旅行1日目

とりあえず、やたら枚数が多いので読みたい人は『続きを読む』からどうぞ。



朝5時頃に起床。今日からいよいよ人生初(!?)の一人旅。
親に芦屋駅まで送ってもらい、芦屋6時半過ぎの大阪行き新快速に乗車。
車内は思ったより空いていて、補助席なら十分着席可能でした。
そして一旦大阪で下り、そこから始発の平日限定新快速で米原に向かいます。
大阪駅で奥のほうに583系が停車してました。急行きたぐにですね。
しばらく待っていると223系が入線。これが今回乗って行く大阪始発の新快速。
新快速とはいってもほとんど立ち客はいないという程度の混雑で楽々着席。
1時間半ほど爆走し、気がつけば米原に到着。
案外知られていないんですが、これから乗る大垣行きはなんとコイツ。
373系@米原
間合い運用というわけで、本来は特急用の373系が普通運用に入ってます。これは乗り得。
リクライニングシートを占領し、あったか〜いミルクティーを飲みつつ快適な30分。
大垣に到着し、そこからは『大垣ダッシュ』…なんですが、思ったほど人が多くはなさそうなので普通に歩いて行く。
階段を降りると、座席は既に埋まっている状態。去年の鉄研旅行ではこのおかげで豊橋あたりまでずっと立ちっぱなしだったわけですが…。
ですが、この間のダイヤ改正で昼間の新快速は全部6両編成になった、というわけで、階段からかなり遠い先頭車まで行ってみる。案の定ガラガラでした。
313系5000番台&117系東海色@大垣
313系5000番台と117系東海色との並び。そしてここからはこの313系5000番台の、数少ない浜松行きで浜松まで一気に進みます。
さすがは葛西帝国JR東海自慢の在来線一般型の中では最高グレードを誇る車両というだけあって乗り心地はなかなかのもの。シートは向かい合わせナシの全転換クロスシートで、床下に廃タイヤのリサイクル品が敷き詰めてあるだけあって走行時の遮音性も抜群、車端間ダンパとセミアクティブダンパ装備で揺れも少なく、VVVFも独特の低音が響く音なので気にならない。鉄ヲタにとっては物足りないぐらいによく出来た車両です。
高速域での加速性能もかなり良く、継続的に120km/hのスピードで走るのでなかなか気持ちいいもんです。ただ、ちょっとシート下からの暖房が効きすぎてて暑い…。。
で、景色を見つつ進んでいると浜松に到着。ここでの乗り換えはあっという間なのでちょっと急ぐ。
静岡まで乗る予定の富士行きの車両は噂通り、211系5000番台+313系2000番台。普通ならここは某所で叩かれまくっているロング新車こと313系に乗るわけですが、211系の先頭のヲタシートが空いていたためにそこに乗車。
5000番台はJR化後に製造されたものなので、とりあえず前面の窓はデカいです。というわけで、座りながらガラガラの車内でかぶりつきを堪能。18期間なのでもっと殺伐としているのかと思いきや、夏休みに比べると至って平和です。
しばらく走っていると茶畑が見えてきたりして、なんか静岡なんだな〜と実感。
ずっとヲタシートを占領するのも楽しいんですが、せっかくなら話のネタになるように313系のほうにも乗っておくべき。というわけで後ろに移動して、313系2000番台に乗車。
阪急9000系の初乗車の時と同じような『新車のにおい』がプンプンしてました。で、車内のほうは、5000番台にはやはり劣るものの、なかなか良かったです。背もたれの低さもさほど気にならないし、シートの柔らかさ的にもまぁいい感じ。少なくとも321系のシートよりはこっちのほうが好きです。まぁ、静岡地区を全部ロングにしてしまうというのはさすがにどうかと思いますが。。ところでなぜかLED案内表示が動いてなかったんですが、仕様でしょうか。
ちなみにこの313系のほうは静岡で切り離し、というわけで静岡で降りたついでに撮ってみる。
313系2000番台@静岡
せっかくのフルカラーLEDの種別表示ですが、静岡地区ではほとんど役に立つことはなさそうです。まぁ一日に一往復だけ『通勤快速』というものはありますが…。
ここで少し時間があったので昼食を調達。なんかうなぎとかの駅弁ないかな〜と思っていたんですが、残念ながら駅構内の売店にはなぜか『若狭の焼き鯖寿司』があっただけで特に何もなく。しかたないのでそれを購入。まぁ美味しかったから良かったんですが。。
そしてここからは狙い通りの113系。まもなくJR東海管内から消えてしまう存在です。
113系@静岡
車内はかなり混雑していましたが、ボックスシートの一番良い場所を確保して景色を眺めながら昼食タイム。走っているとだんだん富士山が見えてきました。
富士山
冬晴れの日だったからかもしれませんが、こんなにきれいな富士山を見たのは初めてです。さすがは日本一の名峰。世界的に見ても単独でそびえている山でこれだけ高く美しい山というのはそうそうないかも。
気がつけば熱海に到着。ここからはとうとうJR東日本
特急スーパービュー踊り子@熱海
特急スーパービュー踊り子が来たので撮ってみる。これを見ると、去年の鉄研旅行で車掌が乗り換え案内の時に間違えて『スーパー踊り子ビュー』と言ったのを思い出します。
113系@熱海
次来た時はおそらくもういないであろう113系も撮影。
E231系@熱海
こんなのが走ってるところまで来ちゃったんですね〜。。


そして、ここからはE231系快速アクティーで進みます。車内案内によると、強風であちこちで運転見合わせが出ているようです。
最初は線形があまりよろしくないのでスピードは大して出ませんでしたが、小田原を過ぎた頃から爆走開始。噂の墜落インバーターは何度聞いても違和感あり過ぎ。
緑色の景色をボーっと眺めていたら藤沢に到着。ここで降りることに。
で、完全に忘れてたんですが、藤沢のキヨスクってそういえばこんなのになったんでしたね。
藤沢駅キヨスク
初代湘南電車こと80系。なかなか細部までこだわっていて興味深いです。
ここで降りて、今回も江ノ電藤沢駅へ。そりゃまぁ、ここに来たら江ノ電に乗るべきだと思うわけです。
そしてせっかく天気がいいんだから江の島の夕日ぐらい撮ってもいいかな、と思ったので一日乗車券を買うことに。で、自動券売機に500円玉を入れた瞬間、後ろから…!?
何かと思って振り返ると、誰かも分からないオバチャンでした。で、なんかよく分かりませんがこれを使うといいみたいな感じで1日乗車券を渡されました。…なんか分かりませんがかなりラッキー。
江ノ電1000形+2000形@藤沢
ここからはヲタシートを占領して江ノ電ならではの変化に富んだ景色を楽しみます。
建物の軒先をかすめるように走っていたかと思えば、併用軌道もあり。
江ノ電併用軌道
なんかこの感じがいいんですよね〜。
で、途中の駅での交換待ちの間に運転手が降りたので何をするのかと思いきや、なんと駅についていた蛇口から水を出して、ホースを使ってフロントガラスの掃除。なかなか面白い光景です。
そして、あの有名な海岸沿いを走ります。
江ノ電海岸付近
波が相当高かったんですが、それでもサーフィンをしている人を時々発見。よくやりますなぁ。。
ちなみに、例の新500形はというと…
極楽寺車庫
極楽寺の車庫で寝ておりました。まぁいいか。
江ノ電2000形+1000形@鎌倉
そして鎌倉駅に到着。やっぱり江ノ電っていいですね。
鎌倉駅前にて
これが小5の頃(?)にやっていた某アニメとかにも出てきた鎌倉駅前。ちなみに、JRをはさんだ反対側はバスなんかが大量に発着する大きなロータリーがあるんですが、こっちのほうが趣がありますね。
そしてコインロッカーに荷物を預けて、今度は鎌倉高校前まで引き返す。乗ったのはバス窓の305F。これぞ江ノ電の顔といった存在。目当ての車両に乗れてラッキー♪
江ノ電305F@鎌倉高校前
夕日を浴びて湘南の海岸沿いを走る江ノ電。なんともいい感じです。
江ノ電2000形@鎌倉高校前
目当ての夕日のほうもきれいに見えていました。これまた絵になる光景。
せっかくなので海岸に降りてみる。噂には聞いていましたが、江の島と湘南の海をバックに夕日が沈んで行くこの景色は、そのまま壁紙にでもしたくなるような美しさです。特に夕日が沈んだ直後の眺めは素晴らしいの一言。
江の島と夕日
向こうのほうには、黄昏の空に富士山のシルエットがくっきりと美しく映えていました.
湘南と富士山
海に面した駅として有名な鎌倉高校前駅も、イルミネーションが点灯していました。
鎌倉高校前駅
そして、ここからは鎌倉に戻って荷物を出し、横須賀線で東京まで直通。というわけでめでたく東京に到着〜。
しかし、困ったことに夕食を全く考えていなかった。特にどこで食べようかというのも決めていなかったし、まぁそのあたりに何かあるだろうと思って探していたらコンコースに東京中華食堂なる中華料理屋を発見。どうやら11月にオープンしたばかりっぽいです。
そういえば、数日前に東京に行ったはまけん氏(仮称)が一食に1000円以上飛ぶけど美味しい店があったとかいうことを言っていたんですが、なるほどここだったんですね。というわけで迷わずここに決定。
で、はまけん氏(仮称)曰くチャーシュー麺が神らしいですが、敢えていちばん高いメニューの『土鍋あんかけ炒飯セット』を注文。
土鍋あんかけチャーハンセット
このあんをチャーハンにかけて食べるらしいですよ奥さん。
で、食べてみる。…確かに美味しい。味自体もしっかりしているし、茄子やら舞茸やら筍やらピーマンやら、いろいろな食材が詰まったあんがGood。他にもなんかいろいろついて、これでこの値段なら納得です。
店の外に出てちょっとぶらぶらしていると新幹線の発車案内があったわけですが。
新幹線発車案内@東京
新大阪とか岡山ならまだいいんですが、『姫路行き』…!?
おそらく新神戸利用者の便を図ったと思われますが、普段新快速とかの姫路行きを毎日のように見ているので、東京にまで来て姫路行きなんてものを見てしまうと一気に現実に引き戻された気分になります。


…気を取り直して、お腹も満たされたということで山手線で今日泊まるホテルの最寄り駅である御徒町駅へ。
そこから歩いて10分ほどでホテルに到着。上野ファーストシティホテルというホテルですが、値段もそこそこで設備も結構きれいで、なにより応対が親切でなかなか良かったです。
まだ時間がかなりあったので、大きな荷物を置いて外に出る。一旦駅まで行き、噂のアメ横なるものがあったので行ってみる。そういえば洗顔料を忘れてきてしまったんですが、コクミンドラッグがあったのでDoveを買う。初めて使ったんですがモイスチャーミルクか何か知りませんがスベスベになりました。
アメ横
これが『アメ横』。我々関西人にとっては『アメ村』(=アメリカ村)と混乱しそうですが、これって『アメヤ横丁』の略だったんですね。初めて知ったかも。
しばらく歩いているともう上野駅。近いですね〜。
せっかく上野に来たんだから、『そ』でも聞きに行こうかと思い(実際はそういうわけではないですが)、中に入る。
常磐線は強風のためにほぼノーダイヤ状態のようで。大変ですね。
そんなこともお構いなしにいろいろ撮ってみる。
特急フレッシュひたち(ブルーオーシャン)@上野
特急フレッシュひたちブルーオーシャン編成でした。
特急あかぎ@上野
こちらは185系の特急あかぎ。こうして見るとやっぱり117系にどこか似てますね。さすが兄弟車。
211系@上野
211系。長い。ここでも三脚大活躍。
寝台特急あけぼの@上野
そして本命の寝台特急あけぼの。帰省ラッシュの時期だからか、乗車率はかなり高かったです。
ところで、そういえば10時頃にサンライズが東京を発車するのを思い出して、急いで京浜東北線で東京まで出る。
寝台特急サンライズ出雲・瀬戸@東京
やっぱりこのデザイン好きですね〜。何気に何度も撮っている285系
もう夜も遅くなってきたので、また御徒町まで戻り、ローソンで飲み物とフルーツゼリー(←好きだから)を買ってホテルに戻り就寝。こうして一人でホテルに来て泊まるのは人生初だったりするわけですが、案外簡単なもんですね〜。
というわけで1日目。なんかよく分からないけどいろいろ運に恵まれて良い一日でした。

車番・乗車距離

芦屋〜大阪:東海道本線・新快速/大阪、クハ222-2002
大阪〜米原東海道本線・新快速/米原、サハ223-2015
米原〜大垣:東海道本線・普通/大垣、モハ373-2
大垣〜浜松:東海道本線・新快速/浜松、クモハ313-5010
浜松〜静岡:東海道本線・普通/富士、クモハ211-5038(焼津〜静岡:モハ313-2601)
静岡〜熱海:東海道本線・普通/熱海、クハ111-2622
熱海〜藤沢:東海道本線快速アクティー/東京、モハE230-3555
藤沢〜鎌倉:江ノ島電鉄・普通/鎌倉、2052
鎌倉〜鎌倉高校前:江ノ島電鉄・普通/藤沢、305
鎌倉高校前〜鎌倉:江ノ島電鉄・普通/鎌倉、50
鎌倉〜東京:横須賀線・普通/千葉、モハE216-1024
東京〜御徒町:山手線・内回り、モハE231-654
上野〜東京:京浜東北線・普通/磯子、モハ208-70
東京〜御徒町京浜東北線・普通/大宮、サハ209-16(?)
●乗車距離(1日):608.6km
○乗車距離(旅行累計):608.6km