鉄研旅行4日目

朝4時過ぎ、起床。まぁ2時間ほどは寝られたんでしょうかねぇ。
夜明け前の東海道本線を走り抜ける夜行列車は、横浜を過ぎ、品川を通り、定刻に東京着。
夜明けの東京駅
平日の首都圏のド真ん中の駅とはいえ、まだ朝5時前。東京駅は閑散としています。
ここからはまず京浜東北線で上野まで行く。やはり車内もまだガラ空きです。
上野で30分ほどあったので、青春18きっぷにスタンプを押してもらう。
5:36発の小金井行きに乗車。小金井といえば、去年に乗ったムーンライト仙台で公衆立ち入りで緊急停車して、なぜか車内チャイムが鳴った駅です。懐かしい。まぁ今回はそこまで行かないんですが。
車両はE231系。1時間ほど乗車するのでボックスを4人で占領。
なぜかムーンライトながらに乗っていたOBのすんぶさん(仮称)も一緒についてきましたが、なんと今日は午前中にテストがあるんだとか。それなのにこんなのんびりしてて良いんでしょうか。いやはや流石です。
E231系の車内では、前半はいろいろ話してましたが、なにしろ寝不足なので、後半はちょっと寝てました。気がついたら栗橋に到着。
しかしここでハプニング。荷物を車内に忘れて取りにいった後輩が1人、車内にいる間にドアが閉まっちゃって発車。
…ちょっと心配しましたが、ここは本数の多い朝ラッシュ前の東北本線。20分ほどして次の駅で折り返して帰ってきました。
この駅で東武鉄道に乗り換え。ところで、関東の駅ってどうもゴミ箱のない駅が多いですね。テロ対策か何かなんでしょうが、正直、テロを恐れるがあまりに乗客の利便性を損なうというのはすなわちテロに屈しているのと同じだと思うんですが気のせいでしょうか。
10分ちょっと乗車して、板倉東洋大前で下車。この旅行で果たして群馬県を通ったのか!?という感じですが、実はこの駅はギリギリ群馬県だったんですね。この旅行中に妙に流行った全国地図の本によって後に知る。
ここで快速に乗り換えて鬼怒川温泉まで1時間10分ちょっと。ボックスシートですがかなり柔らかくて快適。しかも大きなテーブル付きでいかにもトランプをしてください的な状態だったので、大富豪ばかりするのもアレなのでポーカーを楽しむ。
そして鬼怒川温泉に到着。なんか向かい側のおスペが発車していったので後撃ちで撮影。
スペーシア@鬼怒川温泉
スペーシア。相変わらず面白いデザインです。
ここで1時間半ほど時間があるわけですが、まだ朝食をとっていなかったので弁当か何かを買うことに。
ちょうど、駅の弁当屋でできたてほかほかの弁当が置いてあったので『ゆばちらし寿司』を購入。
ゆばちらし寿司
なかなかヘルシーメニューですが、朝食にしても重くない感じで良かったです。味もかなり美味しかったし。
で、食べ終わった後は昨日お風呂に入っていなかったので温泉にでも行こうかと思っていたんですが、残念ながら近くの温泉は全部10時以降に開店ということで断念。
ですが、駅の待合室にずっといるのもアレなので外に出てみる。
鬼怒川温泉駅
駅舎を撮ってみる。旅行中、2日目以降は相変わらず涼しくていい感じです。
で、ちょっと行ってみるとなんと足湯を発見。こいつはいいものを見つけましたよ♪
足湯@鬼怒川温泉駅
足湯。なんか結構新しいっぽいですね。足だけでもやはり温泉というだけあってほっと癒されます。
鬼怒川温泉にて
これがその足湯。駅から出ると見えてます。なかなかいいところです。


足湯ですっかり疲れもとれ(?)、駅に戻る。これからは快速AIZUマウントエクスプレスに乗るわけですが、この車両は元名鉄北アルプス車で、製造されてから実はまだ10年ほどしか経っていないというかなり若い車両。元特急車というだけあって乗り心地も良い回転クロス(リクライニング)で快適な2時間。
快速AIZUマウントエクスプレス@鬼怒川温泉
この塗装はどことなく221系に似ている気が。
気動車の心地よい音に揺られ、本日のメインイベントその1だというのに鉄研部員の皆さんは爆睡中。やっぱりMLながらはちとキツいんじゃないでしょうかねぇ〜。
自分も最初はずっと起きて前面展望を楽しんでいましたが、20分ほど寝る。
塔のへつり駅
途中、こんな駅にも停車。塔のへつり駅という駅なんですが、なかなか面白い名前ですね。
森の中の感じがステキです。
のんびりと景色を楽しんでいるとそのうち会津若松に到着。
ところで磐越西線の455系には1編成だけグリーン車付きの編成があって、今ではグリーン車として使われなくなったものの設備はそのままで、かなりの乗り得車両なんですが、なんと会津若松に停車していた455系はそのクロハ付き編成。
455系クロハ付き@会津若松
窓がちょっと違うので分かるのではないかと。別に乗るわけじゃないんですが、なんとなくラッキーな気分。
只見線に乗るまで、1時間少々昼食休憩。
会津若松駅
会津若松駅。後で只見線に乗っていても思ったんですが、至る所に『会津』を主張するのぼりと『あかべぇ』が顔を出してました。
会津若松でもそばを食す。学生さんにはサービスということでコロッケが1つおまけで付いてきました。さらにラッキー♪
ここでもさらに駅弁を買って、いよいよ只見線に乗り込みます。
この只見線、元々赤字の超ローカル線で、国鉄末期に廃止されるはずだったんですが、冬になると沿線の道路が雪に閉ざされて通れなくなるという理由で廃止を免れ現在に至るという路線。全線を走破するのは1日にたった3往復。しかも朝一番と夜に一本ずつあるので、まともに鉄道の旅で乗れるのはこの昼間の1本のみということになります。恐ろしきローカル線。
車両は期待通り非冷房、しかも2両ともにボックスシートでこれまたラッキー♪
平野部をどんどん走っていくキハ48系。窓を開けると吹き抜けていく風が心地よいです。
しばらくして、さっき買った弁当をのんびりと食す。
あいづふるさと弁当
あいづふるさと弁当。鰊の山椒漬と棒たら甘露煮をはじめとした、会津地方の郷土料理10品を楽しむことができます。
酒の肴的な一品料理が多かったんですが、個人的にはかなりの高評価。こういった『ふるさとの味』が楽しめるお弁当っていいですね。
只見線キハ48系
今回乗車したキハ48系。会津宮下駅で撮影。
会津宮下駅
これがその会津宮下駅只見線の駅には、やたらと会津のつく駅が多いのも特徴ですが、本数がめちゃくちゃ少ないのにどの駅もきれいに整備されている感じがします。
ところでこの只見線タブレットを未だに使用しているというかなり貴重な路線。もちろん、駅にもタブレット閉塞機があるんです。現役の。
タブレット閉塞機
昔、廃止直前の急行砂丘に乗った時はタブレットを通過駅で乗務員がキャッチしていてなかなか面白かったんですよね〜。


只見線の風景非冷房の気動車で窓を開け、山の風を楽しむ。こんなことを4時間半もできるなんて最高ですね。あぁ素晴らしき只見線
途中、また交換のため停車した駅は、沿線の人の集会場のようになっていました。そこの売店でアイスを買ってくる友達も。
大白川にて
大白川駅にて。
途中、並行している国道を同じ方向に走っていたライダーに向かって手を振ったら、両手で振りかえしてくれました。…思いっきり手放し運転なんですけど。。なんか、楽しんでますね。途中トンネル区間で車掌さんが思いっきり寝てた気がしないでもないですが…まぁここは華麗にスルー。
しかしそんな4時間半も続いたはずの只見線の時間、なのにいつの間にか小出に到着。楽しい時間は早く過ぎ去ってしまうものなんですねぇ。
小出にて
ここからは上越線でひとまず宮内に向かい、そこで次は快速くびき野に乗り換え。
快速とはいえども485系、しかも特急並みのダイヤで走っているという相当な乗り得列車。てなわけで乗車率もかなり高いみたいですが、非グレードアップ車のほうはまだ閑散としていました。
そこに乗ってもよかったんですが、長岡で一旦空くということでそこでグレードアップ車に移動。やはり長岡ではたくさん降りましたが、それ以上にたくさん乗ってきました。
で、1時間ほどのんびり乗っていてあっという間に新潟到着。
快速くびき野@新潟
まず泊まるホテルに行ったんですが、駅の片側はやたらにぎやかなのにその反対側は真っ暗ですね。なんか変な感じ。
その後は夕食をとるわけですが、またいつもの食にこだわりのないメンバーは松屋にでも行くとか言い出したので自分はパス。さすがに、最後の旅行の最後の宿泊の時に松屋なんてのは勘弁してください。
てなわけで、自分たちは他の店を探すことになったんですが、今回はこちらのグループにたばゴンさんも参加。で、わりと明るい街のほうを探すことになったんですが…。
駅から見えてる道をまず探すことにして、いろいろ歩いてみる。で、いきなり横から変な人がこの中高生の集団に声をかけてきました。
『キャバクラはどうですか〜』


通 報 し ま す た ☆


…というのは冗談ですが、駅ロータリーから曲がらずに行ける道にフツーに夜の8時頃でもキャバクラの客引きが出没してたりするのは正直どうなんでしょうか。なんだかヤな感じ〜。
これ以上この街をうろつきたくなくなったので、駅の地下にある店でイタリアン。まぁ、松屋なんかよりはよほどマトモです。パスタのセットで優雅に(?)夕食。
ところで一旦宿に帰った後にコンビニに買い出しに行ったんですが、その途中にあったラーメン屋の看板にあったLEDの広告板がクオリティ高杉。
『ソバはソバでも駅のそば』とか、『店長の顔はまずいが味はイケメン』とか出てきて爆笑。
しかも、ラーメンを食べてる?と思われる竜の絵が出てくるわけですが、それがどう見てもラーメンを吐き出してるようにしか見えなくてさらに大爆笑。何なんですかこのクオリティの高さは。
ということで、いろいろネタを補充しつつホテルに戻る。
普段塾の日以外は10時半には寝てるというたばゴンさんは早々に就寝。行動が早いって羨ましい。
で、自分はのんびりと夜中まで友達とメールしてましたが。。

車番・乗車距離

名古屋2339〜東京0447:東海道本線・快速ムーンライトながら92号/東京、モハ189-21
東京0501〜上野0508:京浜東北線・普通/大宮、モハ208-101
上野0536〜栗橋0630:東北本線・普通/小金井、モハE230-3520
栗橋0706〜板倉東洋大前0718:東武鉄道区間急行/新栃木、モハ13607
板倉東洋大前0723〜鬼怒川温泉0837:東武鉄道・快速/会津田島、モハ6154
鬼怒川温泉1001〜会津若松1157:東武/野岩/会津/只見・快速AIZUマウントエクスプレス会津若松、8501
会津若松1308〜小出1742:只見線・普通/小出、キハ48-535
小出1751〜宮内1823:上越線・普通/長岡、クハ115-1057
宮内1826〜新潟1927:信越本線・快速くびき野5号/新潟、モハ485-1010
●乗車距離(1日・MLながら含む):836.0km
○乗車距離(旅行累計):2060.5km