321系運用開始!

321系@六甲道

いきなり鉄な話題ですが、今日12月1日より、JR西日本207系の後継となる通勤型電車、321系が運用開始。
JR神戸線京都線の201系・205系置き換えのためにこれから主力選手として投入されていく汎用型の車両ですが…この車両、どうも不運なもので、207の例の事故(関係ないけど、あのマンションがもしも姉歯のマンションだったら…と思うとガクガクブルブル)の関係で最初の予定から変更されて配色は紺+オレンジの巨人色になるわ、本来なら盛大なイベント(?)が行われるはずの運用開始日ですが、セレモニーも何もなし、ポスター広告などもナシ。
ということで、今日になって初めて321系とかいうものの存在を知ったという人も多いわけで、偶然出くわした人は、『…えっ?新型??』といった感じで目を丸くしとりますな。

で。
今日の昼休みに、鉄研仲間から321系の運用(スジ)を知らされまして。
うちの学校の最寄り駅の下り方面行きに、15時19分、34分、49分と東海道線普通に立て続けに3つ入るそうで。
※実際には49分のスジには201系が運用されていた模様。途中で引っ込んだのかな?id:ohane15-2005さん情報サンキュです。
ちなみに、学校が終わるのは15時。学校から駅までは徒歩約10分。
…ちょwwwwwおまwwwwwキタコレwwww学校帰りに乗れと言わんばかりのダイヤじゃないですか。
ということで、鉄道好きという要素にさらに新しいもの好きという要素が加わっている自分が乗りに行かないはずもなく。
運行開始日に早速乗ってきましたよ。えぇ。
同じ鉄研のキハ58君によると、そのうち飽きるほど見ることになるから別に今乗っておく必要はないとのことですが、やはり新車が運用開始の日に乗る機会に恵まれるということは滅多にないことですし、やっぱり出てすぐに乗ってみる、ということにも価値があると思うんですよねぇ。
あいにくデジカメは持ち合わせていなかったので写真は携帯のカメラ(たった33万画素)ですが、まぁこれはいつでも撮れるのでまた今度。とりあえず携帯で撮った拙い写真をうpしておきます。
で、外観はといいますと、JR九州の817系を彷佛とさせるかなりのブラックフェイス。ちと時代遅れな言葉で表すと、ガングロの207系といった感じ。
側面は例の巨人色ですが、フェイスが黒のせいもあってか、207系の新塗装ほどの違和感は無かったですかね。
で、中はどうか。
まず、イス周りはずいぶん雰囲気変わってます。モケットは青色ですがシートはバケットシート化。これは混んでいて座れなかったんですが、噂によると207よりは若干硬めだそうで。
で、つり革の高さが3段階になっていて、ドア付近が最も高く、逆にシート中央部付近が最も低くなっています。
床はなかなか面白い感じになってました。言葉では表しにくいんですが。
内装の窓は207より若干角張ったイメージ。
そして、内装で誰が見てもすぐ分かる一番の目玉は、そう、『案内モニター』。
19インチの液晶モニターが片面に2つずつ付いていて、片方には車両案内(行き先や周辺の駅名を表示、そして乗り換え案内など)、もう片方はひたすら広告。CMをずっと流しています。
107も作られて15年ぐらい経ってきたということで、新車投入も久しぶり。というわけで、モニターなんて関西では初めて見るわけですが、ちょっと感動。
ちなみに、肝心の乗り心地のほうですが、先頭車に乗ったんですが、モニター音はモーターの付いている方の真上あたりに行かないと音はほとんど聞こえません。振動などもやはり少なく、乗り心地は○ですね。

新車の割には印象が薄めなのは、通勤型のロングシート車であること、207系によく似ていること、汎用性が高くこれといった大きな特徴がないこと、というのが理由なんでしょうね。