バレンタインデー

今日は2月14日。そう、ボビーの日…じゃなくてバレンタインデーですね。(←分かる人には分かる。ほらロッテの…)
もともとそんな習慣がなかったのに、お菓子業界がうまいこと習慣を作ったおかげで年に一回の掻き入れ時になっていますね。ホント、日本人ってこういうイベントに便乗して金儲けするのが上手なこと。
毎年この時期になると、ベルギーかどこかの高級チョコレートやらもたくさん出てくるし、日本のお菓子会社各社も積極的にチョコレートの新製品を開発するわけです。日本が南半球だったら、チョコがとけてしまうのでこんなことやってられませんね。
で、昔はいわゆる『本命チョコ』だけだったんですが、最近はいろいろバリエーションがあって、
・義理チョコ:まぁこれも比較的前からありますが、お義理のチョコ。
友チョコ:友達に渡すチョコ。もうプレゼント交換のノリですね。
・ファミチョコ:家族のためのチョコ。でもまぁ、これもアリですね。
…なんですが、最近はさらにすごいものまで登場。その名もマイチョコ。読んで字の如く、自分のためのチョコ。なんじゃそりゃ。
なんか、バレンタインデーが『愛の告白をする日』(?)から、完全に『チョコをみんなで分けて食べる日』と化してますね。なんだか変な感じ。
そういえば、バレンタインといって思い出すのが、昔岡山に住んでいた頃。
自分が住んでいたあたりは、家を建てた頃(1990年頃)にちょうど家がどんどん建っていったんですが、ちょうど家の前に行き止まり(関西でいう『ドンツキ』)の私道があって、そこに面して十数件の家が並んでいました。
そこに建っていた家々には、やっぱり自分とかなり近い年代の人が住んでいて、隣には歳の離れた兄弟が、他の家には2人や3人の姉妹がいたんですよね。で、まぁ隣の家の兄弟の『弟』であった同級生を除いては、全員が『お姉さん』または『お兄さん』だったわけで(とはいっても『お兄さん』は一人だけでしたが)、年齢的には自分が幼稚園の頃に小学生〜高校生ぐらい。
で、結構田舎っぽいご近所の付き合いとかもあり、家の前の私道は車が来ないので遊び場になっていたし、クリスマス会やら餅つきやらスイカ割りやら花火やら、ホントにいろいろしていたんですよね。
だから、自分の場合は幼少時代はほとんどそのお姉さん方の間で育ったといっても過言ではないかもしれません。(まぁ、そのおかげで男っぽくないとかいう性格になったのかもしれませんが、そのへんは敢えてスルーで。)
で、バレンタインデーになると結構皆さんチョコとかを作りたがるもので、自分で溶かして型にはめて作ったチョコやら、いかにも料理初心者が作りました的なチョコレートケーキやら、いろいろ作ってはご近所同士で渡し合いをしていました。まぁ、今で言うと友チョコみたいなもんですが、当時はまだそんな言葉はなかったので、ある意味時代の先駆けだったのかも。
だから、毎年この日になるとそういうことを思い出します。今でも時々岡山には遊びに帰ってますが、そのお姉さん方はもう高校生か大学生。なかには車を運転している人も。…時が経つのは早いなぁ、しみじみ。
他にもバレンタインデーにやや関連する、小学校時代の淡いながらもキラキラした思い出とかは結構いろいろあったりするんですが、文も長くなったしもはや既にこんな話は誰も聞いていないだろうということでまたの機会に。