールロングの313系2600番台だったんですが、静岡まではとりあえずガラガラ。313系というだけあってクハに乗っているととにかく静かだし、個人的にこのロングシートの座り心地はなかなか良い感じだったりするので空いてさえいれば嫌いじゃないです。
静岡からはさすがに結構混んできましたがそれでも大したことは無い。しばらく走った後は由比の海岸沿いを走り、しばらくすると富士到着。今日はここ数日と比べるとずいぶん空が霞んでいるので多分富士山は期待できないだろうなぁと思っていたんですが予想に反して結構しっかりと見えました。富士山というとやっぱりあの雪をかぶった美しい姿ばかりが印象に残っているので、夏場の雪のない富士山というものは結構違和感のあるもんですね。
さて、列車は沼津止めだったので沼津で再び熱海行きの211系に乗り換えて20分。自転車で京都から東京まで旅をしたid:sachikazerick氏に言わせるとやはり丹那トンネルは偉大だそうで。


で、熱海到着。いよいよここからはJR東日本
ところでこの熱海駅ATOS圏外ということもあって結構独自でいろいろ出来るらしく、最近はこんな粋なことをやり始めたようで…。


熱海駅発車案内
なんと電光表示に充当車種のアイコンが表示されるんですよね。E231系をはじめとしたJR東日本の車両はもちろん、伊豆急の8000系でもバッチリ出てくるあたりはなんとも凝ってます。


なぜかホーム上にあった点心屋さんで牛肉を包んだようなものを買って列車を待っていたんですが、せっかく211系が来たのに残念ながらオールロングの2000番台。これでは正直興ざめなので仕方なく次の15分後のE231系を待つことに。まぁこれなら当たり外れはないし…こらそこ全部外れだとか言わないw
程よく暑かったので無性にアイスが食べたかったんですが、NEWDAYSには大したものは置いてないしホーム上の自販機もなぜか調整中。それでもやっぱり気分はアイスー(・∀・)アイスーだったのでいろいろ探していた隣のホームの自販機が稼働していたのを発見。というわけでCoolishのバニラ味。注意書きによると長時間手で持つと冷たくなるそうです…っていや当たり前でしょ。なんというFoolish。。


熱海駅と211系
10両や15両の列車が発着する駅にぽつんと居座る3両編成はどこか浮いた存在。


さて、ここから小田原までは海岸沿いを走るわけですが、あの静岡の詰め込みオールロング3時間から解放されたあとのガラガラの15両編成の車内から見下ろす熱海の海は本当に最高です。正直この感じを味わうためだけにわざわざ面倒な東海道本線で移動していると言っても過言ではないほど。そしてここを通る時はなぜかいつもすっきりと晴れてるんですよね。個人的には好きな区間のひとつ。
で、20分ほどで小田原に着くと反対側のホームになんかいるー!


E259系試運転@小田原
新型N'EXことE259系が試運転中。最近のJR東日本にしてはなかなか良さげなデザインですな。


ところで東に行けば行くほど遅くなるのがこの東海道本線。駅間こそ結構長いものの、関西の新快速の気の狂ったような爆走っぷりに慣れている身からするとお世辞にも速いとはいえないようなスピードでだらだらと走っていき、ようやく横浜に到着してそこから一駅で川崎着。
今回はここで南武線に乗り換え。一本落として次の205系に乗っていくわけですがこれまたお世辞にも速いとはいえない各駅停車。『すべての道は東京に通ず』と言わんばかりに東京一極集中していく路線ばかりで、東京周辺の都市同士を結ぶ路線がすこぶる不便なのが首都圏の鉄道事情の一番の問題点だと思うわけですが、そのあたりを語り始めるときりがないので今回は割愛。
というわけで30分そこそこで今回の目的地・稲田堤に到着。事前に連絡しておいたということで虻氏(仮称)が駅で待ち伏せしてくれていました。いやはやお久しぶりです。


とりあえずまずはid:sachikazerick氏の下宿に行って荷物を置いてから買い出しに。まるで大学生協の下宿用品カタログの部屋がそのまま存在するんじゃないかというほど理想的に片付いたお部屋でした。すげー。
で、本人曰く『地域最高値』のスーパーに行ったんですがまぁ普段から物価の高い苦楽園口に住んでいる自分から見れば大したことはないだろう…と思っていただけにいざ入ってみたら何もかもがとにかく高すぎワロタ。これってスーパーじゃなくてやたら広くて品揃えの良いコンビニかなんかだよねきっと。
しかしまぁ来てしまったものは仕方がないので食料やらなんやらを買い込むことに。どうせ食べる量は自分のほうが圧倒的に多いんだし泊めてもらう者としての礼儀というものもあるのでここでODA発動。
その後りっく家に戻り、しばらくゆっくりした後は夕食。いろいろ迷った挙げ句稲田堤駅前にあった武蔵家という家系ラーメンの店へ。


ラーメン@武蔵家
灘校時代によくお世話になった味濱家以外では初めて食べる家系ラーメン。ライス無料サービスってのがいいですな。
そしてもう一度りっく家に戻り3人でひたすら夜まで話でもしたりいろいろと。最近とうとうリア充になってしまった虻氏(仮称)から噂の恋愛話やらを聞き出したりとにかくまぁいろいろと。とりあえずなんだ、リア充乙…いやむしろ誠氏ねという言葉のほうが相応しいくらいのsnegっぷりに全米が嫉妬ww…嘘です末永くお幸せに。


そんなわけで、久々に会うメンバーとの再会と横の移動がメインとなった一日でした。


車番・乗車距離

芦屋〜大阪:東海道本線・新快速/大阪、サハ223-2121
大阪〜米原東海道本線・新快速/米原、サハ223-1037
米原〜大垣:東海道本線・普通/大垣、クハ311-9
大垣〜浜松:東海道本線・新快速/浜松、クモハ313-5004
浜松〜島田:東海道本線・普通/興津、クモハ211-5614
島田〜沼津:東海道本線・普通/沼津、クハ312-2325
沼津〜熱海:東海道本線・普通/熱海、クハ210-5013
熱海〜川崎:東海道本線・普通/東京、クハE230-8068
川崎〜稲田堤:南武線・普通/立川、クハ204-87


●乗車距離(1日):578.2km