ラッキーな日。

今日は朝からバンドの練習ってことで学校へ。
気がついたら大会まであと1週間しかないというのに、課題曲のほうなんかはほとんど手も付けてないような状態。これで本当に大丈夫なのか…!?
二時半頃まで頑張って、メンバーが某鉄○会に行くために帰ることになったので一緒に退散。
とりあえずお腹も減ってきたし、ん、よく考えたら2時過ぎてるなぁ。ということでモスに行ったわけですが、何を食べてきたかというと…


匠味十段
ハンバーガーチェーン最大手のマクドナルドがまさに『ジャンクフード』という言葉がピタリと当てはまるような安かろう悪かろうでありながらも破格の値段で勝負する戦略をとっているのに対し、多少高くでもあくまで味や素材の品質、雰囲気にこだわり続けるモスバーガー。個人的にはこの手のバーガーチェーンの中では最も好きな店だったりするんですが。
で、そのモスバーガーの中でも緑モスと呼ばれる一部の店舗のみで、しかも14:00からの時間限定&数量限定で販売されるのがこの『ニッポンのバーガー 匠味』シリーズ。
この『匠味』バーガーは、当然素材や品質にはいつも以上のこだわりがあり、おまけに店の中でも認定を受けた人のみが作ることができるハンバーガーだそうで。
その中でも最高峰に君臨するのがこの『匠味十段』でありまして、価格はなんと1個1000円。セットにすると1320円!これは大手のバーガーチェーンでの単品としての最高価格らしいですよ奥さん。
前々から気にはなっていたものの、いつも2時を回ってからなんて時間に来たりはしないので食べることが無かったんですが、今回それに挑戦します。


まず注文して席についたわけですが、間もなく店員さんがやってきました。やけに早いなぁ〜…と思っていたら、まずテーブルに『匠味』という文字と野菜の絵、そしていろいろとこれに関する文章がプリントされた和紙調の紙を敷いて、その上にすだれ巻きの箱を置いていきました。箱の中にはセットのストローなどの他にも、ナイフ・フォーク・スプーンなどが入ってました。これってもはやファーストフードの域じゃないですね。
そしてオニポテを食べながら待つこと約20分。ついに登場したのが、これ。


匠味十段


確かにこりゃすごい。
モスのHP(http://www.mos.co.jp/menu/takumi/judan/)の説明にもあるように、匠味用バンズ(パン)の中に卵、匠味用ベーコン、匠味用パティ(ハンバーグ)、ケチャップ、オニオン、トマト、レタス、マヨネーズが入っている、かの有名な佐世保バーガーを彷彿とさせるような豪華なハンバーガー。
これに、付いてきた特製和風デミグラスソースを付けて食すわけですが、果たしてまぁこれをどうやって食べれば良いのか。
ナイフとフォークが付いてくるということは、それを使って食べろということなんでしょうが、やっぱりかぶりついてこそのハンバーガー。ってことで、まずはソースを付けてから無謀にもかぶりつくことに。


…旨い。
まず特製のデミ。本来のデミグラスソースの濃厚な旨味に加え、隠し味の数種類の味噌がほどよく効いている。
バンズは、むやみに味を濃くしたりしてバーガー本来の味を崩すことなく、脇役のポジションでしっかりと固めている。
卵。生産者指定のこだわりの品を使っているだけあって、そのへんのスーパーで売っている代物とは違う。
ベーコン。たいていのバーガー店でベーコン入りのバーガーを買うと見事に薄くスライスされたベーコンがちょこんとのってくるものだが、これはパンからはみ出すほど大きく、しかも肉厚のベーコンが入っていて食感も良い。これだけでも朝食のメニューの一つになりそうなくらいである。
分厚いパティもやはり焼きたてで美味しい。
そして生野菜なのだが、やはりこれも生産者指定で作っているだけあって、新鮮で野菜の味がして美味しい。トマトがかなり分厚いのも高評価。
奇抜な発想などで新商品を売ることが多いこの業界ですが、この『匠味十段』はあまり奇をてらわず、ミスマッチな組み合わせではなくあくまでハンバーガーのイメージにピッタリと合うこだわりの食材をふんだんに使っているところがいい感じです。


というわけで、確かにこれは旨いです。さすが、あのモスが1000円という価格で自信を持って売り出しているだけのことはあります。
まぁ、これに1000円を払う価値があるかと聞かれると、個人の味覚や価値観はそれぞれ違ってくるので一概には言えないんですが、個人的にはこの味・品質なら1000円したって十分満足です。


で、食べ終わった後は岡本まで歩く。摂津本山からJRで帰ってもよかったんですが、CDも買いたいし、9000系や新しく入ったリニュ5000系も見たい&乗りたかったので阪急を選択。
そしていきなり反対側からやってきた特急がなんと、リニューアルが完了して2〜3日ほど前に運用開始した5001Fでした。狙いが早速大当たり♪
阪急5001F@岡本
そこからから阪急に乗って西宮北口まで行って、SOUND1stで倉木麻衣のアルバムを購入。DVD付き初回限定盤ですが…こういう企画って実は初めてなんですよね。
帰りにあわよくば9000系に…と思っていたわけですが、残念ながら今日の9000系は日中は車庫にいる運用で、夕方に出庫するまで運転はありません。仕方なく他のに乗って帰ろうと思ったわけですが、目の前にいたのは夕方に3本ある西宮北口始発の高速神戸行き普通電車。
これは夕方ラッシュに向けて車両を増やす関係で起こる運用なんですが、もしかすると3本の高速神戸行きのどこかで9000系が出庫するかも!?という考えがふと頭をよぎったので、しばらく待ってみることに。
そして待つこと再び20分。


阪急9000F@西宮北口
9000系キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
もうなんというか願ったり叶ったりですね。今なら宝くじでも隕石でも願えばなんでも当たっちゃいそうな勢いですよこれは。
しかもこの高速神戸行き、西宮北口始発のうえにわずか3分前に三宮行き普通が発車しているので車内はガラガラ。
阪急C#9000車内
まさか、連日ヲタだらけで激パと聞いていた9000系のしかも先頭車に貸切状態で乗れるなんて思ってもみませんでした。


とりあえず乗ってみた感想としては。
・マルーン+いつものシート+半間接照明+木目調化粧板に加えて自動貫通路ドアなどもあり、とにかく豪華な作り。各社がコストダウンにばかり走る今日この頃、これだけお金のかかった新車を出すところがさすが阪急クオリティ。
・初めて採用されたフルカラーLEDですが、視認性はなかなか良好で、阪急のこだわりのひとつである太い丸ゴシック体をうまく再現していて幕と見間違えそうなほど。
・シートは初の片持ち式。モケットは9300系は化学繊維になっていてガッカリしましたが、9000系ではお馴染みのゴールデンオリーブ色に輝くアンゴラ山羊の素材で、シートはもちろん肘掛け部分から非常コックの蓋に至るまでモフモフ。2つの仕切りが取り付けられていて、バケットシートにすることなく定員着席を図っています。シートの柔らかさは、こちらも各社硬くする傾向があるにも関わらずいつも通り柔らかい。むしろ、従来の座席以上に背もたれの部分が柔らかくなっている感じがします。座り心地はロングとしては最高の部類。
・窓がデカい。今までの窓とは全然展望の感じが違います。
・8200系などを除くと初の液晶ディスプレイ設置。まだまだ改善の余地はあるものの、これからいろいろと期待できそうです。
・乗り心地は縦揺れも少なく良好。ただし台車の関係上、多少足元が安定しない感じがしてちょっと気になります。
・ドアの開閉音や走行音は非常に静か。空調がかかっているので分かりにくいですが、おそらく秋や冬などの空調がオフになる時期にT車に乗るととんでもなく静かでしょうね。M車も従来車に比べて非常に静かで、静粛性では9300系を軽く凌ぎます。自分ひとりしか乗客がいないにも関わらず、聞こうとしないとVVVFの音すらほとんど聞こえてきません。
こんな感じで、とにかく今までの阪急のイメージをうまく受け継ぎつつも新しい技術を採り入れていて、これぞ阪急の車両といった雰囲気でした。
9300系デビューの時には賛否両論がはっきりしていたのに対し、この9000系は概ね評判はよろしいようです。
春日野道まで乗車しましたが、地元の女子高生が9000系を見つけるや否や指差して友達に声をかけていたり、塾帰りの小学生が『新車や〜!』と喜んでいたり、周辺利用者(非鉄)の関心もかなり高いようでなによりです。
阪急9000系側面LED
最後に、側面のLEDを。やっぱり幕にそっくりですね。
今日はあっちこっちにずいぶんとお金をつぎ込んだ感じですが、まぁその分収穫も非常に大きかったので良しとしましょう♪