それがゴロゴロ岳クオリティ。

ゴロゴロ岳登山口

今日のテストは地理と化学。自分の中では比較的好きな部類に入る2教科。
地理は今回は範囲が広い…と思いきや、漁業の問題とかは小学校時代に仕入れた知識とかがそのまま使えたりするので案外楽だったり。で、テストのほうはまぁやっぱりややこしい聞き方とかをしてくるのでまぁいつもと大差はないんですが。。
そして化学は…有機の範囲がなんか全然覚えてなかったようなところが不意打ちで出てきたり60分なのにやたら時間が足りなかったりで撃沈。1学期は中間で91点だったのに期末はその半分以下だったり、2学期も中間は平均を10点ぐらいは軽く上回ってたんですがそれも一気に消化されそうな予感。なんでここまで点数にばらつきがあるのかは不明。


で、終わった後はセアリス氏(仮称)がまたオーディション用の写真を撮ってくれとのことだったのでそれを手伝う。ぶっちゃけあのままじゃ受験は相当ヤバいんじゃ…と思っていたわけですが、どうやらご本人は今年の入試で大学に行く気はなく、2年ぐらいは本気で声優を目指すとのこと。しかし…この順番だと明らかに難易度が上がる気がするんですけどねぇ…。。
ちなみにちょうど良い具合にイチョウの葉が綺麗だったのでそこで撮ってみたんですが、やっぱりああいった自然のものをバックに撮ったほうがいい感じに写るもんなんですね。
その後は芦屋のフレッシュネスバーガーで昼食。マクドロッテリアはもちろんモス以上に値段は高いですが、味もそれに見合うだけのものなので個人的には気に入ってる店のひとつ。スパムバーガーとかいうのを食べたんですが、よく考えたらSPAMを食べるのって初めてだったりする。なんというかアメリカに来たような気分になりますね。欧米か。まぁ確かに明治屋とかで売ってるのは見たことあるけどあんまりスーパーとかじゃ見かけないしなぁ…。いかりとか成城石井も近くにあるけど普段あんまり行かないし。
そして後は帰るだけ。というわけで普段はそこからバスに乗って家の前のバス停まで行くのがいつものパターンなんですが、家まで歩いて帰るついでに自分の家の前も寄ってくとのことだったので歩いて帰ることに。まぁ実際前に一人で歩いて帰った時はバスで25分かかる距離だったのに歩いて30分で着いたので十分帰れる距離ではあるわけですが。
で、歩いている途中でその場のノリで山側の六麓荘のほうを経由しようということになって登っていったわけですが、さらに途中で地図を見つけた時に、『ゴロゴロ岳登山口』という文字が目に入ってきたのでそこに行くことに。
実際ゴロゴロ岳なるちょっと変な名前の山があるのは自分も知っていたんですが行ったことがあるかというと話は別なわけで、せっかくここまで来たし明日は休みだしまぁいっかという軽い気持ちで、まぁ変な名前の割には普通の登山口だったなぁという平凡なオチを期待して行ったわけですが、なんとそこには予想の遥か斜め上を行く展開が。




ゴロゴロ岳登山口(その1)
ゴロゴロ岳登山口(その2)
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
なんと六麓荘の高級住宅地の家と家の狭ーい路地、いや単なる塀と塀の間が登山口って何ですかそれ。
しかもなんかやたらモダンなアルミ板にカッコよく『ゴロゴロ岳登山口』とか書いてあるし、なぜかその下のは綜合警備保障のステッカーが。もう何がなんだか意味分かりません。
本来ならここまで来て折り返してバスの道とかを通って戻るつもりだったんですが、こんな入り口を見せられたらもう入らずにはいられません。
家と家の間の狭い通路を通って抜けて行くとそこには…確かに山道だ。
ゴロゴロ岳登山道にて
しかしそれも何の変哲もない山道…というわけでもなく、これがやたら狭いし整備されてない。一応人一人が通れるぐらいの幅はあるものの、草は生い茂ってるし頭上はまさしく木のトンネル状態。なんかとなりのトトロを思い出します。てかここ夏に来たら虫だらけだろうなぁ…。
で、その山道というか獣道のような登山道を上がって行って、一応場所が気になって携帯のEZナビウォークを使って現在地を確認すると…どうやら自分たちが進んでいるのは谷沿いで、右側に尾根があってその向こうは住宅地。そしてなんと真下に山陽新幹線。見える…500系のぞみが見える…!!…そんなわけはないですが。
しかしまぁ住宅地があればそこに抜ける道はあるんじゃないかということで進んできたわけですが、途中の分かれ道を右に行くとなんと…


ゴルフ練習場?
誰かが勝手にネットを張ってゴルフの練習場?っぽいものになっている場所を発見。ダフらないように打つポイントには人工芝まで置いてあるし。
そしてその先は尾根に上がる、つまりかなりきつい坂があるわけですが、これは凄い。傾斜角も軽く30°、いや35°以上はありそう。そこには無理矢理アルミの梯子が斜面に置かれていて、その上にはさらに木に結ばれたロープが垂らしてあって、登りやすいようにご丁寧に結び目まで作ってあります。ここでリポDのCMのようなやりとりをしつつ、気合いで尾根まで登ると目の前には意外なほどの絶景。
尾根からの眺め
見ろ!人がゴミのようだ!
この地点、標高約250m。今日は霞んでいたのであんまり遠くまでは見えなかったのが残念ですが、左に見えるグラウンドのあたりがあの有名な西宮北高校。行くのが嫌になるほどの高台にある北高でさえもあんなに下に見えるんですから、相当登ってきたわけです。
ちなみに真下にはすぐ住宅街が広がっているんですが、少し尾根を下ったところにまた梯子の渡された急な斜面があったので、多分そこが通路になっているんでしょう。そこをゆっくりと降りて住宅街のほうへ。
家なき門の跡
こんなところに出てきました。家がなくなって門だけが残っている家の跡。しかしまぁこんなハードな道を毎週?ゴルフクラブを持ったおっちゃんか誰かが行き来してる姿を想像するとなんというかよくやるなぁという言葉しか出てきません。
そこからはひたすら苦楽園の住宅街を、
長い下り坂
これぐらいのひたすら長ーい急坂を下りて家まで帰ってきましたとさ。ちなみに霞んでて見えにくいですが写真の上の一割ぐらいの部分は海です。いつもバスで通っている相当急な坂が平らな道に見えてしまう不思議。
で、今日はバスで25分の道のりをじっくりと2時間半もかけて歩いてきたわけですが。写真を現像した家の近くのセブンイレブンから遥か北西を望むと、なんとちょうどそこが自分たちがいた尾根のあたりだったということが判明。あんなところだったんですな。。


ところでこのゴロゴロ岳、後で気になって調べて分かったことなんですが、六甲山系で唯一『岳』のつく名前の山で、名前の由来は擬音語でも石がゴロゴロしているからでもなく、


標高『565.6m』


だったからだとか。なんというネーミングwww
ちなみにこの山頂は奥池の近くで、とあるホームページによると、山頂は三角点と看板以外何もない樹林の真ん中で見晴らしはなく何の面白みもないそうで、さらにわずか10mぐらいのところまで住宅地が広がっているんだとか。
我々の予想の遥かに斜め上を行く、それがゴロゴロ岳クオリティ。