友生文化祭

友生文化祭

今日はいよいよ友生養護学校の文化祭当日。
思えば友生の養護学校でうちの学校から何かステージで出演することになって、それでアカペラでもやってくれないかという話が回ってきた数ヶ月前。
まぁ、あの時はせいぜい文化祭で歌った『星屑の街』と『ひとり』をさらに強化して使えばいいかな〜なんて思ってたのに、ベースのワタル氏(仮称)が野球部の試合で出演できなくなり、仕方なく別の方針を考えることになったわけで。
で、屋内でピアノもある、ということになって、クラ研の秋のコンサートの楽譜を探しに行ったついでにヤマハで楽譜を探し、ちょうどいいモノを見つけたんだったっけ。まさかここまで本格的にすることになるとは、ね。


朝は9:30に学校集合ということにしたんですが、朝8:30頃に台氏(仮称)と阪急の車内で待ち合わせ。しかしよく考えると明らかに早すぎる。そのまま時間を無駄にするのもアレなので、岡本で写真でも撮りつつ時間を合わせることに。
朝日が当たるとちょうど順光で撮れる岡本のカーブなんですが、この時期はかなり太陽の位置が南に寄っているおかげで普通に建物の影が長く伸びていて、順光になるのが一瞬なのでかなり難しいです。
そして、待っていると現れたのは7000系の特急。なんだ7000か。
…って、
阪急7013F特急@岡本
そこにやってきたのはなんとまさかの7013F。阪急マニアでないと知らないと思いますが、連結器の関係で(この編成は自連)基本的に3000系・5000系などと共通のいわゆる『ツーハン運用』で普段のんびりと普通として走っているこの7013F。同じような扱いの7004Fがたまに休日の昼間のA特急運用に入っているのに対して、この編成が特急に入っているのは1年前のダイヤ改正以後では初めて見ました。てかこれはかなりレア。
阪急8003F@岡本
続いて8003F。乗る時にはこれが来るとかなりラッキーな気分になる転クロ車。やっぱり8000系の額縁顔はいいですね。
阪急5001FもみじHM@岡本
この日走っている数はかなり少なかったんですが、毎年秋恒例のもみじHM。今年のはなかなかいい感じのデザインです。


で、ちょうどいい時間になったので学校へ。途中猫好きのおばちゃんと話をしていたために若干遅刻。というかまぁ厳密に9:30って言ってたわけじゃないからいいんだけど。
しばらく付き添いという扱いのM師(仮称)が来るのを待って、それから鍵を開けてもらって音楽室で練習。狼氏(仮称・=シュヤ氏)が用事で昼まで来られないようでしたが、前に録音しておいた伴奏音源がまた大活躍。マイケル氏(仮称)のピアノが相変わらず悲惨でしたが、とりあえずコードだけでもちゃんと押さえる、などアドバイスして少しは改善。歌のほうも今日はこんちゃん氏(仮称)の『ゴスペルのおばちゃん』も一発で召還できていて調子は良さそう。
しばらく練習した後は早めの昼食をとりにすき家へ。ちょうどピアノを練習しにきたid:y-shito氏、高1のN氏と入れ違いに。
その後再び戻ってきて、狼氏(仮称)も合流して最後にようやくピアノも合わせての練習。うん、まぁこれなら大丈夫かな。


そしていざ出陣。友生までは徒歩10分。
講堂みたいなところなんですが、その裏に行って準備して、マイクの音量の調整などもする。養護学校というだけあって身体の不自由な人も多いわけで、その分だけ移動に時間がかかるためか、始まる結構前から人がだんだんと集まり始める。
そしていよいよ本番。クラ研の時と同じストールを巻いて出たんですが、会場のどこかから『ヨン様!』みたいな反応があったのにはちょっと驚きましたw
まずはピアノが心配なコブクロの『桜』。
歌のほうは歌詞を間違えたりすることもなくいい感じ。ギターはこんちゃん氏(仮称)が緊張して楽譜を持って行くのを忘れてしまったようで結構大変だったそうですが、少なくとも歌いながら聴いた感じではそれほど違和感はなかったです。
で、問題のピアノはというと…出だしからコケかけて、途中何度も止まりかけてたんですが、ピアノ自体音があまり出なかったしギターがうまくカバーしてくれたのでうまくごまかせたかな、という感じでした。まぁなんとか乗り切りました。
そして2曲目の『君をさがしてた〜New Jersey United〜』。
こっちはかなり練習したというだけあってかなりいい感じ。もちろん完璧というわけではないんですが、実際のステージで全体としてあれだけ歌えればなかなかのもの。
終わった後、盛大な拍手。ここまではまぁ普通の流れだったんですが、この後まさかまさかのアンコールの波が押し寄せてきて、残念ながら時間やメンバーの都合からそれに応えられるだけの曲数を持ち合わせていなかったのがなんとも不甲斐ないというか、なんか申し訳なかったです。。でも本当にありがとう。


その後一旦舞台裏に下がってクラ研の演奏。一気に静かになってクラシックコンサートのムードに。
ところで、自分は小学校の時に近くに聾学校養護学校があったので学校単位で交流があったのでその時から思うこともあったんですが、養護学校とかの人たちって身体は不自由ながらもこういう音楽などの芸術には人並み、いやむしろそれ以上のいい反応を示してくれる気がします。なんというか反応がとっても素直というか、お情けとか義理とかそういった要素を無視して心から音楽を楽しんでくれてる感じがして嬉しいです。演奏してる場もどこか温かい雰囲気に包まれてるような。
最初ステージに立つ前は、長い時間の演奏になると聴いてるほうも飽きてくるだろうから、とM師は言っていたんですが、実際やってみると予想以上に良い反応を示してくれて、結局どうしようか保留になっていた狼氏(仮称)とのルパン三世'80も演奏することに。これもまたそれまでの曲とは一気に雰囲気が変わって、みんなノリノリで聴いてくれたのが印象的でした。


そして最後に友生の生徒の代表から記念品(お菓子の詰め合わせ)の贈呈があり、全体合唱。果たして自分なんかが前で受け取って良かったのかどうかは分かりませんが、とても素晴らしい時間でした。
学校に帰ってきて機材を施錠のできる評議会室にとりあえず持って行って音楽室もとりあえず片付けるわけですが、その時にM師(仮称)が10人全員にジュースを奢ってくれました。感謝です。さすがはニコニコプレミアム会員(関係ない)。
で、片付けが終わってからみんなでまったりともらったお菓子を分けて食べて、ようやく落ち着いた時間になりました。いや〜、まさかあの話がこれほどのものになるとは全く予想もしていませんでしたし、ここまで良いステージに立てるなんてのは本当に幸せだなぁ、と改めて思う次第です。


住吉駅で狼氏(仮称)やid:y-shito氏と別れた後、スタクワの4人組で打ち上げ。とりあえず夕方になるまでカラオケででも時間をつぶそう、ということでまずはジャンカラへ。
まぁそれほどガッツリ歌う気もなかったのでまったりしてたんですが、マイケル氏(仮称)がジャニーズ系を間違えてジャーニーズ系と言ったところから話がハッチポッチステーションに飛んで、その場のノリでリモコンで検索したらあれのテーマ曲が入っていたので入れてみる。
…これは!!使える!!
ちょうどいい短さ、そしてコーラスの入れやすさ、知名度、どれをとっても使えそう。ちょうどこれからをどうするかなんてのを言っていた時にそうなったもんですから、これは何らかの必然性があったのかもしれませんが…それにしてもすごい。
そんな感じのノリであっという間に一時間半が経ち、夕食は鉄研の打ち上げでも行った西宮のサイゼリヤへ。まぁこういうところでみんなでワイワイ食べると楽しいですよね。値段も安いしドリンクバーもあるから最適。
ピザやらドリアやらパスタやらパエリアやらいろいろ注文して、みんなで分けつつ楽しく夕食。以前英語でしゃべらナイトとかいう番組で、『日本人は仕事とかを終わった後、わざわざそれまで長時間一緒に働いた同僚とまた飲みに行くのが信じられない』みたいなことを言ってた気がしますが、でもこうして一緒に頑張ってきた仲間と労をねぎらって一緒に盛り上がるってのは楽しいもんです。
そして、話は自然とこれからの話へ。来年の文化祭とかをどうするかとか、これからどんな曲に取り組むかとか、今後の予定とか、結局サイゼリヤで2時間以上居座って相談してましたが、思った以上に建設的かつ具体的に話がまとまって大収穫。さすがに今回みたいに凝縮するとしんどいので、定期的に週一ぐらいのペースで集まって練習でもしようか、ということに。これならモチベーションも保てるし、いいアイデアかも。
まぁなんだかんだ言って多分ステージは来年の文化祭が最後。しかしこれで終わらせるのは勿体ないぐらいのような気もしますが…、音楽の授業の時になんとなく手当たり次第に集めたアカペラグループが、高校生活を将来語るうえでの大きな思い出になることはおそらく間違いなさそうです。