Vol.37

#37『You Raise Me Up』//Celtic Woman ジャンル:New Age

ご存知のように、トリノオリンピックフィギュアスケートで、荒川静香選手がエキシビションで使用した曲。
この曲の歌詞や曲の壮大さはアリアにも通じるところがあって、多くのアーティストによって歌われてきました。その中でも特に有名なのが、Josh Grobanによってカバーされたバージョンです。
しかし実はこの曲、これだけ定番化しているにもかかわらず、もともとはニューエイジ・ミュージックのデュオであるSecret Gardenが2002年にオランダで発表したアルバム『Once in a Red Moon』に収録されている曲で、発表されてからまだわずか5年弱しか経っていないというのが驚きです。
そして、今回この曲をカバーしたのが、アイルランド出身の5人組グループであるCeltic Woman
5人組であるにも関わらず『Woman』なのは、5人の音が重なった時に一人の女性像になるからだとか。
Celtic Womanというだけあってアレンジはケルト音楽のエッセンスを感じさせられるもので、
個人的にはケルト音楽というジャンルは相当好きな部類に入るんですが、
特にフィドルをはじめとしたアコースティック楽器とヴォーカル・ハーモニーによる心地よいサウンドはいかにもといった感じです。
前半部分でもヴォーカルの声の美しさを十分堪能できますが、なんといっても最後の部分の壮大なオーケストラとコーラスワークは必聴。

ケルティック・ウーマン

ケルティック・ウーマン