琵琶湖大大回り

てことで行ってきました。関西線+琵琶湖一周大回り。
なんか写真がめちゃくちゃ多くなるので、見たい人はクリックしてドゾー。
とりあえず朝、駅まで行く。そして切符を買う。大阪まで、290円。これで今日は乗りまくります。
まずは芦屋から新快速で尼崎まで。思っていた通り座れなかったんですが、とりあえずいちばん前でかぶりついてみる。
普段意識せずに乗ってるんですが、130kmというのは通勤電車としては(というより一部路線を除く在来線としては)日本最速なわけで。スピードメーターを眺めながら辺りを見回してみるとやっぱり速い。速すぎ。
そしてあっという間に尼崎に到着。
最近JRは毎日のように遅れるので、ちょっと余裕をもたせたプランにして、接続に10分ほど時間をとったんですが、今日に限ってどの線も遅れていない、というわけでとりあえず適当に撮ってみる。
実は、まだ特急北近畿を撮ったことがなかったので撮る。やっぱり特急はこの色に限りますね。と平成生まれの自分が言ってみる。
特急北近畿@尼崎
そして木津行きの快速に乗り込みます。
よく、大阪のザ・シンフォニーホールなどに行く時に新福島あたりまでは行くんですが、JR東西線はそれより向こうに行くのが初めてだったりします。学研都市線も初めて。
東西線はずっと地下なわけですが、学研都市線は思ったよりもカーブだらけですね。もともとは福知山線片町線というちと町外れのボロい線だったのがあら不思議、東西線とかいう地下の線をつなげると見事に都会的な路線に大変身。
207系ロングシートはやっぱりめちゃくちゃ柔らかくて良いです。でも、こんなロングシートのど真ん中で若いOLと思わしき人がメロンパンやらを気兼ねなくかじってたりするあたり、やっぱり大阪ですね。
四条畷あたりを過ぎるとあたりは急に田園地帯に。これなら学研都市線じゃなくて田園(ry
松井山手を過ぎるとそこからは単線、しかも4両。途中、近鉄と並走しつつ、木津に到着。
そしてここで15分ほど待って大和路快速に乗るわけですが、それまでにひとつ大きなイベントが。
そう、急行かすが。この春の廃止が決まっているアレです。
そしてしばらくして、通過のアナウンス。そして向こうから見えてきたのはキハ75。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
前後ともに撮りましたが、今回はあえて後ろのほうを載せてみる。
どうもこの駅、バーやら電柱やらいろいろあって撮りにくい。
急行かすが@木津
そしてすぐに大和路快速到着。ここから加茂まではわずか1駅。あっという間に到着、すぐに乗り換え。
本当は昨日行こうかとも思ったんですが、なんと昨日は保守点検という名の定休日。JR西日本は、ローカル線では保線費用をケチるために月に一度ほど日中の列車を全部止めるんです。代行バス無し。何ですかそれ。
で、今回も例によってJR西日本の自慢の軽快気動車ことドケチレールバス、キハ120のお出ましです。今回もオールロングの0番台。ただし今回はトイレがついてません。
ここから柘植まで約50分。これはつい一ヶ月ほど前に写真をいっぱい載せたので控えめにしておきますが。
加茂を出てすぐに結構な雪が降ってきました。
…それにしてもこの車両、眠くなる電波でも出してるんでしょうか、乗るたびに眠くなります。まぁいくらドケチ気動車といえど気動車気動車。エンジン音とか走り方もなかなか心地よいわけです。
そしてなんか気がついたら柘植に到着。もしかしたら寝てたのか?
…それにしてもなんでここに来ると曇るんでしょうかね。さっきまではいい天気だったというのに。
柘植駅
そしてここでとりあえず反対側のホームからキハ120系を撮る。
キハ120系@柘植
そして予想外に早く入線してきたのが、次に乗る草津線の電車。113系、今回はなんと湘南色、つまりカボチャです。
113系湘南色@柘植
昔岡山に住んでいた頃は嫌いだったんですが、これも空いていれば足を伸ばせるし、なかなか旅情があっていいもんです。
113系ボックスシート
ここからの草津線は主に平野を走るので、特にこれといって面白い景色のある場所はないので、特にこれといった写真も撮らないまま40分が経過。結局最後までワンボックス占領状態で、草津に到着。
ここからはまたしばし新快速に乗ってスピードを楽しみ、30分ほど経って米原に到着。今回は敢えてここで1時間ほど時間をとったので、降ります。
とりあえず、止まっていた683系特急しらさぎ金沢行きをパシャっと。
特急しらさぎ@米原
ところで米原といえば、ちょっと変わった列車案内のある駅。…なんですが、今度新しくLED式の案内板が設置され、これの役目はもう少しで終わりを迎えそうです。
旧列車案内@米原
で、ふと横を見るとなんか赤いのが止まってます。これはよいDD51
個人的にこの色のコイツ好きです。…でもなんでこんなところにいるの?キミは。
DD51-1183@米原
そしてちょっと遅めの昼食、ホームの立ち食いそば屋でうどんを食す。
天ぷらうどん@米原駅
ここでひとつトリビア。基本的に蕎麦やうどんは、関東は濃口のダシ、関西は薄口のダシを使うのが一般的だというのは有名な話なんですが、それはどこで分かれているのでしょうか。
ここ、米原駅のうどんは、誰がどう見ても関西風の薄口。
しかし、ここよりも東、関ヶ原以東になると関東風の濃口が基本となるんです。(ちなみに、名古屋近辺ではそこにさらに甘みもプラスされた独特のダシがあります)
カップ麺のダシも関東と関西で味が違うというのもこれまた有名な話なんですが、これの出荷の境界はやっぱり関ヶ原。うどんの味の分かれ目も関ヶ原なんですね。
その後、大垣行きの普通を撮影。313系米原は西日本と東海の会社の境界なので、両方の車両を見ることができるんですよね。ちょっとお得♪
313系@米原
そして、それが発車する前に業務連絡。どうも、反対側のホームに到着する当駅どまりの電車の接続待ちをしろとのこと。早い話が、何か来るわけです。
…しばらく待っていると、来ました来ました。かの有名な食パン電車。
昼夜兼用の583系を改造して作られた交直両用型、419系
419系@米原
一見普通っぽく見えますが、
反対側の顔はというと…
419系食パン@米原
これ。ぐぇ。
これが食パンと呼ばれる所以。
ですが、もともと特急に使われていたものなので、乗り心地の面に関して言うとめちゃくちゃ良いはず。腐っても583系ボックスシートの間隔も広くてよろしいです。
そうしていると、そういえばまだ米原の『よもぎそば』を食していないことに気がつき、奮発して買ってみる。とはいっても350円。なかなかお得なもんです。
『旅の醍醐味はグルメ』といつも主張している自分としては、ここで食べないわけにはいかないし、時間はまだまだたっぷりあったので。さっきの天ぷらうどんだけだと少し足りないかな〜と思っていたので丁度いいですね。
…で、出てきたのを見ると、よもぎそばって…茶そばのようにそばの麺によもぎが練り込んであるんですね。まるで漢方薬(笑)
きつねがのっていて油分もあり、かまぼこも2つ、そしてなんといっても山菜付き。健康にはなかなか良さげです。味は、ホームが違うからなのかそれとも蕎麦だからなのか、どちらかというと鰹だしが効いている感じでした。
よもぎそば@米原駅
ところで、またしばらくしていると今度は北陸方面からの特急しらさぎが到着。
先頭車が貫通型だったので撮ってみる。
特急しらさぎ貫通型@米原
その後、今度は大垣行きで211系が到着。わずか30分ちょっとの時間で、313系も211系も両方撮れちゃいました。ラッキー♪
211系@米原
そしてそろそろ出発の時間。新快速(とはいってもここからは各駅停車)にたった9分だけ乗って、あっという間に長浜到着。
長浜駅は新しくするとかいって今工事中。かなり近代化した駅になるようです。
暇だったので、座っていたベンチからの一枚。こういうところでたそがれているのもたまにはいいですよ。
なんかこう、しみじみと風情があって。左に謎の看板がいくつか立ててあるところがまた。
長浜駅風景
そうしていると、通過列車があるとのこと。せっかくなので撮ろうとしていたら、見えてきたのはさっきのDD51。やぁ、おかえり。…って、キミいったい何を引き連れて帰ってきたのさw
SL北びわこ号回送(DD51)@長浜
客車なんて、今時珍しいね。いったい何の団体列車かいな。…と思っていたら、一番後ろには予想外の大物が控えておりました。
…SLキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!なんつーかもう、運がいいとしか言いようがありません。
SL北びわこ号長浜(C56)@長浜
どうもあれは、朝にイベント列車で走っていたSL北びわこ号の回送みたいです。DD51蒸気機関車が牽引されてくるとは、想定外の事態でした。もうおなかいっぱい。そりゃまぁ、うどんも蕎麦も食べたので当然…?
で、ようやくやってきた近江今津行きは475系。もう直流型では残っていない急行型電車です。結構貴重。
475系@長浜
それに乗って進みます。急行型ということで、座席は普通のボックスシートですが、デッキがあって車内との仕切りがあるので冬でも寒くない、しかも走行中もなかなか静かだし、もともと急行に使われていただけあって台車も良く、乗り心地はなかなかのもの。別に直流化しなくてもこっちのほうが良いじゃん。(ぇ
あっという間にデッドセクション突破。なんてことはないんですねこれって。
そして次の駅。阪神ファンとしてはこの駅は落とせません。
虎姫
実は、阪神人気にあやかって、ここでは一時期記念入場券が発売されていたとかなんとか。
そして電車はさらに進みます。綺麗に雪山が見えたのでパシャリ。
雪山
ついでに車内もパシャリ。やっぱり旅情な感じでよろしいです。どっかの焼酎のたそがれたCMに出てきそうな光景ですね。
475系車内
…そして、近くにもだんだん雪が見えてきました。…てか、もう積もってるし。えぇぇぇ!?
木ノ本駅に到着。さっき偶然捕獲したSL北びわこ号は、米原からここまで1時間ほどかけて走ります。
余呉駅とかになると、もう雪、雪、雪。あたりは雪ばかり。ホームなんて見えません。
余呉駅
…にしても、関西の近郊区間にこんなところがあるとはねぇ。ビックリ。
で、近江塩津に到着。ここが関西近郊区間の最北端、最早近郊でもなんでもありません。豪雪地帯です。しかも、ここから湖西線に行く普通電車は一日に10本もありません。アリエナス。
しかも後付けということもあり、なんか無理矢理な感じの駅です。特急電車がこの狭い狭いホームの横を猛スピードで通過していくわけですよ。
電車はここで方向転換、湖西線に入り、近江今津を目指します。なんか大回りにピッタリですね、この電車。
475系@近江塩津
ここからは20分ほどで終点近江今津に到着。湖西線113系と並んだところを撮ってみました。
113系&475系@近江今津
普段ならここでこのカボチャに乗り、発車まで30分待ってからのんびりと帰るので相当時間がかかるわけなんですが、なんとこの時期、土日にはすんばらしいことが起こるわけです。
マキノ駅などからはスキー場へ行くことができるんですが、そのスキー客を乗せるというのが主な目的である臨時の新快速『スキー湖西レジャー号』なるものがあって、しかもこれがさっき乗ってきた電車からわずは数分の連絡。これはもう、大回り乗車に使ってくれと言わんばかりの勢いです。もちろんこれを使わない手はありません。
スキー湖西レジャー号@近江今津
で、しかもこれに乗るとあとは目的地、大阪まで乗り換えナシ。めちゃくちゃ便利です。223系は雪の湖西線をひた走り、思っていたよりも少ない乗客を乗せて網干まで走っていきました。
雪の湖西線
てなわけで大回り乗車はこれでおしまい。いや〜長かった。でも退屈はしなかった。
最後は阪急に乗って、結局はるばる370kmも電車に乗ってCDを買って帰りましたとさ。
我ながらなかなかよく頑張りました。(ぇ
 
最後に、乗った車両と距離を。
芦屋〜尼崎:新快速長浜、クモハ223-1006、11.5km
尼崎〜木津:快速木津、クモハ207-2014(新塗色)、67.3km
木津〜加茂:大和路快速加茂、クハ221-??、6.0km
加茂〜柘植:普通亀山、キハ120-12、41.0km
柘植〜草津:普通草津、クハ111-5701、36.7km
草津米原:新快速長浜、クモハ223-2050、45.5km
米原〜長浜:新快速長浜、クモハ223-3031、7.7km
長浜〜近江塩津:普通近江今津、クモハ475-53、23.7km
近江塩津近江今津:(普通近江今津)、(クモハ475-53)、20.9km
近江今津〜大阪:臨時新快速スキー湖西レジャー号、クハ222-2024、101.5km
【阪急】梅田〜(最寄り駅):19.2km
◆総所要時間:570分
◇総『乗車』時間:367分
●総行程:371km(東海道線東京〜名古屋間より少し長い)
★総運賃:560円(普通に払うと6,050円)