阪急乗り回し

霧の中。

金曜で、することもないのでなんとなく朝早く起きて阪急を乗り回すことに。
というわけでいつもより早く家を出て、まずは宝塚へ。
なぜ宝塚に来たかというと、実は神戸線の準急というものにまだ一度も乗ったことがない自分。
今津北線から神戸線に直通する定期列車はこの平日朝に6本ある準急だけなので、せっかくの機会なので乗ってみる。
車両は7007Fでちょっとガッカリしましたが、ヲタシートを占領して前面展望を楽しみつつ梅田へ。
京都線ホームのところに行ってみてまず目についたのがこれ。
阪急梅田駅新ビジョン
一台8億円という昔のラガールビジョン、京都線ホームには最後まで残っていたんですがそれもとうとうLED化。
常識的に考えて、これだけの大きさで全部フルカラーLEDとなるとなかなか豪華なもんですが、それでも前のラガールビジョンと比べるとずいぶん見劣りする感じ。
阪急6356F@梅田
平日朝の京都線通特。今のダイヤになる前の特急の停車駅と同じで、停車駅は十三、高槻市、大宮、烏丸だけなんですが、これもとうとう次のダイヤ改正快特と一本化、大幅に停車駅が増えるようです。
阪急7300F@梅田
こっちは10連快急。トップナンバー編成なのに増結用2連というのがなんとも。


というわけで、これからは次の通勤特急河原町まで行ってみます。
車両は6300系の中の異端児、6330F。唯一の前パン車で、制御系等は7300系と同等。
乗車率は意外と低く(まぁ向きが逆ですから)、十三を過ぎても席が一通り埋まる程度でした。
通勤時間帯ともあって途中速度がかなり落ちるのが何度かありましたが、それでもやはり昔の特急と同じだけの停車駅というだけあって、長時間無停車で快適。今では、桂を通過する唯一の列車です。小さい頃に京都に墓参りに行ったりした時のことを思い出します。なんか懐かしい〜。
で、河原町で暫し時間をつぶし、今度は9300系で梅田に戻る。
京都線の路盤の良さと、全固定窓などの車両の特徴なども関係しているんでしょうが、とにかく静か。この静粛性は313系もビックリ。
阪急9302F@梅田


なんとなく小腹が空いてきたので、梅田駅構内にある阪急そばに入って天ぷらそばを注文。実は阪急そばで何か食べるのは初めて。
天ぷらそば@阪急そば
味に関しては特筆すべき事項ナシ。というか、なかなかバランスのとれた味でした。麺もそこそこ。
その後は神戸線ホームでボーっとしていると、1時間近く経過した頃に9000系が降臨。
そのままヲタシートを占領して終点の新開地まで直行。実は9000系神戸高速に乗り入れるのは初めてだったり。9000系にはちゃんと乗務員室のオートブラインドが装備されているんですね。
で、ここで何がしたかったかというと、そう、駅のそば。
ここのそば屋は結構有名なんですが、ここの何が面白いかというと、店の名前なんですよね。
高速そば
…何が高速なんでしょうか。
まぁ、阪急には阪急そば、だから神戸高速鉄道には高速そば、という理屈は分からないでもないんですが、なんとも突っ込みどころ満載の素晴らしいネーミングセンス。
そして、面白いのは店の名前だけではなく、ここにはちょっと変わった独特のメニューが。
ぼっかけそば@高速そば
ぼっかけそば。
ぼっかけというと神戸の長田名物、牛すじ肉と蒟蒻の甘辛煮ですが、それを蕎麦の具にしてしまうという発想がGood。そして神戸ならではの商品。
前から一度食べてみたかったんですが、今回ようやく食べることができました。
…で、味のほうはというと、麺もなかなか良く、具も思ったよりかなり多く、ぼっかけ特有?の甘みがかなりダシと組み合わさっていていい感じです。390円、そりゃまぁ我孫子唐揚げそばなんかと比べるとアレですが、個人的にはかなりの高得点。これはなかなかのオススメ。


さて、お腹もふくれてきたところでそろそろ退却とします。
神鉄5006F@新開地
なんとなく神鉄でも。


山陽3068F@新開地
傾きまくってますが山陽のアルミカー


ここで、せっかくなので高速神戸の一駅だけ直通特急、その後は敢えて30分に一本ある阪急三宮行きの山陽電車を待ってそれに乗車し三宮へ。山陽の3000系のシートはかなり深いうえに柔らかさもちょうど良く、見た目によらず乗り心地はかなり◎。
山陽3206F@三宮


そして三宮では狙いすましたかのように(というか実際狙いすましていたんですが)神戸方2両がセミ転クロの8003F。クロスシートでゆったりと夙川まで帰り、いつものように帰ってきました。


まぁ、普段使っている阪急電車ですが、こういう風に乗ってみるとまた新しい発見がいろいろあるもんです。