クーデター

学芸祭美術作業

決戦は金曜日。
ついにクーデター発生!


例の学芸祭問題で、関係者会議で朝7時半に集合とのことなので、いつもより一時間早く起きて行ってみる。昨日までは放送部の部屋を使っていたんですが、今日は新聞委員会の部屋に乗り込んで会議。
結局メロスをそのままする、という案はさすがに脚本家にも失礼だし支持を得られにくいということでボツ。
文芸会長氏(仮称)が昔文芸同好会の部誌に書いた作品と、もうひとつドッペルゲンガーネタの作りかけのものを今日中になんとか完成させてそれを対抗馬として出すことに。
で、2時間目の体育の時間以外は文芸会長氏(仮称)が気合いで脚本を書き、休み時間になったらそれをS氏がノートパソコンに打ち込む、という流れ作業を進める。
ただ、昼休み頃になって問題発生。ノートパソコンがリムーバブルディスクを認識してくれない。どこのパソコンか知りませんが、こういう時に限ってこういうトラブルが起こったりするわけです。
おかげでノートパソコンで打ち込んだ活字の脚本を完成させる、というのは不可能になってしまったので、手書きの脚本をちょっと書き直してそのまま出すことに。
で、自分はその時は特にすることがないし、さすがに2日連続で昼食をまともにとれないのは問題なのでここは食堂へ。どうでもいいけどガリガリ君の当たりが出てラッキー。
5時間目と6時間目の休み時間には雑用担当副会長(嘘)の台氏(仮称)が刷り終わった脚本を1作品持ってきたりしていましたが、その間にも作業は進んでいたようで。
そして6時間目が終わり、いよいよ勝負の時。
マイケル氏(仮称)が前に出てきて話を始める。…が、いつもは人気者なのにこういう場面はどうも苦手なマイケル氏(仮称)、なんかせっかく言っていてもクラスの連中は聞いてくれているのかどうか怪しい状態。
さすがにこれでは心配なので、声のデカい自分が厚かましくも援護しに行く。というよりもなんか半分仕切っちゃってるような形ですがここは気にしない。
まずはさっき台氏(仮称)が持ってきた『脚本B』を配り、読んでもらう。関心のない人がもっと騒ぎだすかと思っていたものの、思ったより静かでホッとしました。
しばらくして、今までの脚本(『脚本A』)の最終改訂版が刷り上がったのでそれを手分けして配る。
それを読んでもらっているうちにさらに手書きでなんとか間に合った『脚本C』を台氏(仮称)が持ってきたので配る。
で、マイケル氏(仮称)が投票用紙を作ってみんなに配り、どの作品がいいか投票してもらうことに。この時にマイケル氏(仮称)にハサミを壊されて(´・ω・`)ショボーン。
全員の票を回収し、いよいよ運命の開票。
途中までは3つとも譲らない状態、そして途中からは脚本Bと脚本Cの一騎打ち。
結果的には、結構な僅差で脚本Cに決定!ドッペルゲンガーネタが支持されました。
せっかく誰も脚本に立候補しない状態から脚本を書くと言ってくれたゲン氏(仮称)にはちょっと悪い気もしますが、そこからはちょっと暴走&独裁状態になってしまっていて、役者やその他の関係者の不満を買ったのがちょっと失敗だったんでしょうか。
とにかく、なんともまぁ民主的なクーデターですが、これだけみんなで一致団結して必死で頑張ったのって久しぶりだなぁ、と。


しかし、脚本は決まってもまだまだ問題は山積み状態。
脚本が変わったことで、細かい演出や設定なんかも白紙撤回、もちろん配役も総入れ替え、美術に関してはまだほとんど手をつけてさえもいない状態なのでここからスタート。残り一週間ですよ。
まず重要なのは配役問題。前の脚本が支持されなかったのは、やりたくない人に無理矢理役を押しつけたりしたということが最も大きな理由としてあるわけで、今回せっかく変わったのにまた役を誰かに押しつけてしまっては本末転倒。
主人公を含めて役をやってみてもいい人を探し、ヤマチョク氏(仮称)が主人公、N氏が最終的に主人公と入れ替わってしまう影役。もちろん自分も『やってみたい人』なので、主人公の友人役に。友人役ですが台詞の数では主人公に引けをとらない重要な役。大幅昇格です。
他の細かい役なども中枢部メンバーを中心にほとんど決定。今回は特にこれといったわだかまりもなく、順調に進んでいます。やっぱりやる気があるのとないのとでは大きく違うのね。
しかし、美術の手伝いをしに行ったら、他のクラスはもう半分ぐらい仕上げていてビックリ。これかなりヤバいんですが。
ですが、決めなければならない事項はほとんど決定し、ようやく本格始動。


完璧に余談ですが、ひとつ思ったこと。新庄じゃないけど、なんか『持ってるわ』。
某有名占い師の本によると、自分と新庄は非常に近い(というかほとんど同じ)運勢を持っているらしく、『思ったり願ったりしたことを実現させる』運勢が非常に強いとか書いてあって、まぁ実際今までも大したことはしていないのにほとんど運だけでうまくいった事例(小学校時代までの数々の出来事然り、入試然り、文化祭然り、今までの学芸祭然り)も数多くあるのである程度は当たっている部分もあると思うわけですが、今回の件に関しても、結果から見れば『ワタル氏(仮称)などの出たくない人が役を無理矢理押しつけられている状態をなんとかしたい』『自分ももうちょっとまともな役で出たい(←目立ちたがり)』『中枢部とそれ以外の人の間に生じているわだかまりを解消したい』といった望みが全て叶ったかたちになるわけで、なんとも嬉しいことです。どこまで運だけで生きてるのかは分かりませんが。


でも正直もう瀬戸際の状態が続いていますが、それでもなんとかしてしまうのが灘校生クオリティ。あと一週間、これから一致団結して気合いで頑張ります。自分も完全にそのモードに切り替わった感じ。燃えてきた〜ッ!