poor巨人

…今日は阪神勝ちましたな。最初は相手の桑田がヤバかったですが、途中からはファインプレー続出のなかなかしまった試合になってなかなか良かったわけです。
てか、この3連戦を見て思ったことですが、巨人、ローズや由伸、清原をはじめとした大味の皆さんがいなくなっていて、ようやく今まで冷や飯を食わされていた10年目の原だとか、三十路の堀田だとか、聞いたこともない選手がいっぱい出てきてましたな。
ホントに可哀想な話ですなぁ。上から上から高い選手ばっかり獲ってくるから、せっかくドラフトとかで入った選手が10年も一軍でプレーさせてもらえない。
てなわけで、やっとプレーさせてもらえたといことで、今までの巨人とは気合いが全然違っていましたな。
ホントに高校野球のような試合ばかりの3連戦。好プレー、ヘッドスライディング続出。皆さん必死。
でも逆にこれだと観客も元気をもらえるような感じがしますし、非常に『いい野球』になっています。

巨人も、これで目を覚ましてまともなチームになればいいんだけどなぁ。
お金がないから勝てない広島と、お金があるくせに勝てない巨人。これじゃいけませんよ。

野球を料理にたとえると、
今の広島は、『貧乏ゆえに安い食材しか使えない』状態。
今の巨人は、『高いお金を出して賞味期限ギリギリのやたら高いデパ地下のおかずを買いそろえた』状態。
巨人に関しては、シェフさえも今度は一流熱血料理人を呼んでこようとしている。これじゃダメですわ。

『高いお金を出して賞味期限ギリギリのやたら高いデパ地下のおかずを買いそろえた』料理よりも、
『自家栽培の食材をふんだんに使った自家製のおふくろの味の料理で、買ったおかずは最小限にとどめる』料理のほうが良いに決まってますよ、はい。

『巨人がこのままだと球界はダメになる』といった、いかにも球界の盟主は巨人に決まっていると思い込んでいるような発言はどうかと思いますが、
巨人もこのままじゃアカンですよ。
せっかく、育てりゃ良い選手になるような人材もいっぱいいるんだから、その選手を一流に仕立て上げなさいよ。

阪神も、昔はヘタレでした。
ノムさん阪神にやってきて、少しは変わりました。
もう少しマシな考え方をするようになりました。同時に、若手選手も育てました。
その成果はノムさんが監督をやっている間には出ませんでしたが。
サッチーの脱税事件がありました。その影響でノムさんが監督をやめました。
突然、阪神の監督をあの熱血漢で有名な星野さんが務めることになりました。
星野さんの推進力と、今までノムさんが育ててきた若手選手の力がうまく組み合わさって、二年目はダントツで18年ぶりのリーグ優勝。まさに快進撃でした。
星野さんが勇退、岡田が監督になりました。
最初の年は中途半端になってしまいましたが、二年目は独自のスタイルを築き、なかなかいい感じになっています。
そして、二年目は、今までずっと育ててきた藤川球児がついに大変貌を遂げ、誰もが認める球界No.1のセットアッパーとなり、活躍しています。
獲得した選手ももちろんいますが、その選手たちに加え、古参の選手、そして育ててきた若手選手、皆の力が組み合わさったことにより、大きな力となったわけから。

ナベツネさん、お金で買えない価値があるものもあるんですよ。ね。